ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

イスラム教の宗教派戦争の終わりは見えない

2020-01-26 22:59:28 | 国際・政治
まずは、ユダヤ教を引き継いだキリスト教国が、ヨーロッパを席巻してしまったわけです。
ジーザスクライストの教えを受けた弟子が、それぞれ独自の考えで広めたのです。
ということで、少しずつ違った宗派が弟子や孫弟子の数だけ、できてしまったわけです。

この当時、まともな文字が存在しなかったのではないかと思われます。
ちゃんとした文字があれば、間違いなく、何を言ったか、何をしたかが伝わるはずなのです。
でも、ちゃんと書いたとしても、ここにフェブライ文字の伝統的な欠点がでてきます。
母音を書かないという習慣です。
フェブライ文字って子音は22文字か27文字ってことになっています。
母音を抜いてもすべての単語を子音だけで正しく区別できるって無理っぽい様に思います。
書かれた文書の解読は、パズルの世界だと思います。
(日本語の子音の清音だけでも40+あります。さらに半濁音、濁音を足して下さい。英語など
 だと、同音異義語がすごく少ないですが、無いわけではありません。母音抜きだと例えば
 BT=bat,but,bot,bit,byte などいくらでも出てくるのです。文脈で選べという世界になるのです。)

さて、キリスト教のヨーロッパの国々は、宗派の違いで数世紀に渡る戦争を続けて悟りました。
宗教論争は絶対に同意に達しない。突き詰めたら、どちらかが殲滅に至るまで終わらないと。
で、キリスト教の間の宗教戦争は関係国の同意の下に終わりました。

残ったのは、イスラム教、仏教、ヒンズー教、神教の間の戦いと、それらとキリスト教の戦いです。

仏教・神教は、戦いの宗教ではありません。が、アメリカは第2次大戦の中で神教は戦いの宗教
であると考えて戦後に弾圧しました。
  (しんきょうの変換に神教が出ないのは、なんか意図を感じます。)
ヒンズー教は、英国の植民地支配には非情に便利であると利用されて生き残されてしまった
ただただやっかいな宗教であると思います。
 イギリスの長い長い植民地の元では禁止・変更できたはずなのですよ・・・ただただため息。

イスラム教は、第二次大戦後もほっておかれた宗教です。
第二次大戦戦勝国が、西・中央アジアとアフリカを思うままに民族も宗教も関係なく線引きして
国を分けたのです。

西アジア、中央アジアは既にイスラム教の国だったのです。
そこに、キリスト教の施策を押しつけたわけですからトラブルが生じて当たり前です。
そう、宗教戦争が再燃したわけです。ここでは、キリスト教対イスラム教ですから、キリスト教の
宗派戦争のレベルを越えてしまいます。
困ったことに、イスラムの宗派の違いまでもがクローズアップされてしまいました。
キリスト教の宗派対立の戦争と同じ戦いがイスラル教でも起きてしまったのです。

すでにキリスト教が、第三者みたいに存在しているために、イスラム教の宗派の合意が
難しくなっている感じがあります。
イスラム教のコーランが、政治までをも規定してさらに、イスラム教辞める=死刑というのも
ありますから、イスラム教をやめることはできないのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝日新聞の押し紙のこと | トップ | 戦後のど田舎の小学校教育の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国際・政治」カテゴリの最新記事