仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

言っていることと、していることが一致しているか

2012年05月16日 | 人生観

 「元気に挨拶をしなさい。」

 「笑顔が大事です。」

 「返事をしなさいね。」

 「整理整頓をしなさい。」

 

 等々、教師や大人が子供達に言うことはたくさんある。子どもの幸せを願ってのことである。

 

 自分が子供の頃、素直に聴けるときと聴けないときがあった。

 

 その基準は明確である。

 

 「その人自身が実践しているか」

 

 である。子どもはそこをとても見ていると思う。少なくとも自分は見ていた。

 

 

 実践していない大人に言われると、かえって反抗していたような気がする。

 

 それは、40歳を超えた今でも同じである。

 

 「本を読みましょう。」

 「実践記録をたくさん書きましょう。」

 「時間を守りましょう。」

 

 どれも大切なことである。自分もそうしたい。努力し続けているところであるが、なかなか思うようにはいかない。

 

 最近は、少し世間が分かってきたので、あからさまな反抗はしない。

 

 その代わりに軽蔑する。してしまう。

(修行が足りないなあ。)

 

 

 言っていることと、していることが一致している人は、すごいなあと思う。信用できる。尊敬できる。

 

  自分が尊敬している野口芳宏先生は、いつ話をしても言行一致である。

 

 「自分のやったことしか言わない。書かない。」

 

と主張している。

 

 そして、本当に実践していることしか言わない。

 

 野口芳宏先生のように尊敬できる方々が身の周りにいらっしゃる。

 そんな自分はとても幸せ者である。

 

 追記

 

 自分はできないけれども、子どもに言わなければならないときがある。

 

 そういう時は、自分ではなく、他の人の話をする。

 例えば、読書の場合、

 

「自分は、読書がとても好きです。でも、1ヶ月に10冊読んでいるかどうかです。

 たくさん読書をしているわけではありません。

 ○○くん(さん)と話をすると、読んだ本の話になります。実に楽しそうに、読んだ本の話をします。たくさんの本を読んでいることが分かります。読書を楽しんでいることが伝わってきます。○○くん(さん)みたいに、読書をもっと楽しめるようになりたいなあと思います。」

 

こんな感じで、自分の憧れを語ることが多い。

 

  「読書は大切です。月に○冊読みましょう。」

と、自分のことは棚に上げておいて子供達だけに強制するよりは、ずっと話を聴いてくれると考えている。

 少なくとも、子供の頃の自分はそうだった。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする