☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

春休み特別学習 飛行機が飛ぶ仕組み

2016-03-18 | 学校関係
こちらの紙飛行機、先端が上に折ってありますが、これは衝突して曲がったのではなく、飛行機の仕組みについて勉強したお兄ちゃんが ひらめいたらしく、こういう折り方をしてみたそうです。そして、実際にとてもよく飛ぶ!



多分どこの学校でもやっていると思うけれど、サイエンスフェアというイベントがあって、自分でテーマを見つけ、それについて調べたり、実験したりしてまとめたものをそれぞれのブースで発表するという学校のイベントです。幼稚園生から参加できます
幼稚園の時は、大好きな蒸気機関車の仕組みについて、グランダと実験をしました。

お兄ちゃんが通う学校でもあり、本人にやりたいことを聞いてみたところ、当初の予定は、「電球」について。だったのですが、先日ライト兄弟のお話を読んだら、テーマが変更になって「飛行機が飛ぶ仕組み」が知りたいとの事。 こっこれは、またまたグランダの得意分野〜!ということで、6歳の子にできる実験案をダディが相談したところ、私達の予想を超えた大プロジェクトになっています。

グランダ自身も以前操縦していた飛行機について。ダディが、何度も念を押して「相手は高校生ではなく、6歳だから!! 話が聞ける時間も高校生みたいに長くないので、2、3時間の講義は集中力が持たない事」など、話していました(笑)

で、本日1回目の実験準備に、2時間程、おにいちゃんはグランダ達の家に出かけ、作業場で安全用のメガネをかけ、切ったり、穴を開けたりと、色々な作業をさせてもらったみたい。飛行機を作って、飛ばすみたい(でも机の上で)
そして、今日は飛行機が飛ぶ仕組みについても勉強してきました。

参考までに簡単に説明しますと
帆を張った船が、風に対して垂直に向いていると、船は進みません。なぜなら、帆に風が当たらず、船の左右には均等に空気が流れているため。

でも、先端を少し傾けると、風が帆に当たり、帆は膨らみます。
この時、前方から流れてくる空気は、膨らみに当たった分、外側に流れができます。しかも、風をきって高速で走る新幹線の形をイメージするとわかりやすいかなと思いますが、流れが速い。その流れと船との間にできる空間は、帆に風が当たっている側と比べて軽くなるため、そちらに向かって動く力が発生します。
その力を使って、舵をとり前に進んで行くそうです。

飛行機は、この帆が膨らんだ形が、上を向いた状態を想像してみると、わかりやすく、基本の原理は同じ。

風を切ってスピードに乗った飛行機は、上部の上側に沿って、空気が速く抜けていく分、その通り道と機体との間の空気は、飛行機の底の部分を流れる空気よりも軽くなる。
なので、重たい空気が軽い方へぐいーっと押し上げ、あの金属の塊である飛行機が空を飛ぶ。

というのが、簡単な仕組みだそうです。

で、その事を習ってきたお兄ちゃんが、自分が作った紙飛行機の先端を上に曲げたら、飛ばした時に上部にやや上方へ向かって流れる空気の流れができると思ったらしく、飛行機の形をイメージして、折ってみたんだって!
そしたら、確かに、折っていない物よりも、より高さを維持して、遠くまで飛ぶんです!!

「グランダが教えてくれたの?』 と聞いたら、「ううん、今日飛行機が飛ぶ仕組みの話を聞いて、こうしたらもっと飛ぶんじゃないかなと思ったの」って。。。

すっ、すげー!! 
私もポールも、この発言に顔を見合わせて、びっくりぽん。

そして、6歳の子に、この発想を思いつかせてくれた、グランダの説明も、すごく良かったんだなぁと、改めて感心したのでした。さすが、先生。

また近いうちに、2回目の実験準備+実験に行く予定です。



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