Ommo's

古い曲が気になる

春が来た

2010-02-09 | 日記・エッセイ・コラム

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春だ。春が来た。きょうの東京は、最高気温、21度。気分は爽快だ。年のせいか、ことのほか春がうれしい。

若いときは、暑がりの汗かきだったのに、いまは、冷え症、寒がりだ。かんぜんに、命の活力が低下している。まあ、60年以上生きているのだから、しょうがないか。なんでも、60年も使うと劣化して、機能不全になるものだ。

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十勝・帯広選出の石川知裕議員は、きょう帯広で記者会見をして、離党も、議員辞職もしない、と言った。これは、世間が許さないだろう。いまや帯広・十勝の常識は、日本の常識ではないのだ。

いままで、国会議員が起訴されて、議員辞職しなかった人は、だれ一人、いないのだ。十勝の人間に、倫理観というものが、ないのか? なさけない。有罪・無罪の主張は別に、裁判に入る前に、みんな議員をやめているのだ。

有罪・無罪以前に、国会議員の身分で被告席に立つのは、国家・国民に申し訳ないだろう。そういう普通の感覚が、十勝にはないのか?

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わたしはインターネットの国会中継がおもしろい、と何度か書いた。きょうは、高市早苗さんの質疑だ。http://www.shugiintv.go.jp/jp/


その男ゾルバ、そして、シルタキ・ダンス

2010-02-08 | 日記・エッセイ・コラム

ポルトガルのファドを聴いていると、「その男ゾルバ」の音楽を聴きたくなった。ポルトガルとギリシャ、地中海地方の共通する雰囲気がある。中東的というか、ペルシャ的だ。地中海を回教徒が支配した歴史が、音楽のなかに残っているのだろうか。

    「その男ゾルバ」http://www.youtube.com/watch?v=2AzpHvLWFUM 

その男ゾルバ 〈特別編〉 スタジオ・クラシック・シリーズ [DVD]

「その男ゾルバ」のなかのダンスは、シルタキ sirtaki というそうだ。わたしには、映画のダンスシーンで、ベストのひとつだと思う。「雨に唄えば」に匹敵する。

    シルタキ・ダンス http://www.youtube.com/watch?v=PboHMWbI3RM&feature=related

    シルタキ タップ・ダンス http://www.youtube.com/watch?v=FSnaot4DC6g&NR=1&feature=fvwp

「その男ゾルバ」は、ギリシャの作家、ニコス・カザンザキス(1883年~1957年)の小説「アレクシス・ゾルバス」が原作だ。ニコス・カザンザキスは、なんどもノーベル賞候補になったが、受賞はしなかった。1957年に、カミュがノーベル文学賞を受賞したとき、「自分より、ニコス・カザンザキスが、100倍受賞に値する」とカミュが言った、という。

 

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小沢一郎民主党幹事長は、十勝・帯広選出の石川知裕議員が起訴されたのは、秘書時代の事件だから、国会議員を辞める必要はない、という意味のコメントをした。十勝の民主党も同様な意見のようだ。

しかし、現実、十勝・帯広の住民にとって、かれが有用な代議士なのか? 被告になって信頼を失った国会議員が、いったい地元のためにどんな活躍ができるというのか? 衆議院議員のバッジを付けていても、官僚も議員たちも、だれもこんなやつを信頼しないだろう。それが現実だ。衆議院議員と参議院議員、双発のエンジンの片側が停止したまま、片肺状態で、十勝は飛びつづけるのか? 

