UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

むかし戦争に敗けたころ、日本の日の丸はラッキー・ストライクだった!わっかるかなあ、わかんねえだろうなあ・

2021-06-13 01:38:16 | 日記
昨日おおきなスーパーに行きました。買い物を済ませて店の片隅で一杯100円也のコーヒーを紙コップで飲んでおりましたら、ちかくにあったタバコ売場の大きなショーケース、何十種類ものタバコが並べられているのが目に入りました。何となく眺めておりましたら、その中に、まるで日の丸のような大きな赤い丸の中に英語の名前が記されているタバコがあるのに気がつきました

そのタバコを目にしたとたん、GGIは思わず「おお~、懐かしいなあ、君、まだ生きていたのかあ・・・」とつぶやきました。タバコの名前はラッキー・ストライク、すなわちLUCKY STRIKE・・・封にはBORN IN U.S.Aと記されています

懐かしさのあまりこのタバコを衝動買い、そのあとGGIはしばらくおばさん店員二人を相手に、ラッキー・ストライク物語について延々と講釈を垂れてしまいました

「あのなあ、このタバコ、むかしなあ、日本が米軍に占領されていた頃…そう、この湖都にも米軍がいたのや、昭和30年代ごろまでは米軍がいた、そのころは「米軍」や「占領軍」とは言わんかった、「進駐軍」と言うてた。比叡山の麓、今の市役所があるあたりに大きな基地があったのや、フェンスの向こうは広大な青い芝生に将校用の住宅が点在、海洋博のとき沖縄に初めていったのやけど、そのとき目にした沖縄の米軍基地の光景とわが湖都にあった米軍基地の光景がそっくりやったのに驚いた、まるでタイプスリップしたみたいやった・・・

基地と言っても、湖都にあったのは戦闘部隊の基地ではなく司令部、西日本を占領している米軍を管轄する基地やった、それでなあ、ヤンキーらが基地やその周辺で、このラッキー・ストライクをスパスパ吸ってたんや、ヤンキーというのは街角の不良っぽい少年のことやない、当時、米兵のことを日本人はヤンキーと言っていたんや、

ラッキー・ストライクは当時の貧乏日本人からすれば、すなわち大半の日本人にとっては、世界一豊かな国、米国の象徴やった、憧れやった、このタバコ、敗戦直後は高価でビンボーな日本人には高嶺の花やった、米軍の空爆で焼野原だらけになった日本では、もう日の丸なんてお呼びじゃない、そんなモノどうでもよろしい、そのかわり米国の豊かさの象徴、大きな赤い丸がトレードマークのラッキーストライクが大人気というわけや!

つまりなあ、「むかし戦争に敗けたころ、日本の日の丸はラッキー・ストライクやった、わっかるかなあ、わかんねんだろうなあ・・・」というわけ、それぐらいラッキー・ストライクという米国製の日の丸が日本を席巻していたのや、日本人はこの新たな米国産の日の丸をもろ手を挙げて大歓迎したんや

あのなあ、オレが大学に入ったころ、敗戦から15年後の1960年ごろ、喫茶店のモーニング・サービスに「ラッキー・ストライク二本付き」というのがあってなあ、それでラッキーストライ目当てによく喫茶店に行ったもんや・・・

なに?「わっかるかなあ、わかんねえだろうなあ」って何のことや、そんなこともかわかんねえのか、そんなことも知らんのか、むかしなあ松鶴家千とせ(しょうかくや・ちとせ)というオモロイ漫談家が使っていたギャグのフレーズや、70年代半ばころの話や、このオッサン、童謡の「夕焼け小焼け」の曲をバックに、「シャバダバダディ〜!、イェーイ!、俺が昔、夕焼けだった頃、弟は小焼けで、父さんは胸やけで、母さんは霜やけだった。わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ〜」と歌って大人気やった・・・

(この歌?をお聞きになりたい方はユーチューブをご覧くださいませ

などとオバサン店員さん二人を前に大講釈、そうしましたら、オバサンたち「そういえば、このあいだラッキー・ストライクを買いに来たオジイサンもいろんな話を長々としていかはった」・・・・

