局の道楽日記

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生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

銀座でピアソラ

2022-05-26 21:00:11 | 見る(映画 劇場 美術館など)
久々にコンサート鑑賞に

https://www.yamahamusic.jp/shop/ginza/hall

開演前に1Fのカフェでこのコンサートにちなんだドリンクをいただく



下にジェリーが沈んだブルーベリーシロップ味のドリンク 「リベルタンゴ」って名前です。
お味は普通のジュースだったが、こちらのカフェ、ドリンクがスポットライトに照らされるとなんだか不思議にテーブルの上に花が咲き、蝶が飛び交うの。 素敵な演出、気分は上がる。



このホールには初めて来たけど、天井が高くて音響は良さそう。



この方主演 他 チェロ コントラバス ピアノ ヴァイオリン 計5人による演奏だった。

すごく良かったですよ。小松氏はMCも巧みでアルゼンチンタンゴやバンドネオンに関しての話も大変興味深かった。

タンゴのリズムの種類 ハバネラ 4ビート ジュンパ シンコペーションなど それの組み合わせで曲がかっこよくなったりダサくなったりすること。
その中で古典的なハバネラ(あのカルメンのハバネラのリズムね)はハバナのという語源で、ハイチやキューバのあたりから発祥のリズムと思いきや、実はイギリスのアイルランドとかの土着のリズムがマリーアントワネットの頃のフランス宮廷やスペインに広まり、それが海を渡っていき、あのあたりの音楽と融合したことなど。

この前の上野リツさんの美術展でも思ったけど、音楽も美術も国を超えて良いものは伝えられて取り入れられて、各々のところで発展していくのですね。
こういった芸術とか文化の相互理解が深まれば、そう簡単に侵略とか戦争とか起こりにくいと思うんだけど、世の中そう簡単には行かんのですね。
いやだわ~って話がそれた。


去年はピアソラ生誕100周年、今年は没後30年の年で、これもアニバーサリーコンサートだったのだが、彼の音楽は彼の死後、ジャズとかクラシックの人たちが広めていったことなど。
これもなるほどね~ って感じだった。





さっきも書いたけどいいコンサートだった。
バンドネオンって黄昏時が似合うと思いませんか? なんだかせつなくて、心の奥を喚起して人恋しさをかきたてるみたいな・・・

その心の熾火を鎮めるべく、とかなんとか自分に言い訳して、すぐ近くのライ〇ンで黄昏ビールをちょい飲みして家路についたのであった。







いいよね、このクラシカルなビアホールの雰囲気。今更ながら好きです。



コメント (2)
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