局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ぜいたくな読書

2010-10-20 00:55:00 | 読む
東京での上村松園展が終わってしまった。ホントこの絵とこの作者にはインパクトを受けた。

九月に行ったのだがもう一度行きたいと思っていた。
なぜなら 彼女の最高傑作と言われる序の舞が見られなかったから・・・
この展示会は せこくて 焔 序の舞が会期別で展示されていたのである。
ワタシが行ったのは前期で焔は見られたが序の舞は後期なので見られなかったのであった。
そして日経やNHKで特集が組まれて話題になったせいか 後半はかなり混んでいるというのでめげた。
最終日に行った 舞台友Nは入場制限にあったと言っていた。

それの代わりにといっちゃなんだけど
この本を読んでいる。

宮尾登美子 序の舞

上村松園女史の生涯が描かれている。
宮尾さんの女性の生き方を描いた本は昔から好きでこれも以前に図書館で借りたのだが、改めて最近文庫で購入した。

そして今回の展覧会で購入した図説との並行読み。



宮尾氏の本では登場人物の名前こそ違うが 松園の描いた絵の題はほぼ同じに書かれている。

だから図説を見ると小説に出てくる絵を確かめることができる。
この絵を描いた時の松園の背景、人間関係などが宮尾氏の眼を通してだが目の当たりにできる。

両方が補い合って非常に楽しい読書になる。

買ってよかった この図説。

あまりにこの形式の読書が楽しいので全部一気に読むのがもったいなくて・・・

 途中図書館で借りてきた三浦しおんに浮気したりして

自分にオアズケをしつつ少しずつ楽しんでいる。

秋の夜長、ベッドにもぐりこんで好きな本を読めるって至福ですね。
ワタシは引きこもるのも嫌いじゃないんです。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ちょいエコ | トップ | オネーギン »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんか、、、 (ナナママ)
2010-10-20 09:19:25
すっごく、、、わかります。
読み終えるのが、
勿体ない気持ち。
私は、今、北方さんの「杖下に死す」読んでいます。
「独り群せず」を先に買ってしまい、
慌てて、また、買った本です。
返信する
上村松園!! (まさちゃん)
2010-10-20 22:49:07
だ~い好きな日本画家さんです。

広島でも県立美術館で開催されましたので観に行きましたよ♪
図録もちゃんと買いました。

序の舞を改めて読んだのが呼び水となり、宮尾登美子作品を読み漁っています。
かなり分厚い文庫でも、読み始めるとあっという間で・・・。
読み終えるのが勿体ない気持ち、よくわかります。

かくして私の部屋は本に埋もれていくのです(本だけは捨てられません!)。
返信する
ナナママさん (朱鷺局)
2010-10-21 20:57:53
ナナママさんも本の守備範囲広いですね~

北方さん そのうち水滸伝でもゆっくり読みたいな~なんて思っているんですが・・・
どっちかと言うと女性作家の方が思いいれしやすいんですよね。私は。

そう言えば のぼうの城読みましたよ。面白かった・・・ だけどあれをマンサイさんで映画化?
ってちょっとイメージがわかないの。
返信する
まさちゃんさん (朱鷺局)
2010-10-21 21:00:24
ここにコメントくださる人って 読書好きが多いですね~

松園の図録持ってらっしゃるなら この並行読み
ぜひおすすめします ♪

本は捨てられませんね。ずっと昔の黄変した文庫本も捨てられません。
だから最近は 一度図書館で借りて読んで 手元に置きたいのを購入って手順にしてます。
そうしないと床が抜けそうで・・・w
返信する
ここで知って・・ (hiroko)
2010-10-22 23:24:57
京都にやってくるのを
心待ちにしています。
私の町は、図書館が不便な場所にあるのですが
やっと原付が復活したので
行ってみようと思います♪
オススメ本(?)メモしました。(笑
返信する
hirokoさん (朱鷺局)
2010-10-24 19:28:13
京都でこの展覧会を見られるってことがうらやましいです。
松園女史の絵は彼女の生まれ故郷で見るとますます輝きを増すと思うから。

序の舞 面白いですよ。
この作者の きのね も大好き。海老蔵さんの
おばあちゃまの話です。
返信する

コメントを投稿