有罪判決がでるまでは、無罪だ、というのは、一般の人のはなしだ。石川議員は、法をつくる国会議員だ。一般国民とは違う。そして、選挙区の住民の付託をうけて、国政に参加する、地域の代表者だ。その活動は、地域の経済に大きな影響力をもっている。それが現実だ。その人物が、まったく発言力がなく、軽蔑され、信頼されていないのなら、十勝・帯広のためにならないだろう。

国会でも、民主党でもなく、選んだ十勝・帯広の有権者が、石川議員に引導を渡すべきなのだ。「やめてください!」と。使えない代議士は、いらないだろう。


2010-02-07 | 日記・エッセイ・コラム

「ボーンズ Bones」というドラマがある。被害者の骨で、犯罪の本質に迫る、というドラマで、主役は、女性だ。

わたしは、18才のとき、北海道の入江貝塚の発掘現場で、『ボーンズ』に会ったことがある。早稲田大学、形質人類学の金子先生だ。どんな小さい骨のかけらでも、その骨の動物を推定して、その動物の生涯を推察する。それは、みごとだ。「これは、ヒグマの上腕骨の一部だね。おそらく5才、きっと、オスだ。この傷は、オノ(石斧)の痕みたいだから、こいつを仕留めたハンターに骨髄を食われたのだろうね」。プロは、すごい。

BONES ―骨は語る― vol.1 [DVD]

入江貝塚は、噴火湾に面した虻田町にある。鯨の骨がたくさん発掘される。ハナレモリ(銛)も出土するから、小舟を噴火湾の海にだして、鯨を追って仕留めたのだろう。想像するだけでワクワクする光景だ。

ハナレモリは、モリの尖頭部が、刺した獲物の体内に残る構造で、そこに皮ひも(あるいは綱、ロープ)が付いている。とても小さいもので、動物の骨か、鹿のツノで出来ている。でも、これが刺さると、皮ひもを入れてる穴が中心点で、引けば引くほどフックがかかるから、絶対にぬけない。巨大なモリも打つ必要はない。あとは、鯨が、妥協して、ギブアップを宣言するのを待つ。きっと。

Harpoon

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今夜は、なぜかファド

2010-02-06 | 日記・エッセイ・コラム

きのうは、ハウリン・ウルフのことを書いた。今夜は、なぜか、ファドが聴きたい。

ファド fod  (fado) は、ポルトガルの民謡といわれるが、日本語でいう民謡とは、すこし違う。1800年代の後半に、いまの形が成立したらしい。ブルースやシャンソンやボサノバやタンゴと、成り立ちが、よく似ている。伝統音楽を基調にしているのだが、創造的で天才的な若者たちが登場して、新しい音楽を作り出す。その若者たちの名前も、ほぼ特定できる。作者不明ではないのだ。

どうも、ファドもそういうことらしい。だが、いまのわたしは、ファドに関して、ほとんど、無知だ。1950年代に世界的に流行った、アマリア・ロドリゲスの「Barco Negro 暗い艀」くらいしか知らない。ファドの歴史に関しては、もうすこし資料を読みこんでから書くことにする(まず、ポルトガル語の勉強が、先か……)。

ファドは、過去の音楽ではない。いま、若い、すばらしいファド歌手がいる。

  マリーザ(Mariza)   Chuva http://www.youtube.com/watch?v=OzrUs08-SWs&feature=related

Fado Em Mim

マリーザ Mariza は、1973年、モザンビーク生まれ。父親は、ポルトガル人、母親は、アフリカ人。

    マリーザ Oh gente da minha terra  http://www.youtube.com/watch?v=XQrq7nLPHEw&feature=related

Terra

   マリーザ Barco Negro (暗い艀) http://www.youtube.com/watch?v=5ElLSBx9Jo8&feature=fvw 

   アマリア・ロドリゲス Barco Negro (暗い艀) http://www.youtube.com/watch?v=h10E-isDTF0

        マリーザ  Meu Fado Meu http://www.youtube.com/watch?v=0cKv6EHNOTk&feature=related 


やはり、小氷河期にむかっているのか?

2010-02-05 | 日記・エッセイ・コラム

北海道・帯広は、連日マイナス20度以下という。やはり、温暖化はデマで、小氷河期にむかっているのだろうか?

