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記者日記

2008-09-18 | 小出郷新聞コラム

9月9日は「救急の日」。「救急の日」は、昭和57年に救急医療及び救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深め、かつ救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的とし「救急医療週間」とともに定められた。以来、毎年9月9日を「救急の日」とし、この日を含む1週間を「救急医療週間」として、全国各地で応急手当の講習会を中心とした救急に関する様々な行事が実施されている▼この「救急の日」に魚沼市消防本部では平成13年から自社発行の電話帳に救命手当のページとして心配蘇生法の手順を掲載している株式会社サイネックスに感謝状を贈った。恥ずかしながら筆者は同社発行の電話帳を時々利用しているが、そういったページがあることは今回の表彰が行なわれるまで知らなかった。そのページを見ると、《1》「反応がない人が倒れていたら」…「助けを呼ぶ」、《2》意識がない人へ」…「気道確保と呼吸の確認」、《3》「人工呼吸」《4》「胸骨圧迫」、《5》AEDが届いたら」…「ショックを与える」とその手順がカラーの写真入りでわかりやすく載せられている▼県内の9割の地域で電話帳を発行している同社でも「応急手当」が掲載されているのは魚沼地域のものだけということで、掲載されている写真はどの市町のものも、モデルは魚沼市消防署の署員である。同社と魚沼地域の消防本部の協力により掲載されているということなのだろう▼応急手当の重要性は、急病や交通事故などの救急事故が発生した時、救急隊が現場に到着するまでの間に、その場に居合わせた人が、適切な応急処置を行うことにより、傷病者の救命効果が一層向上する点にある▼電話帳はどこの家でも大体電話機の近くに置かれていることから、病気や事故で119番通報をする際に身近にあるすぐに手に取りやすいもの。「応急手当のページ」のことを覚えていて、もし家族などが急病や事故にあった際には「応急手当の教科書」として役立てられることが期待されている。


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