特殊詐欺の被害防ぐ
小出警察署(腰越正明署長)は7月18日、特殊詐欺被害を未然に防止した大光銀行小出支店の営業係、清塚健輔さん(28・魚沼市一日市)に感謝状を贈った。
清塚さんは6月27日、定期積み立ての集金で訪れた魚沼市内の80歳代女性宅で、女性から不審電話がかかってきたとの相談を受け、その内容から警察官をかたるオレオレ詐欺ではないかと疑い、説得にあたるとともに警察に通報するなど機転を利かせた対応で特殊詐欺を未然に防止したもの。
腰越署長から感謝状を受けた清塚さんは「県警を名乗る電話で、預金の情報が漏れていて捜査中であり、全国銀行協会から電話が行くので通帳の中身を教えてくれということだったので不審に思った。すぐに全国銀行協会に確認し、警察に連絡しました」と当時の状況を話し、「行員は普段から特殊詐欺などには注意しているが、客様から話していただいたことがよかった。不審な電話があったら一人で抱えず、身近な人に相談することが大事だと思います」と話していた。
小出署管内では今年6月末まで架空請求詐欺1件、ギャンブル必勝情報詐欺1件の計2件の特殊詐欺被害があり、被害額の合計は434万円となっている。