    去年11月のニュース。『地球温暖化データは捏造だった』http://eco.nikkei.co.jp/column/kanwaqdai/article.aspx?id=MMECzh000025112009

ここも寒い。きょうは、快晴で日が照っているのだが、寒い。部屋のなかで、ニットの帽子をかぶり、マフラーを首に巻いて、石油ストーブをつけている。

寒い、寒いといっても、帯広とは比較にならない。近所には、こんな南国のような庭がある。東京メトロ・南行徳駅前の内科クリニックの玄関なのだ。

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何度か書いたが、国会中継を見損なった人は、インターネットの録画でみることができる。きょうの予算委員会の、自民党議員の質疑は、おもしろい。とくに、石破茂議員は、鋭い。国会中継が、いま、一番たのしめる。どんなドラマより、おもしろい。(民主党議員の質疑などみる必要も、価値もないが……)。

    衆議院TV (国会中継・録画)  http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL (ページ左の、ビデオライブラリの5日にポインして、クリックで、きょうの予算委員会がでる。)

きのうから、衆議院予算委員会が紛糾しているのは、民主党が、馬淵澄夫国土交通副大臣の情報をもとに、民主党の各地方の県連に、来年度公共事業の予算配分を漏らしていたのが、バレたからなのだ。そして、民主党県連は、各自治体にその情報を流していた。

幼稚な話だ。秘守義務違反、国会軽視、財政法違反、そして、最低最悪な、憲法違反の行為だ。日本は、危険きわまる一党独裁国家になったわけだ。

つまり、いま、国会で予算委員会がひらかれて、予算審議がはじまったところだ。国会の衆参両院で議決されて、はじめて、「来年度予算」になる。憲法でそうなってる。

幼稚というか、愚かというか。おごり、というか。あさましい、というか。あきれる。http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20100205ATFS0402804022010.html

馬淵澄夫国土交通副大臣と平野官房長官は、国会で謝罪した。自民党は、その、馬淵澄夫国土交通副大臣が、民主党各県連に配布した来年度公共事業予算配分資料を、国会に提出してください、といってる。とうぜんの要求だ。ところが、前原誠司国土交通大臣も、平野官房長官も、のらりくらりはぐらかしている。

これは、国家、国民にとって、ほんとうに、ひどい話なんだ。これがどれほど憲法無視、国会軽視で、危険な兆候なのか、テレビ・ニュースや新聞だけで情報をとってる国民には、緊迫感がないのだろう。

テレビニュースだけみている人は、きっと、知らないのだろう。国家予算の詳細が国会審議されるまえに、閣僚が、党利のため、つまり参議院選挙のために、公共事業予算配分を民主党の地方組織に流していた。自民党でさえ、こんなひどい不法なことは、やらなかった。民主党は、権力をにぎると、やりたい放題、何でもありだ。法もモラルも、まるでない。

テレビは、連日、相撲取りの話題でもちきりだ。バカな横綱が引退したり、新理事が決まったことなど、国民生活に、何の関係もないだろうに。

テレビのやつらの軽薄さに、大多数の国民は、のせられる。そうして、小沢や鳩山や民主党に都合の悪いことは、テレビや新聞のやつらに隠蔽され、どうでもいい、粗暴なスモウ・レスラーの引退が、まるで、国の一大事のようになる。

いまどき、相撲に関心のある国民が、いったいどれだけいる、というのか?

                       

モーニン・イン・ザ・ムーンライト(紙ジャケット仕様)

映画「キャデラック・レコード」のなかで、ハウリン・ウルフが、わたしには魅力的な人物だった。実際のハウリン・ウルフも、当時のブルースマンにしては、めずらしく堅実で、酒やドラッグにおぼれることもなく、冷静で独立心の強い、タフなバンド・リーダーだった、という。何人もの若いミュージシャンを育て、キャデラックを乗り回すような派手な生活を嫌って、質素な生活を好んだ、という。

外見は、長身、強面で、タフネスそのものだ。ヘビー級ボクサーだった身長195㎝のウィリー・ディクソンと並んでる写真があるが、ハウリン・ウルフの方が、すこし背が高い。2mちかいのだろうか。ボーカルは、名前のとおり、吠えるオオカミだ。野獣のように野太く、挑発的で、怒りと悲嘆に満ちて、むき出しの感情を表現する。ブルースの、男のボーカルでは、ハウリン・ウルフが一番好きだ。

