黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

すぴりちゅある……

2007年02月15日 21時13分39秒 | Weblog
2月15日分。

 ふっと、意味もなく某番組を眺めていて、番組プロデューサーをスピリチュアルで分析していただきましょうな展開になっていたり。んで、その分析というのかお言葉というのかをぼんやりと聞いていて、ふと思うのは、この手のものというのは観察力と話術なんだよなということ。しかも、ぶっちゃけ観察力という面ではそんなに優れた観察力が必要なわけでは無いと思う。つまり、ほとんど話術と面の皮があればそれなりにそれらしくできるんだなーということ。
 割と単純な例を出してみれば、太っている人に対して、あなたの背後には餓鬼がついていますよ、食べても食べても止まらないでしょう、でもそんなことでは次第しだいに身体を壊していってしまって、じきにあなたもその餓鬼と同じように食べたくても食べられない餓鬼道に落ちていくことになるんですよ……と。こう言ったとしたら、当たらずしも遠からずでまず間違いなく当たることになる。そりゃそうだ、肥満というのは色々と弊害を招きやすいものであるし、糖尿であったり結石であったり血管障害であったりそのほか諸々に引っかかりやすくなる。それでなくとも、歳を食えば身体のあちこちに何かしら出てくるのだから、そこら辺を指摘すればどれかは当たるわけだ。
 有名人に対してこの手のことを行うならば、番組側が事前にゲストの情報を伝えなかったとしても、ゲストが誰かということさえ分かっていれば、今はネットで情報収集くらい簡単にできる。有名人の過去くらいいくらでも転がっているだろう。これに加えて、人間誰しもあるような経験を絡めて、後は話術で誘導してやれば、ゲストの方から自分で色々喋ってくれるし、そこから引っ張れば良いだけ。そして最後にちょっとじんときそうな言葉を付け加えてやれば完璧。すぴりちゅあるなんちゃらの一丁上がりというやつだ。
 人間というのは割と単純なもの……というのか、むしろ複雑なものと言うべきなのか、プラシーボ効果という有名なやつがある。これはまあ、一応説明をしておくならば、本当は効果の無いものを薬であると言って患者に飲ませると、これは効果のある薬なんだという思いこみから治ってしまうというようなこと。実際にはもうちょっと違うんだろうけれども、大体こんな意味の筈。つまりまあ、中身が伴っていなかったとしても、本人の気分次第で効果がさもあったように見えてしまうし、思えてしまう。雰囲気に飲まれる、という言い方をしても良いのかも知れない。そんなもんよね、映画にしても、テレビで見るよりは映画館で見た方が、同じものであってもよく見えるだろうし。
 ……ということで、流行物にはついつい難癖を付けたくなるあまのじゃくが今日も発動したところで、話題を日々つれづれに戻すとして。

 いきなり季節が冬に戻りつつあるような感じで、いやはや風が冷たいこと冷たいこと。気温自体はそう寒いわけではないから、とにかく風が冷たい。昨日までと風向きが変わったのかねぇと思ったくらい。いやはや、寒さに対する身構えがすっかりゆるんでいたものだから、今日の夜風は結構こたえたですだよ。
 んで、日中はこの風が結構強めに吹いたところがあったようで、中央線が遅れていて帰り道は電車がみつしりと詰まっておりましたとも。ほう……。一本遅れると軒並みごそっと後続が遅れてしまうのは、日本の過密ダイヤならではか。朝に新宿駅から山手線に乗るわけですが、この運転感覚を見ていると一瞬、そら恐ろしい気分になってくるわけで。何せ、一本駅のホームから出て行ったというか出て行っている途中に、もう次の電車が到着するというアナウンスが流れるくらい。この間隔で動かしていたら、そりゃー一本遅れたらずれるわなぁと。
 で、その混み合ってる車内で、寝不足の頭をシェイクされつつきもちわるーとぼやいている自分がいる訳で。駄目ですな、この身体で寝不足を抱えてしまっては。たまたま昨日は夜中の二時まで寝付けなかったもんだから、五時間程度の睡眠で無理矢理に動かしていたら、頭が重いわ身体が動かないわでもう大変。無理は効かないわねぇということを改めて実感してみる。とりあえず、体重はいつも通りの水準だし、風邪を引いているような症状も無いし、食い物とか病気の問題ではなくて今回は単純明快に寝不足。逆に、この間に夜十時にさっさと寝てしまったら、翌日は身体の調子が良かったりする罠。単純すぎる……。単純すぎるけど、それだけに慎重に調整しないとあっという間に体調不良になると。やでやで。
 まあ寝不足頭でも本は読めるわけで、今日で『栗林忠道』を読了。そういえば、PHP文庫はこれで何気に四冊目になってるなぁ。さて、明日はちょいとまた乙一を読み潰しにかかろうかしらん。今月は二日か三日かいつもの月よりも少ないし、短期で読み切れる乙一の薄い文庫本は数稼ぎになるし。ちょうどいいっちゃちょうどいい。んではまあ、後でレビューをアップしておくことにして、今日の分はこれにて終了。

読み:文庫『栗林忠道』
買い:なし
途中:なし
月次読破:文庫4冊、コミックス3冊
月次購入:10冊
通年度購入:213冊(文庫112冊、コミックス101冊)
通年度読破:209冊(文庫106冊、コミックス103冊)

それでは。

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2 コメント

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俺的すぴりちゅある (かおる)
2007-02-16 11:37:32
 このまま行くと、兄者は更に暗黒面を駆け抜けることになるでしょう
 俺をあがめるといいですよ


 あ、晒し上げは勘弁してください
 

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カウンターすぴりちゅある (黎明)
2007-02-18 19:52:36
ずばり言うわよ……。
しかし地獄いく♪

フォースを信じるのだ……暗黒面のフォースを。
ということで、やっぱり地獄行く。
ただいま道連れを絶賛募集中。拒否権無しです。
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