Ommo's

古い曲が気になる

雪が来た

2014-12-03 | 日記・エッセイ・コラム

 

 雪だ、雪。ついに雪が来た。

 今、午前1時半。本格的に降ってきたから、相当積もるだろう。あすは、今年最初の雪かきだ。

 

 室温は、12度。タイツにスエットパンツ、その上に、キルティングのオーバーズボン。首元は、マフラーの上にネックウォーマー。スキンヘッドの頭にはニット帽。これで部屋にいる。ワインを飲みながら、PCの前に朝まで座っている。

 階下にいくと、大型石油ストーブがガンガン。父親の生活空間は、室温30度。父は、下着姿でアイスキャンデーを食べている。

 

 北海度にもどってわたしは、この厚着で2度の冬を耐えた。この3回目も越冬できるだろう。

 

 わたしが子供の頃、兄とわたしの2階の部屋に、暖房はなかった。掛け布団の息が当たるところが、吐く息の水分でバリバリに凍ったものだ。

 昔の北海道の家は、本州とまったく同じ構造の家屋だった。今の高密閉、高断熱の北欧風の家じゃない。本州の大工が、高温・多湿の気候に適応した伝統的な日本家屋を北海道で建てていた。だから、わたしの育った家は、スカスカの構造だった。

 そういう家で十代の終わりまで育った。だから、冬、室内が寒いのは耐えられる。

 それに、東京に出て行って、冬は、厚着をして寒さをしのぐ、という習慣も身についた。とく大震災の、あの厳しい体験で、電気、石油、ガスのエネルギー源を極力節約しなきゃね、という意識になった。

 

 しかし…………雪も、冬も……嫌いだ。

 

 来年4月の終わりまで、冬がつづく。こういう梅の花を早くみたいものだ。(2009年春、近所で咲いていた紅梅)。

 ここ北海道では、5月のつくしも、雪の中。これは、昨年、5月。