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山之内喜七さんが6万句の頂点に

2018-04-08 | 18'魚沼市のニュース
NHK学園の俳句で文科大臣賞


 魚沼市並柳の山之内喜七さん(80)は、NHK学園が主催する俳句、短歌、川柳の全国大会、地方大会の大会大賞作品の中から、その年のもっとも優れた作品に贈られる文部科学大臣賞を俳句部門で受賞した。
 文部科学大臣賞はNHK全国俳句大会と年3回開催される地方大会の大会大賞の12句の中から最も優秀な作品に贈られるもので、山之内さんは平成10年度NHK全国俳句大会で大会大賞を受賞しているが、文部科学大臣賞の受賞は初めて。29年度の投句数約6万句の頂点に輝く快挙だ。
 受賞した作品は「春耕や遠くを見ては力とす」。冬の間になまった体で、春先鍬で畑を耕すのは大変。息をなだめるため鍬に肘を置き、遠くを眺めては呼吸を整えるわずかな時間を詠んだ句。
 山之内さんが4年前から温めてきた作品。「その時の感動だけでなく時間を置いてできるだけ客観的に見てみる。自分の感情を抑え、客観的にできていることが重要なのです。そして表現内容の似通った類句が無いことを確認してから投句します」と山之内さん。
 「20年前に大会大賞を受賞した時に、お祝いの電話で留守番電話がパンク。NHKの大賞の大きさをつくづく感じさせられました。今回の文部科学大臣賞は今までの成果が形になった感じがします。自分で自信を持てた作品なので、それが認められたことは嬉しかった」と受賞を喜んでいた。

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