局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

怪しいダイレクトメール

2010-06-04 20:27:56 | 日々の生活
先週末は実家に帰った。
母と用事があったのと 実家の浴室がリフォームされたのを見に行った。

今まで実家のお風呂はまるっきり昭和仕様。檜の浴槽はいいのだけど、コンクリートうちっぱなしの上に木のすのこになっていてその周りはタイル張りというレトロなものであった。
すのこが腐るので一番最後に入った人は一枚ずつそれをはがして立てかけなければならず、かなり面倒であった。

さすがに腰の重い父もその気になってリフォームする気になったらしい。

「ねえねえ、勝手にお湯が出てちょうどよくなると止まるのよ」 今の世の中あたりまえである。

「風呂桶も入りやすくてなあ 寝て足が伸ばせるのがいいぞ」 前のお風呂は深くて入る時もよっこらしょって大変だった。

「シャワーが手元で操作できるのよ」

もちろん段差をなくして手すりもつけてバリアフリーにした。窓も二重サッシにして浴室乾燥もつけて冬でも温かく入れるように脱衣所と洗面所にもエアコンもつけた。イマドキ当たり前のような仕様にも驚いて喜んでいる両親を見たら、もっと早くリフォームするように計らってあげたらよかったな~と反省した。
たまに行って レトロ感を味わうのはいいけど 毎日の生活となると不便な思いを長らくさせちゃったな~とも。

土曜日にはオットも合流して弟夫婦も一緒にご飯を食べたのだけど、弟が 「また怪しいものが着てるなあ」とダイレクトメールを拡げた。



某地方の天然ガス開発会社の出資のお誘いである。
某地方の広大な土地(ガス田あり)の写真 東京にある本社と支社の写真(どのビルだかわからないピンボケ写真) 天然ガスに関するレクチャーなどがもっともらしく記されている一見立派なパンフレットになっている。
ホニャララと言う会社の社長の顔写真も堂々と載せられ 会社の沿革も書いてある。 なんでも介護のビジネスをやって成功させたのだけど、もうそっちの役割は終えたとして OOO××に会社経営をゆだねて クリーンエネルギー開発として今度は天然ガスの発掘事業に乗り出したんだそうな。

出資金は1口 百万。それを1年後 2年後4%の配当があって 3年後には全額返却とある。



出資金の合計が34口ってことが笑わせてもらった。
天然ガスって3千4百万で掘れるもんなんですか? 

「多分 一年後に4%の配当だけあって、後はドロンだよね」という結論に達した。

A4の封筒の宛名がマジックでの手書きってのも哀れを催したが、一体何処から調べてこの手の怪しげなものを年寄り所帯に送ってくるのだろうか?

最近も熱海だかの旅館の出資詐欺もニュースにあったけど、あれは全国から何億って集めていたと思う。

父も商売をしていたから少々のことでは騙されないとは思うが、この先ボケでもしてこういうのにひっかかったら怖いと思う。
今はもう載せてないが、電話帳にも番号は載せていたから怪しげな勧誘電話はかかってくるし、ウチのムスコを語った振り込め詐欺電話もあったそうだ。

母は 「ウチの孫はあんたみたいなバカじゃないんだよ」と果敢に撃退したらしいが・・・

しかし2年ほど前には ちょうど弟が訪ねて行った時に 怪しげなシロアリ駆除業者が畳をあげてまさにその下の木の部分にのこぎりを入れるところだったのを すんでのところで止めたという事件もあった。

あと最近では、弟嫁の同窓生を語った何者かが 彼女の携帯番号を聞き出そうとした電話も父が教えそうになったこともあったそうだ。
幸いに番号がすぐにわからなかったので 「こちらからかけるので そちらの連絡先を教えてくれ」といったら何も言わずに切れたらしい。
「お父さん イマドキは連絡先を聞いてくるような電話はたいてい詐欺だと思ってくださいね」と嫁にキツク言われていた。

ホントに油断も隙もない世の中でイヤだわ。
たまには本当に 昔を懐かしんで連絡を取りたいっていう知り合いってこともあるだろうに、そういった絆は断ち切れてしまうものね。

いずれにせよ ここまで善良に生きてきた老夫婦。
騙すなんて了見で接触してくるのはやめてほしいもんだと思う。



この二人には平和な老後を送らせて欲しいもんだよ。

コメント (8)
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