局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ウイーンから来たかわいいを堪能す

2022-05-16 20:32:31 | 見る(映画 劇場 美術館など)
雨模様だった先週土曜日の朝、
ワタシは親友A&Nちゃんと私という同窓生リケジョトリオのlineで話していた。GWも経たので少々久しぶりであった。

Nちゃんは一週間ほどご主人の実家のある九州某地方で過ごし、一日福岡に行っていたらしい。
九博で北斎の本邦初公開の日新除魔図を見たと



「おもしろいねえ」
「90で、まさに死ぬまで絵を描くみたいなさ、ずっと好きな事できたっていいよね」
「あたしたちもこういう老後目指そう」
「ムスメのおえいさんは大変だっただろうねえ」
「まあ 振り回すもん勝ちだよね~ww」

Aちゃんは 「あたしもGWは二つ美術館行ったよ。なかでも良かったのはこれ」と画像を送ってきてくれた。



「何これ? たまらんな この色使い」
「いいねえ 趣味ど真ん中。どこ? えっ明日までなの~?」
「この人のキャリアもまたステキなんだよ」
「行こうか!Nちゃん あたし今日は一日空いてるんだけど。今チケット取れるか見てみる」
「チケット予約いらないよ。当日券で入れるよ」
「よし、あたしも今日は空いてる、局、いつ出られる?」
「今lineしながら化粧してるところ。あと10分で出られる」
「わかった、あたしはマスクで隠すから化粧なしで行くw じゃ 現地ね」

私はこの人たちのこういうノリが好きですよ。
この日は冬の布団をコインランドリーで洗いに行ったり、半月後に帰ってくるムスメの部屋の掃除でもしておこうと思ったが延期!
lineから1時間もたたないうちに東京駅につき

おりしも雨は上がり、三菱一号館につくころには青空がのぞいていた。











さすがに入場制限はあったが入れるまで20分、最終日近い土曜日としてはまあまあではないか。
見終えて出る頃は列は2倍くらいに長くなっていたから あのタイミングで出て来たのは良かったな。


【公式】上野リチ展:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー

上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジーの公式サイトです。ウィーンと京都で活躍したデザイナー、上野リチ・リックスの世界初の包括的回顧展を開催します。

【公式】上野リチ展:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー

 


↑ これをご覧くださればおわかりになるでしょうが、ウィーン生まれで工芸に秀でた女性。彼の地に留学していた日本人の建築家と結婚して来日。日本(京都や群馬など)でもたくさんの作品を残し、後進の指導もされた女性。



私は彼女の生涯、作品にも魅了されたが、それと同時に、彼女やその周りのヨーロッパの人たちに日本の工芸や美術が少なからず影響を与えているのにも感動したな。
オーストリアの美術館に日本の型染の型紙が何千枚と保管されていること、その小紋のようなパターンが、ウイーン工芸所のテキスタイルや建築のインテリアにも生かされていることにびっくりしてなんだか嬉しかった。
有田焼などの焼き物でも、それが中国やヨーロッパの陶磁器と影響されたり影響したりの様子もたくさん見たけど、こういった部門でもそうなんだな~ってなんだか誇らしいじゃありませんかね。

美術館は自分のペースで見るのがホントは楽だが、Nちゃんだったら一緒の方が楽しい。
ホフマンだのブルーノ・タウトだの村野藤吾だのワタシの疎い、彼女の専門分野は小声で教えてくれる。

眼福だったね~と美術館の目の前のカフェで遅めのランチをして












Nちゃんの服の色使い、リチさんぽかった。



次はゴルフでね~ と解散。




図録とグッズ類がかわいすぎて散財してしまった。当分リチの波は続きそうだ。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする