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記者日記

2015-02-08 | 小出郷新聞コラム

毎年2月11日に八幡宮境内を中心に行なわれる堀之内の奇祭「雪中花水祝」が今年も近くなってきた▼「雪中花水祝」は、その年に結婚した新婿の家を行列が順に回り、新婿の頭から花水(御神水)をかぶせ、夫婦和合、子宝が授かるようにと祈願する神事。鈴木牧之の北越雪譜にも紹介されている。今年は13人の新婿が頭から冷水を浴びる「水祝の儀」に臨む予定となっている。例年多くの人たちで賑わいを見せるが、会場や通りでこの日売られている「ハト飾り」もまつりに華を添えている▼「ハト飾り」の由来は、「八幡様の春の大祭(記念祭)は旧暦の一月十五日の小正月に行われていて、小正月にはどこの家でも団子飾りをつくり、それを飾って豊作祈願をする習わしがあった。団子飾り(まゆ玉飾り)は餅で団子を作り、水木(みずき)の枝に飾ったものである。水木は団子の木と呼ばれ、おめでたい木であり、八幡様を拝む商人たちは、八幡様のお使いとされる動物が鳩であることから、団子を鳩の形にして枝に飾るようになり、やがてこれが参拝者のみやげとされるようになった。そしてこれがハト飾りと呼ばれるようになったという▼色鮮やかな小さな鳩が、枝に止まっている鳩飾りは、とてもきれいで、可愛らしく筆者も毎年とはいかないが買い求めている。今年も2月11日には商店街や八幡宮の境内で、この可愛らしい鳩たちが訪れる人たちを迎えてくれる。時期的に雪や雨になることも多く、晴れれば晴れたで冷え込みが厳しくなるということで、寒さは覚悟しなければならないまつりであるが、是非出かけてみて、よかったら買い求めてみてはいかがだろう。気温が低く湿度の高いところに置いておけば、その色鮮やかで可愛らしい姿を長く楽しめる。▼雪中花水祝は、上半身裸の新婿が身を切るような冷たい神水を頭から浴びせられる勇壮なまつりであるが、そんな勇壮なまつりと、色鮮やかで可愛らしい「ハト飾り」のマッチングも面白い。


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