わたしは、この月に吠えるオオカミのイラストがジャケットの2枚組LPを持っていた。1970年代初頭に発売になった、ハウリン・ウルフのはじめての国内盤だった。新譜注文で、2枚仕入れた。1枚は、じぶん用、もう1枚は、店頭の販売用。レコード屋でも、レコードを買うのだ(テスト盤がもらえないときは……)。

わたしは、店頭のレコードをカセットにコピーして所有することはしなかった。レコード屋が、それをやっちゃオシマイだ、という気がしていた。コピーそのものに抵抗感があった。著作権意識、知的所有権に対する敬意、という高尚な理念じゃなく、ただ、じぶんの商売を守りたい、という本能と、お客に見られちゃマズイという、打算だ。だから、レンタル・レコード屋がでてきて、客がながれ、繁盛しだしたとき、レコード小売業に対する熱が、一気に冷めていった。

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じぶん用のほかに、販売用に1枚仕入れたハウリン・ウルフのLP2枚組は、けっきょく売れなくて、長い年月エサ箱のなかにあった。ブルース少年、ロック少女の試聴用になっていた。それはそれでいいのだが……。わたしのレコード屋を、図書館のレコードライブラリー代わりに使っていた少年少女たちがたくさんいた。なつかしい人たちだ。   

   ハウリン・ウルフ Spoonful http://www.youtube.com/watch?v=6TwEYuues6Y&feature=fvw

   クリーム Spoonfuf http://www.youtube.com/watch?v=Y-lRmVOGw3M&feature=related

       ハウリン・ウルフ How Many More Years  http://www.youtube.com/watch?v=4Ou-6A3MKow

   ハウリン・ウルフ(ベース、ウィリー・ディクソン) Smokestack Lightning http://www.youtube.com/watch?v=A1FK620bS7A&feature=related

ザ・ロンドン・ハウリン・ウルフ・セッションズ+15<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)


サリンジャーは、91才だった

2010-02-04 | 日記・エッセイ・コラム

1月17日にロバート・B・パーカーが亡くなっていたが、一週間まえには、サリンジャーが死んだ。1月27日のことだ。91才だった。

日本でも、「ライ麦畑でつかまえて The Catcher in the Rye」で有名なアメリカの小説家ジェローム・デヴィッド・サリンジャーは、40年以上作品を発表せず、人前に出ることもなく、隠遁生活をつづけていた。

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The Catcher in the Rye

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

  J.D.サリンジャーの死去を伝えるニューヨーク・タイムズの記事 http://www.nytimes.com/2010/01/29/books/29salinger.html

                  

午後6時すぎてから、思い立って、神田神保町にでかけた。わたしのところから、30分くらいで行ける。地下鉄東西線で九段下まで、20分。いつも、九段下から靖国通りを本屋街まで歩く。6、7分で三省堂書店本店に着く。

(古書店のほとんどは、7時までに閉店する。日曜日は休み。)

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三省堂書店一階のエスカレータ前に、ドンとTEACのレコード・プレーヤーが展示されていた。レコードとカセットが再生できて、CDに録音できる、というやつだ。もちろんCDを再生できるし、FM、AMのラジオも付いている。外部入力端子があるから、ほかのCDプレーヤーやデジタル・プレーヤーの音源をコピーすることもできる。しかし、69,800円は、安くはない。ほかのメーカーで、同様の機能で、もっとずっと安いやつがあったはずだ。

でも、今なぜレコード・プレーヤーなんだろう? レコードのリバイバルなんだろうか? この製品も新製品ではないはずだ。2年くらい前に発売なったとき、神保町の中古レコードショップで宣伝しているのを見かけたような気がする。

