魚沼市タクシー協会
全国的にタクシーを狙った強盗が多発している中、魚沼市タクシー協会(小島由紀子会長)ではタクシー強盗の防犯訓練を3月13日、小出警察署で実施した。
訓練には市内5社のタクシー運転手約20人が参加。訓練ではまず、藤木今朝司署長が「昨年全国で192件のタクシー強盗が発生しており、県内でも糸魚川市と柏崎市で発生。どこで発生してもおかしくない状況。防犯マニュアルの周知徹底や仕切り板設置などの対策に取り組んで欲しい」と述べ、小島会長からも「リスクの高い仕事であり、自分の身は自分で守るよう実地を通して咄嗟の事件に対応できるようにしてください」と防犯対策の重要性が再確認された。
続いて署員から不振な客と思ったら暗号などで会社に伝えたり、屋上防犯灯の点滅、非常通報装置を作動させるなどの対策が指導された後、同署駐車場で実技訓練が行なわれた。
訓練では、署員が扮した犯人が後部座席から運転手にナイフを突きつけて金を要求。運転手は犯人を刺激しないようにしながら隙をみて車外に逃げるよう取り組まれていた。