黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

火星に水

2008年08月02日 19時45分55秒 | Weblog
8月2日分。

 毎度。あんまり暑いのでぐったりうだうだしていたら、ふと気が付くと寝ているだけで一日が終わりかけていることに絶望した! 幽霊です。でも、実は絶望先生って割と、あれはあれで人生を楽しんでるような気がするのですよ。実家は有力な資産家で、意外に生徒からは結構慕われているようだし、何のかんので安定した公務員してるわけですし。うん、生活面では別に絶望の要素ないよねぇ。いや、別にそんなことは今日の話に関係ないんですが。
 本日の話の元ネタは、「こちら」ですね。火星で水を確認したというニュース。テレビを一切見ない生活になっているので、どのくらいの報道がされたのかは分かりませんけれども、あんまり大きな扱いはされなかったんじゃないかな? 何で、水が検出されましたってだけでこんだけの大騒ぎをしているのかと言えば、今のところ、人類を初めとして、現在陸上にいる生物まで含めて、地球上の生命は海、つまりは水の中から発生し、進化してきたと考えられているから。つまり、火星にかつて水があったということは、その水による「海」の中で、もしかしたら生物が存在していたかも知れない、ということですね。ちなみに、木星の第二衛星であるエウロパは、その表面が一面の氷に覆われてはいますが、その下にはこれまた海が広がっていると推測されています。このエウロパの海には、地球で言えば深海と同じような、日光の差し込まない環境が生じており、地球で言う深海魚や深海生物と近い生物がいる……かも知れない、とも。この辺の話は、NHKブックスの『生命の星エウロパ』とかを読んでみると面白いですよ?
 今回の、火星で水が検出されたというニュースはどうも続報が来る可能性があるようで、「こんな話」も出てます。ホントかどうだか、まだ分かりませんが。しかしまあ、本当に火星に生物の存在していた痕跡があるのであれば、なかなか興味深い話ではあります。今のところ、地球以外の場所で生命が発見されたことは、未だかつて無い筈。つまり、人類が知り得ている生物の形態なり特性なりといったものは、地球上に存在しているものの範囲内でしかないということ。もしこれで地球以外の場所でも生物が発見されたなら、もしかすると地球とは違う姿の生命があるかもしれない。宇宙人という話まで出すと眉唾ものになってしまいますが、ただ、それでも宇宙のどこかには、人間のような生物種がいるかも知れないということにもなります。……さっきから、知れない、知れないでIFの連続にはなってしまいますが。
 生物の進化には、それなりに色々と厄介な条件が必要になります。まず、地球に今現在いるような生命の形を作るには、暑すぎず寒すぎずの環境が必要で、酸素が必要で、海が必要で、そして気の遠くなりそうな、数十億年という単位の時間が必要になってきます。ただ、宇宙には、まだ発見されていないだけで、地球に近い環境の惑星か、多少違っても生命の発生しうる条件を備えた惑星が存在する可能性は割と高いと見積もられているようではあります。何せほら、銀河は太陽系だけではなくてたくさんあるわけで、その銀河の一つ一つにはどれだけの惑星があるか? それこそ天文学的数値というものであって、その中でひょいっと、幾つかは近い条件の惑星があるかも知れないし、そこで生命が進化しているかも知れない。ふぁんたすてぃっくでぶりりあんとではありませんか。私ゃるなてぃっくだけど。
 ……さて、適当にくっちゃべるのも飽きてきましたので、今日はこの辺でお開きです。生物関係とか、宇宙関係の学術初歩やらエッセイやらをぱらぱら眺めてきたせいで、この手の話は結構好きなのですよ。知識的に間違って覚えているところとか、正確でない箇所が大量にはあるでしょうが。だからどーした、楽しんだら勝ちだ、ってことで。あ、もしかしたらNHKスペシャルとかで、火星の特集とか組まれたのかも知れませんな。冒頭に書いたとおり、テレビ見ないから分からないけど。

読み:なし
買い:なし
途中:文庫『白鹿亭綺譚』
購入冊数 文庫0、コミックス0
読破冊数 文庫1、コミックス0