谷内六郎という絵描きさんは以前「週刊新潮」の表紙の絵をながいあいだ描いていました。その中の一枚に、東京と思われる焼け野原の中を米軍のジープ一台が走って来る光景を描いた作品があるのですが、ジープの背後には、地平線の彼方に、ラッキー・ストライクが大きく描かれていました。朝日(夕日?)の代わりにラッキー・ストライクを描いたのでありませう・・・敗戦直後の人々の心象風景を描いた心に残る優れた作品です、貴重な作品であり、GGIはとても好きです。ラッキー・ストライクが与える印象は、圧倒的に豊かなアメリカの印象は、この絵のように当時の日本人にとっては鮮烈だったのです・・・

今日の写真は谷内六郎さんのラッキース・トライクの絵を撮ったものです(新潮文庫の表紙)。ぜひクリックしてご覧くださいませ

なもあみだぶ・なもあみぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラッキーストライク!

何もございませんが、緑のトンネルでもどうぞ・・・

2021-06-09 01:26:30 | 日記
昨日も一昨日も暑い一日でした。まだ梅雨なのにこの暑さ・・・でも、この暑さは大歓迎とばかりに、わが庵のサザン・ガーデン、雑草諸氏がこれからはオレたちの出番と張り切っております。雑書諸氏の張り切りぶりを眺めておりますと、暑さがいや増してしまいます・・・

確かにわがガーデン雑草だらけではあります。すなわち、まぎれもなく雑草の楽園であります。が、暑さを忘れさせる光景が何もないわけではありませぬ。

今日の写真はこの暑さを忘れさせる素晴らしき光景を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

写真でお分かりのように「緑のトンネル」がわがガーデンにはあるのです。わがガーデンの夏の名物であります。地球温暖化対策の見本のようなトンネルです。トンネルの向こうは雪国ではないのですが、なかなかいい眺めだなあと、GGIは独りご満悦であります

なんだ、ただの手入れの悪い茂みじゃないか、どこがいい眺めなんだよ~、むさくるしいだけじゃないか、なにが地球温暖化対策なんだよ~などと無風流なことをおっしゃる方は縁なき衆生、言いわけ無用、さっさと地獄へ堕ちなさい!

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあいだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

街角物件:日本語自由自在・・・

2021-06-06 23:32:46 | 日記
今日は不思議日本語講座でございます

お手数ですが、まず今日の写真をご覧になってください。昨日、街角で目撃した物件を撮ったものです。あるお店の看板の一部です

さて、この看板、なんと読むのでせうか?

右側から縦向きに読みますと、んんしぶ・・・何のことや!
左側から縦向きに読みますと、しぶんん・・・何のことや!
右側から横向きに読みますと、んしんぶ・・・何のことや!
左側から横向きによみますと、しんぶん・・・・
やっとわかった、新聞屋さんの看板だ!

日本人ならば、一瞬何のことやと思っても、すぐに何となく「しんぶん」と書いてあることに気がつくのですが、字を習いたての小さな子どもや日本語初心者の外国のかたには、いったい何とかいてあるのか、意味がわからずしばらく迷ってしまうでありませう。

おかあさん、「んんしぶ」ってなんのこと?ウンチさんがなんかしたんかあ?・・・
何アホなこと言うてんの、よそ見なんかせんと、さっさと歩きなさい!

そういえば「ザめしや」と言う名の和風カフェテリアと称する食べ物屋さんの看板は

めザ
しや

と書かれております。GGIは初めてこの看板を目にしたとき、一瞬どう読むのであろうと大いに頭を悩ましたのでありました、ザやめし?、めザしや?・・・この場合は右上のザからスタートして時計回りの反対、左回りでよみなさいというこ、まことに日本語は自由自在であります、アルファベッドの文字の場合、日本語のように自由奔放にはいかないでありませう・・・

今日もどうでもいい話を書いているうちに夜が更けてしまいました。あしたはもう少し有意義に時を過ごしたいとは思うのですが、さっぱり自信がありませぬ・・・でも「あしたと言う字は明るい日と書くのね」ということでありますから、すこしは努力したいとおもいます

おかあさん、あしたが明るい日なら、きのうは暗い日なの?
何アホなこと言うてんの、きのうのことなんかどうでもよろし!

