2004年7月出版です。
現代の現世界(地球)と別世界、魔術、妖精、悪魔、ドラゴン、バンパイアなどすべての架空生物が出てきそうなファンタジーです。
魔法ではなく魔術だという点には拘っているようです。
早いうちに、魔術は体力を使って働かせるんだというエネルギー保存則っぽい説明があって、だから使いすぎは体に悪い。お、理屈にあっているな~と感心したのも束の間、水晶でできたっぽい画像付き携帯電話とか、魔術がフリーエネルギーっぽい描写ばっかり出てきます。永久に働いていそうな魔術もあるようです。結局、すぐに設定忘れちゃったんですね・・・
ドラゴン(すごく大きくて当然重い)が人の姿(それなりの身長と体重らしい)で歩き回っていますから、質量保存則を無視しています。
無重力状態の部屋がでてきますが、慣性の法則も無視のようです。少し移動すると停止してしまうようです。移動するためには、ツバをはいてちょっと進むって、汚いだけじゃなくて、そんなのじゃ推進できませんが・・・
ところで、地球でないほうを、別世界(オートルモンド)と言っていますが、別世界のドラゴンがこちらを見つけたことなどを考えると、こちらの地球が、そう呼ばれるべきものでしょう。
なお、地球と別世界とは、同じ宇宙空間にあるようで、悪魔の世界も同じ宇宙空間にあるようですから、まあ、完全にファンタジーワールドですね。
さて、地球には、別世界への入り口(城を作って隠したようです)があるようですが、到着先には、他からも到着するようです。戻るときは、行き先をどうやって選ぶんでしょうか?魔術でも、別の国(悪魔の世界も)へ簡単に飛べるようですから入り口って、ほんとに必要なの?
P162:王宮内は、走ってはいけないそうなのですが、タラは、シェムの使い走りで走りまわっているようです。これって、訳の問題?
P225~:タラとファミリエが合う場面で、分かちがたく一緒にいようと、すったもんだしますが、その翌日からは、別行動しています・・・・
P301:三リットル以上の水をごくごく飲みほした・・・訳で単位間違えてませんか?
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