高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

伝統医学だより その2:現代社会の健康上の問題点

2021-08-09 08:30:00 | 連載
木田山薬堂診療所の木田正博です。

《現代社会の健康上の問題点》

それぞれの時代や社会には
それぞれに特徴的な病気と
その原因があります。
現代の日本社会も、
過去に主流だった多くの病気が
減ったり消えたりしましたが、
逆に以前はなかった
新しい病気が出現しています。
アトピーや花粉症もそうです。
関節リウマチなどの
各種の自己免疫病
(病原微生物を排除するための免疫反応が
逆に自分の体を攻撃して炎症が長期間続く病気)や
2型糖尿病などの各種生活習慣病も
大きく増えています。
子供の発達障害(自閉症や学習障害)も増加しています。

そういう新しい病気や
増加した病気の原因は何でしょうか?

日常の診療で患者さんの
生活習慣や生活環境を詳しく聞き
病気との関係を
伝統医学に基づいて考えるということを
長年続けてきましたが、
それらの経験をまとめて
少しずつ紹介して行くことにします。
大きく12項目に分けました。
それぞれについて
対応法や養生法を紹介して行きますので、
今後の健康維持に役立ててください。

まず項目を紹介すると、
(1)化学物質
(2)運動不足
(3)建物内に閉じこもる生活
(4)夜更かし・睡眠不足
(5)慢性疲労
(6)頭脳労働の過剰や忙しすぎる生活
(7)パソコン・テレビの見過ぎ
(8)精神的ストレス・社会的孤立
(9)甘い物・油物の過多とパン食・遅い夕食
(10)即席物など滋養分の少ない食物
(11)冷飲・多飲
(12)医原性病因

これらについて
次回(10月号)から順に説明します。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2021年8月号より転載しました。
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