孫のためのコミック本を買って、ペーパーバックのバーゲン品のワゴンをあさってから、ほとんど閉店した本屋街をぶらつき、九段下までもどった。

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ロシア料理屋の店先。

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チューリップ、800円が安いのだろうか? わからない。

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靖国通り、歩道の梅。

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そば屋のウインドは、ひな祭り。

                       

石川被告は、国会議員、「そんなものに執着はない」、そうだ。どういう神経で、こんな言葉を吐けるのか。じぶんを選んだ有権者を、ここまで愚弄できるものか! しかし、よくもまあ、こんな人物を選んだものだ。

帯広出身のわたしは、非常に不愉快だが、いまやネットには、『十勝土人』、というショッキングな言葉さえある。石川知裕を選んだ、十勝・帯広の選挙民が、バカにされているのだ。石川被告が、十勝の代議士ということで、「十勝」ブランドは、地に落ちた。「十勝」、なんだか、うす汚れたイメージになってしまった。残念だ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000604-san-soci

テレビのれんちゅうは、願望があるから、これで終わったような報道をしているが、小沢民主党幹事長の不起訴は、かんぜんに確定したわけではない。かならず、第2ラウンドがある。

なぜなら、刑事告発があったから、検察が捜査に入って、不起訴を決定した。だから、とうぜん、告発人は、納得しないだろう。検察審査会に審査を申し立てるだろう。http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/353950/


ロバート・B・パーカーが亡くなっていたのか……

2010-02-03 | 日記・エッセイ・コラム

東京駅前OAZO、丸善丸の内本店の洋書売り場に、ロバート・B・パーカーのペーパーバックがずらっと並んだ特設コーナーがあった。『いまごろ、なんでロバート・B・パーカーなんだろ? 新作のキャンペーンだろうか?』、近づくと、「1月18日に亡くなった」と書いてある。知らなかった。

Hundred-Dollar Baby (Spenser)

ロバート・B・パーカーは、朝鮮戦争に従軍してからボストン大学に入り、大学院で、博士号(Ph.D)をとった。アメリカの暴力文学、つまりレイモンド・チャンドラーやダシール・ハメットなどの探偵小説が研究テーマだった。そして、40才をすぎて、プロの作家になるまで、ボストンのノースイースタン大学の教授だったのだ。探偵小説の研究者が、実作家になったわけだ。

探偵小説なんてもう古い、といわれていた70年代に、ハードボイルド探偵小説を発表してベストセラー作家になった。1973年のことだ。ロバート・B・パーカーは、41才になっていた。

47才まで大学教授をやってから、専業の作家になったが、今までじつに60冊の本を出版し、37冊が探偵スペンサーのシリーズなのだ。先月18日、マサチューセッツ州ケンブリッジの自宅で、机のまえに座って執筆中、突然、心臓発作で亡くなった、という。77才だった。

亡くなるまで、ロバート・B・パーカーは、すこぶる健康で、日曜日以外、毎日かならず、5ページ書いていた。37年間、かれの出版エージェントをやっていた、ヘレン・ブランさんが言っている、と記事にある。この日も、いつものように、次の本の原稿を書いていた、と。

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初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)

   ニューヨーク・タイムズのロバート・B・パーカーの死を報じた記事 http://www.nytimes.com/2010/01/20/books/20parker.html

   ロバート・B・パーカー オフィシャルサイト http://www.robertbparker.net/index.htm 

   丸善 丸の内本店 http://www.maruzen.co.jp/corp/shop/marunouchi.html


やせた雪だるま

2010-02-02 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜は、5センチくらい雪が積もった。こんなに降ったのは、2年ぶりだろうか。たしか昨シーズンは、ほとんど雪が降らなかった。

朝、路上の雪は、すぐに溶けて消えたが、公園の芝生には夕暮れまで残っていて、子どもたちが雪合戦をしていた。近所の駐車場に、消える寸前の、小さい雪だるまが、まだ残っていた。だるまではなく、きっと、ウサギだったのではないだろうか? 

