仕事の道楽化

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月刊誌「致知」2022年9月号からの学び・・・現役を貫く人間国宝の陶芸家である井上萬二氏

2022年08月27日 | 修養

 93歳でいまなお現役を貫く人間国宝の陶芸家である井上萬二氏のインタビューも学びが多かった。

 言葉の1つ1つに、仕事への向き合い方や生き方について学ぶことがあった。

 

○ やっぱり仕事をしている時が一番健康的ですよ。

 

○ 率先して先輩が仕事をしやすい環境を整え、あらゆる雑務を手伝い、その中から観察して技を盗んでいきました。

 

○ 何事も自分一人で鼻開くことはありません。いろいろな人たちの遠き慮りや心配りがあって、それに応えるだけの努力をしたかどうかによって結果が表れてくるものです。

 

○ 私は本当に運がよかったと思います。運というのは誰にでもやってくるけど、その運を掴むには、やっぱり努力ですよ。

 

○ (お坊さんから「努力というのは良くない。女の股の力と書くでしょう。精進と言ってください。」と言われたことに対して、)

  「努力が本当だ」と思い至ったんです。(中略)母親のおかげで修業を続けることができたんです。結婚してからも、私は仕事一筋に徹して、子供のおむつ替え一つしたことがない。 全部、家内がやってくれた。俺は女の力のおかげで今日があるんだから、努力と言って間違いない。

 

○ 働き方改革なんてとんでもない。「これ以上働くな」「努力をしても仕方がない」って意識に陥ったら、日本は経済的にも社会的にもたちまち潰れてしまいますよ。

 

○ アイデアというのは、仕事をすればするほど、いくらでも浮かんでくるんです。やらないと浮かんできません。

 

○  これまで500名以上の陶芸家を指導してきました。その中でプロとしてやっていけている人は1割にも満たないくらいですが、器用な人ほどなかなか上達しません。

  往往にして器用な人は簡単にできてしまうがゆえに、努力しようという心に乏しいんです。

  器用さよりも、人並み以上に一所懸命努力する人が伸びていくんです。

 

○  現在の目標はニューヨークで個展を開くこと

 

○  ただ闇雲に努力するのではなくて、目標を持って努力していくことが肝要だと思います。

 

○  いつまでも現役で、心は万年少年の気概で、きょうも作陶に魂をこめていくのみです。

 

 

 どの言葉も実践してきた人ならではの重みがある。

 93歳でも「目標はニューヨークで個展を開くこと」という目標が語れるところが素晴らしい。

 井上氏は、休日や遠出をした際には、美術館に行ったり、神社仏閣を見たりして学んでいるそうである。

 仕事を続け、学び続けていることで、いつまでも若々しいのだろう。

 


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