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命の大切さを学ぶ教室

2011-02-05 | インポート

被害者遺族が心の痛み語る
湯之谷中学校

Img_4169犯罪被害者の遺族から心の痛みや思いを直接語ってもらう「命の大切さを学ぶ教室」が1月27日、魚沼市の湯之谷中学校で開催された。
 この教室は、次代を担う中学生から、被害者が受けた心の痛みや、子どもを亡くした親の思い、生命の大切さなどへの理解を深めてもらうことにより、被害者を思いやる意識を育て、規範意識を向上させようと、新潟県警本部等が昨年から県内各地で開催しているもの。
 この日の講師は、未成年の長男を傷害致死事件で亡くした母親Aさん。全校生徒を前にAさんは、思い出すのも辛い事件の詳細を話し「息子の死により癒しきれない悲しみがあることをしりました。やり場の無い怒り、悲しみで頭がおかしくなりそうだった。私は加害者を絶対に許すことができない。殴り殺してやりたいという気持ちは今でも消えません。加害者たちには一生自分の罪の重さを見つめ続けてほしい」と悲しさ、辛さ、怒りを涙ながらに語ると、会場では涙を拭う生徒の姿も見られた。
 また、生徒たちに「家族、友だちを大切にしていますか。自分を大切にしていますか。自分なんかどうなってもかまわないと思う時はないですか。皆さんの命は世界でひとつ。代わりの無い大切な命。いなくなったら悲しむ人がたくさんいることを知ってください」と語りかけ、「このような苦しみは私たちだけで十分。二度と同じような事件が起きないよう訴えていくことが、今私たちができることだと思っています」と講演を結んだ。


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