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記者日記

2014-06-28 | 小出郷新聞コラム

今年は、江戸末期から明治にかけて活躍した彫刻師・石川雲蝶の生誕200周年であり、このところは石川雲蝶が各種メディアにも取り上げら注目を集めている▼魚沼市の石川雲蝶生誕200周年記念事業実行委員会では今年、各種事業を行ってきているが、そのメイン・イベントとなる「生誕200周年記念シンポジウム」が6月29日、小出郷文化会館で開催される。シンポジウムは雲蝶作品の文化的価値の理解を深めるとともに、石川雲蝶を地域の宝として再確認し地域活性化やまちづくりに結び付けようと開かれるもの▼第1部の基調講演ではテレビ東京の「開運なんでも鑑定団」でおなじみの古美術品鑑定家・中島誠之助氏が「新潟の美術といい仕事」と題して講演、第2部では「石川雲蝶を柱とした地域活性化への取り組み」をテーマとしパネルディスカッションが行われる。パネリストは高橋郁丸氏(新潟県民俗学会理事)、酒井謙介氏(石川雲蝶子孫)、大野好二氏(奥只見郷ネイチャーガイド)、佐藤勉氏(小出商工会青年部)の4人が予定され、フリーアナウンサーの伊勢みずほ氏がコーディネーターを務める▼また、会場では地域に残る石川雲蝶の作品が展示されるほか、魚沼市の特産品の紹介や福祉作業所の製品販売コーナーも設けられる。シンポジウムは12時40分開会で入場無料。ただし入場には整理券が必要で、整理券はすでに配布が終了している▼石川雲蝶は文化11年(1814)に江戸の雑司ヶ谷で生まれ。30代前半に越後へやってきて栃尾の秋葉山御堂や、三条の本成寺の建築に携わった後、魚沼市大浦の西福寺開山堂、同市根小屋の永林寺で彫刻などの腕を振るった。その後も各地に作品を残しながらも明治16年(1883)に享年70歳で亡くなっている▼29日に開催されるシンポジウムを機に市内外の多くの人たちから石川雲蝶についてさらに深くしってもらい、雲蝶が残した作品が地域の活性化の一翼を担うことを期待している。


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