過去最高の1万1千首の応募
第18回「宮柊二記念館全国短歌大会」(主催=魚沼市・魚沼市教育委員会)が11月18日、魚沼市の堀之内公民館大ホールで開催された。
今回の大会は、一般の部には364人から860首、小学生の部に1253人から2373首、中学生の部に1813人から3299首、高校生の部に2345人から4468首の合計11000首の応募があり、過去最高だった前回を上回った。
選者の歌人、今野寿美氏、武田弘之氏の選により一般の部の最優秀賞には大阪府大阪市の河野敏夫さんの「一瞬に交尾終へたる二羽のハト神事の如しあと別れゆく」、小学生の部では伊米ヶ崎小学校の五十嵐友香さんの「秋の空真っ赤な夕日しずむまで遠くを見つめるわたしの時間」が選ばれたほか、各入賞作品が決まった。
大会では主催者の大平悦子市長が「今後、この短歌大会にさらに多くの人たちから応募していただき、親しまれるものになることを願っています」とあいさつ。続いて選者の両氏による講評があり、最優秀賞をはじめ入選句を紹介し感想を述べた。
アトラクションでは島河屋台連の演奏や踊りが披露され、大会の最後には入賞者の表彰が行われた。このほかの上位入賞者は次のとおり(県内のみ)。
【一般】
▼選者賞=滝沢三枝子(三条市)、渡辺正一郎(新潟市)新潟日報社賞=窪沢則子(長岡市)▼宮柊二記念館長賞=佐藤千仙(魚沼市)
【小学生】
▼選者賞=たかのきょうい(井口小)、阿達美月(同)▼魚沼市長賞=佐藤彩(新潟大学付属長岡小)▼新潟日報社賞=高橋龍蔵(小千谷小)▼宮柊二記念館長賞=石原拓朗(山古志小)、和田裕樹(小千谷小)、中村壮馬(同)、永山尚(井口小)、片山悠希(小千谷小)、関矢浩一郎(新潟大学付属長岡小)、佐藤樹(同)
【中学生】
▼選者賞=佐藤洋(守門中)▼新潟日報社賞=小峯日菜(広神中)▼宮柊二記念館長賞=桜井萌依(川口中)
【高校生】
▼新潟日報社賞=中澤和志(八海高)▼宮柊二記念館長賞=山崎洸希(長岡向陵高)、小川勇太(同)、須貝亜未(中条高)
【学校賞】魚沼市立井口小学校、早稲田摂陵中学校(大阪府)、名取市立第二中学校(宮城県)、神奈川県立茅ヶ崎北陵高等学校