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夭折の画家「佐藤英雄作品展」

2016-07-17 | 16’魚沼地域のイベント

神湯とふれあいの里で開催中


精力的に創作活動を行い27歳の若さで急逝した魚沼市横瀬の故・佐藤英雄さんの絵画展が8月21日まで同市清本の「神湯とふれあいの里」で開催されている。
 佐藤さんは1968年生まれ。小出高校では美術部に在籍、油彩作品「ポプラ・秋」が第1回国民文化祭美術展(文化庁ら主催)洋画部門で特選に選ばれた。
 高校卒業後は、市内の印刷会社に勤める傍ら、洋画研究グループ「白象会」に所属して精力的に創作活動を行ったが95年、27歳の若さで突然帰らぬ人となった。
 母親のトシコさんは、没後間もなく佐藤さんの高校時代の恩師で画家の早津剛さんや美術部OBらの協力により画集を制作、97年には作品展が開かれたが、その後、作品は自宅にしまわれたままとなっていた。
 今回の作品展は「作品にもう一度光を当てよう」と早津さんや美術部OBが実行委員会をつくって開いたもので、会場には約20点が展示されている。
 初日の10日には早津さんによる作品解説会が開かれ、「今回、20年ぶりに作品展を開いたのは作品が素晴らしいから。佐藤さんは10年間に約150点の作品を残しており、その作品が力強いのは外へ出て見て描いているから。作品の中のピンク色はキャンバスにピンクを下塗りして描かれたもの。20年前とは思えないほど作品が生き生きしている」と訪れた人たちに説明していた。作品解説会は17日14時からも開かれる。
 神湯とふれあいの里の開館時間は10時から21時。入場無料。
 また、作品展は9月4日から魚沼市小出郷文化会館でも開催される。

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