Ommo's

古い曲が気になる

今夜は、なぜか、ローラ・ニーロ

2014-11-11 | 日記・エッセイ・コラム

イーライと13番目の懺悔

  ローラ・ニーロ Stoned Soul Picnic http://www.youtube.com/watch?v=N1CfSgsvqJE

 

 今夜はなぜか、ローラ・ニーロを聴いている。

  ローラ・ニーロ Eli's Coming http://www.youtube.com/watch?v=iX5AanHQS1g

       ローラ・ニーロ Wedding Bell Blues http://www.youtube.com/watch?v=jRhAtCjPGcM

 

 ローラ・ニーロは、1997年4月、癌で亡くなった。49歳だった。

New York Tendaberry (Exp)

 

 ローラ・ニーロは、北海道・帯広駅前、7坪のレコード屋としてのわたしには、開店初戦の、苦戦の時代の思い出深いアーティストだ。

「好きなアーティストは、売れない……」という最初の苦い経験でもあった。そして、この人口が少ない狭いマーケット(帯広市は16万人、十勝全体で30万人)で、ポップ・ミュージックのレコードを売って、どうやって生きていくのか? 考えさせられた。

 

 ローラ・ニーロのアルバム『イーライと13番目の懺悔』は、わたしがレコード屋になったばかり、1968年の発売で、レーベルはCBSソニーだ。わたしは好きなアルバムで、いろいろDMハガキを作ったり、ディスプレーを工夫したりして売ろうとしたのだが、ちっとも売れない。中学生だった宮坂くん(現・宮坂建設社長)が気に入って買ってくれたくらいだったろうか?

 翌年、サードアルバムの『ニューヨーク・テンダベリー』が売れ出して、過去のアルバム『イーライと13番目の懺悔』『More Than a New Discovery』も、少し売れるようになってきた。「やっと、ローラ・ニーロの素敵さが、わかったのかい?」という気分ではあった。

        ローラ・ニーロ And When I Die http://www.youtube.com/watch?v=XCvwDjgKPoc

 

 

 ブラッド・スエット&ティアーズのヒット曲、 And When I Die は、ローラ・ニーロの曲だ。

  ブラッド・スエット&ティアーズ And When I Die http://www.youtube.com/watch?v=vu7XWgczC7o

 

  YouTubeでみつけたこの曲のカバーでは、オランダのシンガーソングライターでピアニスト、ジャクリーン・ホーフェルトの、女性3人のアカペラが、じつに素敵だ。

   ジャクリーン・ホーフェルト And When I Die http://www.youtube.com/watch?v=LR-WBEohxAU

 

 ”たとえ私が死んでも、また、ひとりの子供が産まれ、世界はつづいていくでしょう”(死ぬことを、そんな、怖がることはないのよ)と、この時、二十歳前後のローラ・ニーロが歌う。そして、この50年も前の曲を、今の時代の、若い女性たちが歌う。いいね。