あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

真夜中に不思議な音が

2008-09-08 23:15:39 | くらし

 草木も眠る丑三つ時、家族のものはとっくに寝てしまい、わたし一人がぽつぽつとパソコンをいじっていました。 
 と?
 どこかでへんな物音がする 
 


 お? 消えた? 空耳だったかなあ。


 ああっ、またあ。 

 隣の部屋には仏壇があります。 どうもそのあたりで、かさっというか、パチンというか、小さな音が時折聞こえるのです。 

 ねずみかな? ねずみだったらもっとかさかさと動き回る音だし・・・・


 うう~  聞こえなかったことにしよう。


 わたしは早々にパソコンを切り上げて自分の部屋へ引き上げました。 そして音のことを忘れて眠ることにしました。


 一夜明けて~

 夕べの物音のことはすっかり忘れてしまったわたし。 廊下に見なれないものが落ちているのに気がつきました。 何かの種のような、種にしては大きいような。 見ると畳の上にも。 大きさは5ミリから8ミリくらい。 つやつやと光っています。



 掃いて捨てたのですが、その翌日も夜中に物音が。そして廊下に小さな丸いものが。
 
 仏壇を見て、やっと気がつきました。 仏壇の上にも丸いものが落ちていたからです。
 


 全部集めるとこのくらい。 飛び散った距離は最大で4メートルくらい。


 


 発射したのは



 仏壇にそなえてあったしきび(しきみ)の枝からでした。


 
 実はこの夏畑の隅にしきびの木があるのを見つけたのですね。 今まで気づかなかったのもうかつだけど、敷地の延長にしきびを植えるか? 
 わたしの育った中予でも、今住んでいる東予でも、仏様の花といえばしきびです。 正式には「しきみ」でしょうか。 その他の花は一切供えません。 もっとも近頃は、ぼつぼつ菊の花が活けてあったりするのを見かけるようになりましたが。
 仏花ですから屋敷内には植えないのが普通なのですが、まあここは屋敷ではなく畑ということで植えたのでしょう。 買ってくる手間が省けてよかったようでもあり、せっかくだからと、実のついたしきびの枝を切って仏壇に活けておいたのです。


 はじめはこんな実だけだったんですよ。



 完全に種が飛び出した実は何かに似ていますね。



 そう、香辛料の八角に似ています。 でもしきびのみは八角とは似て非なるもので、毒があります。 それでもしきびを八角と間違えるならともかく、しいの実と間違えて集団で食べ、食中毒を起こした事件がありました。 これを何でしいの実と? 事件を知って不思議でたまりませんでした。


 近年になって知ったのですが、仏様にしきびだけを供えるほうが実は珍しいのだと。 地方によってはしきびではなく色花だったり、槙の木だったり、ぶじおくんの実家ではなんだか聞いたことのない植物をお墓に立てていましたし。
 わたしたちはしきびを仏様の花として小さい頃から見なれています。 実に毒があることも親から教えられています。 でも、しきびを供える習慣のない地方で育った若い人には違いがよくわからなかったのでしょうね。


 仏花というイメージが強いせいか、植物好きのわたしもしきびだけはあまり好きではありません。 でも、思いもかけずしきびの美しさを発見して撮った写真があります。


 今年の4月、花の盛りのしきびです。 花は緑がかった白とばかり思いこんでいたのに、うっすらとピンクがかったの珍しく、きれいで、思わずシャッターをきりました。



 ほら、月下美人のミニ版のような花です。 しきびを見直しました。



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看板娘

2008-09-08 01:06:19 | ペット

 花屋の看板娘「花子」です。 



 花子はジムソウチョウの子どもです。 小さい頃はジムソウチョウによく似た子だったのですが、大人になるにつれ、黒い毛が灰色になってしまいました。
 だれよりも速くボールをとって放しません。 小さい頃から身体能力は高かった・・・・・



 子犬たちが次々ともらわれていって最後に残ったこの子を、ばあちゃんが、「番犬に」と言ってもらってくれました。 しばらくはばあちゃんの寝室の外で暮らしていたのですが・・・・・・・・・


 おとーちゃんが溺愛して、いつも店に連れてくるもんだから



 とうとうお店の中で暮らすようになってしまいました。 


 花子はおとーちゃんのひざが大好き。 眠れないときにはしばらくだっこしてもらいます。


 大事にされて大きくなったせいか花子は人間が好き。 アイコンタクトがちゃんととれて、話しかけるとじっと見つめて聞いてくれます。 でもおくびょうたれで、こんなものが怖かったりするのです。


 白い荷造りひも。 それがひとりでにするすると動いていくのがこわくてこわくてー  お店のおねえさん、ちょっといじわるしてわざと花子のそばでひもをゆらゆらさせています。


 


 おくびょうたれはジムソウチョウに似ています。 このあいだジムソウチョウはへびの抜け殻を見つけて、くわえようとしては飛び退き、くわえようとしては飛び退き、おっかなびっくりで20回くらいこれを繰り返しました。 そのかっこうのおかしかったこと。 カメラを持っていなかったのが残念。 
 ジムソウチョウは知らない人が来ると激しく吠えますが、花子は吠えもせず、これでは夜中にドロボウが入っても、こそこそと隠れてしまうかも。 


 いつもはしっかりと目を見てお相手をしてくれるのですが、今日はカメラのフラッシュに驚いたのか、こちらを見てくれなくなりました。


 「はなちゃん、いいお顔して。 い・い・お・か・お。」



 おかーちゃんの呼びかけに答えて、にこっ。 視線の先にはおかーちゃんがいます。


 はなちゃん、看板娘は、お客さんに、いいお顔を見せるものよ。


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