２月３日から県立近代美術館
長岡市千秋の新潟県立近代美術館では、この11年の活動の軌跡を収集と展示の側面から振り返る「コレクション・ストーリーズ－11年の物語－」を２月３日から４月５日まで開催する。
同館では２００３年度に開館から10年間のコレクションと活動を振り返る企画展を開催。今回の展覧会は、その後の11年間に収集された主な作品を、同館の名品とともに、それぞれのストーリーで紹介する。
この期間は作品購入が難しい状況にあったが個人を中心とした寄贈によりコレクションは約６０００点にまで成長した。なかでも04年に閉館した相澤美術館の１０００点を超えるコレクションの寄贈は特筆すべき出来事。コレクションの形成には、これまで開催してきた多数の展覧会が様々なかたちで影響していることから同展では関連する展覧会も併せて紹介することで11年の活動の軌跡を振り返る。
展覧会は「万代島美術館の開館」「尾竹三兄弟」「三代宮田藍堂のアクセサリー」「相澤美術館と相澤コレクション」「ヴォラールのナビ派版画集」「亀倉雄策と亀倉雄策賞」「新潟県の人間国宝」「大理石彫刻－北村四海と武石弘三郎」「堺時雄と写真の黎明期」「洲崎義郎をめぐる洋画家たち」の10のストーリーで、日本画、洋画、彫刻、工芸、写真、グラフィックデザイン約１４０点を展示する。
開館時間は９時から17時（観覧券の販売は16時30分まで）。月曜休館。観覧料は一般６００円、大高生４００円、中学生以下無料。