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

京阪電鉄京津線さま、「まだまだ勝手に関西遺産」に選ばれ、おめでとうございます!

2021-06-04 01:02:24 | 日記
昨日(6月3日)夕刊(朝日)を開きましたらとっても久しぶりにグッドニュースが目に飛び込んできました。紙面の3分の2ほどを占めているビッグニュースであります

《おおきに!関西 / 「まだまだ勝手に関西遺産」》という週に1回掲載される特集記事で京阪電鉄の京津線のことがとり上げられていたのです。この特集記事は関西圏のちょっと変わった風物とか行事とかトマソン的物件などを記者さんが勝手に「関西遺産」に指定して紹介することを内容としたものです。なかなかユーモアにあふれており、「へぇ~」と思わず感嘆したりあきれれてしまったり、「アホかいな」と思ってしまうような物件が多いのでGGIは結構愛読しております

かようなしだいで今日の写真は昨日の関西遺産の記事を撮ったものです。どうかクリックしてご覧くださいませ

この記事のタイトルは《京阪京津線800系 登れて潜れて 街も似合う長身》

京津線というのは京都と湖都である大津を結ぶ京阪電鉄さんの路線です。湖都市内を走っている石坂線(石山寺と比叡の麓の坂本を結ぶ路線)のまんなかあたりにある浜大津駅と京都の三条を結ぶ路線です。ただし、今は京都の地下鉄東西線に乗りいれているため、京都側の終点、つまり地下鉄の終点は太秦ということになっています。

地下鉄の駅といっしょになっている京都の三条から京阪電鉄さんの電車に乗りますと、最初しばらくは京都市街地の地下を進行、ついで山科の近く御陵(みささぎ)あたりで地下鉄とお別れして地上にでたかと思うと、やがて狭い谷間をぬうように走る登山電車と化し、坂道を登ってトンネルへ、次いでトンネルを出ると雪国ならぬ湖国に至りくだり坂、坂を下りきったところで、突如湖都市内の大通りに姿を現して世界最長の路面電車に変身(4両連結、この新聞記事によりますと全長66メートル!)、大通りの真ん中を堂々の行進するとやがて終点の浜大津、プラットホームに降り立ち橋上駅になっている階段を登りますと広々とした円形の広場、目の前にはさざなみの志賀の都のシンボル、マザー・レイクなる碧い琵琶湖が目の前に広がります

この電車、通勤時間帯以外は人影まばらと申しますか適度の乗客、窓が大きく車内は金魚鉢のように明るく眺めは抜群、乗っておりますと変化に富んだ風景が次々に目に飛び込んできてまことに快適です

とりわけこの電車、湖都の市内の大通りを路面電車に変身して走る姿はなかなかの圧巻、世界一長い路面電車として、ギネスブックには載らなくても、いつの日か、せめてこの「まだまだ勝手に関西遺産」に選ばれることをGGIは密かに強く願っていたのです。そして、ついに昨日念願がかなったのです!。朝日の記者さん、鈴木智之クン、ありがとう、君のセンスはなかなかのものです、とべた誉めしておきます

ついでながら、朝日の記者さんも知らない極秘情報を紹介しておきます。京津線さんも石坂線さんも朝晩のラッシュアワー以外は駅員さんがいない駅が結構あり、このため意図的かどうかはともかく結果としてただ乗りしてしまうことが可能なのです。GGIもときおり心ならずも結果的にただ乗りしてしまっていることがあります。たとえばですね、自動改札などといイジワルな機械がない駅で駆け込み乗車して、GGIがいつも乗り降りしている駅で下車してお金を払おうとしても困ったことに駅員さんがいない・・・そこでまことに残念だけどしかたがないよなあと、結果的にただ乗りしてしまったりするのです。極秘情報をばらしたりして、京阪電鉄さんゴメンナサイ。

良い子のみなさん、ただ乗りは事情はともあれイケナイことです。よくない大人の真似はしないようにいたしませう、あの日本一アホで楽しい遊園地「ひらパー」さんに行くときもしっかりキップを買いませうね・・・

この世界一長い路面電車にことについてはこれまで何度もこの日記に書いておりますので、おひまな方はご覧になってくださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!