黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

極上のイタリア老眼鏡紳士

2008年08月03日 19時50分29秒 | 
8月3日分。

 毎度。どうにも晴れるとシャレにならん気温まで上がってきますね、干からびそうなくらいに。幽霊です。このままだと幽霊の干物が出来上がりそうですが、そんなもん食っても美味しくなさそうだな……。干物と言ったらあれですかね、スカティナ・スカティナとか。あんな干物を食いたいとは思いませんけどねー。うっかり食ったら呪われそうだ。あれ、そういやエイの干物って食べるんだっけ? あと、韓国にものすごく匂いの強いエイのなんちゃらがあったような……ホンオフォ、だっけ。くさやを上回るとかなんとか。世の中、変なものがあるなぁ。
 まあそんなのは例によってどうでも良いのですが、本日は一冊漫画をご紹介ってことで。今日買ってきて気に入ったものなのですが、オノ・ナツメの『リストランテ・パラディーゾ』というやつ。今日のタイトルに持ってきている、極上のイタリア老眼鏡紳士というのは、この漫画の売り文句になってます。うん、内容はまさしくその売り文句通りで、極上のイタリア老眼鏡紳士がおもてなしというやつ。まあ、男が読んで面白いかどうかは分かりませんけれども……。私? 私はほら、男でも女でもどっちの感覚もある程度持ってしまっている両刀遣いなので、割とこういうときには便利ですよ? とは言え、こういう年寄りになれたらいいなぁ、という感じの憧れみたいなものも感じられる一冊。
 ただ、オノ・ナツメ作品ですから、かなり絵柄は独特です。中身はともかく、この絵柄は好き嫌いが分かれるだろうなーと思うのですが。こんな感じで、中身は結構気に入っているんだけど、絵柄が独特だよなーと思う作品は結構あるわけで。私自身の手持ちの中だと、例えば『皇国の守護者』コミックス版だとか、『蟲師』もそうですし、後は一気にマイナに落としてくると『神戸在住』とか、『ビッグオー』のコミックス版とか、電撃の『ダークウィスパー』とか。『ダークウィスパー』は絵柄が独特なんじゃなくて、描き込みが多すぎて何が何やら分かりにくくなっているのと、台詞回しが何となく漫画らしくないせいかな? ついでに、皇なつきが原作付きで描いている『黒猫の三角』も独特だけど宜しい感じでは。
 描き込みの量というなら、翠川しんの『アヴェンテューラ』も相当なものですが、その代わりご本人が腱鞘炎を頻発するとかで、そりゃ中身に毎回あれだけ描き込みしていれば腱鞘炎にもなるでしょうな。別の意味で描き込み、もとい書き込みがすさまじいのが『攻殻機動隊』とか『宵闇眩燈草紙』とか。漫画がメインなんだか、枠外とか、なかがきあとがきがメインなんだか分からなくなってきます。……あら、何か列挙してるだけで長くなってますな。最近、また少し漫画に関しても手を広げている気配のある、幽霊でした。

読み:コミックス『リストランテ・パラディーゾ』
買い:コミックス『リストランテ・パラディーゾ』
途中:文庫『白鹿亭綺譚』
購入冊数 文庫0、コミックス1
読破冊数 文庫1、コミックス1