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今夜は、雪。

2010-02-01 | 日記・エッセイ・コラム

冷たい雨が降って、ひどく寒く、暗い月曜日だ。ブルーの色彩さえ失った、グレー・マンディだ。夜には、この強い雨が、雪になるという。もしそうなったら、また東京は、大混乱だろう。

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スーパー・マーケットの外につながれて、飼い主の買い物がおわるのを待つ犬。ふかふか毛皮で、すこし肥えた犬は、ぜんぜん寒くないのだろうが、見ているこっちが、雨のせいでひどく寒いので、つい感情移入してしまう。

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近所のスーパーでよく見かける、こういう玉子の値段の表示に、違和感をもつ。この玉子が87円になるのは、ほかの商品を1000円以上買った場合だけなのだ。わたしのように、老眼がきつくて、まわりの照度によっては、小さい文字が読めないときがある客もいるだろうに。

                      

キャデラック・レコード コレクターズ・エディション [DVD]

この映画も、封切り中に見そこなったが、やっとみることができた。ブルースのファンがみると、なんども泣くだろう。

チェス・レコードの歴史を、ウィリー・ディクソンが語る、という形で物語は進む。チェス・レコードの創設者、レナード・チェスの話でもあるが、マディ・ウォーターズが主役の物語でもある。

ウィリー・ディクソンは、チェス・レコードの創業からスタジオ・ワークに参加した、シンガー、ベーシスト、ソングライター、プロデューサーだ。レナード・チェスの有能なアドバイザーだった。才人だ。ジャズ・トリオのベーシストになる前は、プロボクサーだ。1937年のイリノイ州のヘビー級チャンピオンだったこともある。

マディ・ウォーターズの大ヒット曲「フーチ-・クーチー・マン」の作者だし、ハウリン・ウルフのために書いた「スプーンフル」は、のちにクリームがカバーしてロック・ファンに知られた。ジェフ・ベック・グループのアルバム「Truth 」と、レッド・ツェッペリンのデビュー・アルバムでカバーしていた「You Shook Me 」も、ウィリー・ディクソンの曲だ。ほかにもチェス・レコードのミュージシャンに提供した多数の作品がある。残されている曲は、500曲ともいわれる。

ウィリー・ディクソンが作って、マディー・ウォーターズに提供した「You Need Love 」も、レッド・ツェッペリンやスモール・フェイセスに大きな影響をあたえた曲だ。

    ウィリー・ディクソン You Need Love http://www.youtube.com/watch?v=pmZyNKBJ4pI&feature=related

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   ウィリー・ディクソン Bassology http://www.youtube.com/watch?v=UcqqyL-Y6Go

   コーリン・ジェームス&ウィリー・ディクソン http://www.youtube.com/watch?v=LTRQcl4SO8k&feature=related

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左から、レナード・チェス、ハウリン・ウルフ、ウィリー・ディクソン、ソニー・ボーイ・ウィリアムソン。レナード・チェスは、チェス・レコードを手放した直後、1969年、心臓発作で急死した。52才だった。

まえにも書いたが、映画「キャデラック・レコード」の監督・脚本は、ダーネル・マーティン。女性だ。

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監督・ダーネル・マーティンと、エタ・ジェームス役を演じたビヨンセ。ビヨンセの演技が、じつにいい。

「あんたが出て行く姿を見るくらいなら、盲になったほうがいい」と、惚れた男との別れの悲しみを、切々と歌うエタ・ジェームスの名曲を、ビヨンセは、みごとに歌う。

ここでは、まずオリジナルのエタ・ジェームスを聴いてほしい。I'd Rather Go Blind http://www.youtube.com/watch?v=YApNirMC9gM

そして、ビヨンセの I'd Rather Go Blind http://www.youtube.com/watch?v=N0H-Ed1ddFc&feature=related

                       

   「キャデラック・レコード」 オフィシャルサイト(日本語) http://bd-dvd.sonypictures.jp/cadillac-record/

   「キャデラック・レコード」 オフィシャルサイト(英語)http://www.sonypictures.com/homevideo/cadillacrecords/