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基幹病院の基本計画示す

2011-02-05 | インポート

第5回魚沼地域医療整備協議会

Photo魚沼地域の医療整備の基本的な考え方や方向性について、総合的に協議、調整を行なう第5回「魚沼地域医療整備協議会」が2月1日夜、南魚沼市役所大和庁舎で開かれ魚沼基幹病院(仮称)の基本計画(素案)が示された。
 それによると魚沼基幹病院は、ゆきぐに大和病院の敷地内に建設され、新ゆきぐに大和病院と渡り廊下で結ばれる計画。
 基幹病院は病院棟とセンター棟からなり、病院棟の1階2階部分には外来が配置され、1階は整形外科など救急部門と密接に関係する診療科を設置、2階は中央検査部門との連携が必要な内科を中心とした診療科を配置することにしている。透析は3階、災害拠点病院として必要なヘリポートも屋上に設けられる。
 センター棟は、従来の県立病院にはない特色として研修部門、研究部門を配置する。
 建物は鉄筋コンクリート造、地上9階。延床面積は約33000平方メートル。病床数は454床。8階は精神病棟(50床)で、それ以外の病床の割り振りは基幹病院を運営する財団が設立された後、その財団が対応する。外来駐車場は病院の全面と裏側に合計680台分を確保するほか、今後必要に応じて周辺に駐車スペースを確保することも検討している。
 これについて協議会の委員からは「基幹病院ができるまでの小出病院、六日町病院との関わりは大事。小出病院ではリスクを負いながらも寄付講座を行っているが、病院のスタッフも減ってきており、潰れてしまわないかと心配している。基幹病院が出来るまでの5年間は大事であり、具体的にどんなことをやって基幹病院につなげていくのか」、「大事なのはソフト部分。特に地域連携など、今後ソフトを検討する中で、今まで行ってきた議論の内容を色々取り込んでほしい」、「医師ともに看護師も不足している。県立病院の看護師も運営母体が変ることで、この地から離れていく希望を出す可能性が高く、この地域は確保が難しい。色々な角度から検討してほしい」などの質問や意見が出されていた。
 県では今後、基本計画策定委員会での検討・協議、パブリックコメントを経て、3月末までに基本計画を成案化することにしている。


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