tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

世紀の天才か!トランプ大統領

2018年01月09日 16時44分14秒 | 政治
世紀の天才か!トランプ大統領
 今日は株価も上がったり下がったりで行く先が良く解りませんが、今から書こうとしていることも、行く先が良く解りません。半分「お笑い」のようになるのかもしれません。

 トランプ大統領が「私は天才だ」と言ったそうです。しかも「stableな天才だ」というのですから、精神的には極めて安定しているという自負があるのでしょう。
 
 きっかけはかつてトランプ大統領の最側近と言われたバノン氏ら多くの人たちに取材したジャーナリスト、M.ウォルフ氏の『炎と怒り』の出版について、お得意のツイッターなどで反論したことのようです。

 それぞれの人の発言の真偽のほどはまさに「藪の中」で全く解りませんが、恐らく、大多数の人は「私は天才だ」と 言ったトランプ氏の発言にビックリしたと思います。

 特に、日本人は「自慢」が好きではありません、どちらかというと控えめの方が、好感を持たれます。アメリカ人は違うようで、自分の長所を徹底的にアピールすることで認められようというのが基本的な考え方ですから、日本人の受け取り方とアメリカ人の受け取り方はかなり違うのでしょう。

 例えば、日本人の反応は「そういえば狂気と天才は紙一重」とか「天災なら良く解る」などと言った揶揄が多いようですが、アメリカでは矢張りトランプ支持はあまり影響を受けていないようです。

 トランプさんは「ドラえもん」のジャイアンによく似ているなどという感想も以前からありましたが、ジャイアンは「母ちゃん」には絶対頭が上がりません。そこでバランスが回復されているのですが、トランプさんには誰が「母ちゃん」(アメリカの世論?)でしょうか。

 ところで、トランプさんは、北朝鮮の金正恩氏とはまともに好敵手を演じていますが、これを本気でやっているのか、(天才として)先の先まで読み切って「これで大丈夫」と解っているのか、われわれ凡人には解りません。

 その他、ラストベルトの復興、メキシコの壁、エルサレム問題、パリ協定・TPP離脱、などなど、常識的には可能性に乏しかったり、国際的に問題を引き起こしたりですが、天才の着想や戦略は凡人には理解できないのが当然なのでしょうか。

 しかしこうした問題は、回答が出ないわけではありません。結局は時間が回答を持って来てくれるのでしょう。その時に、トランプ大統領は本当の天才だったのか、自称天才だったのか結論が出るのでしょう。

 しかし、それまで待っていていいものかどうか、これも解りません。そしてこれに今現在回答が出せるのは、アメリカ国民なのです。
 アメリカの世論は「ジャイアンの母ちゃん」になれるのでしょうか? それともトランプさんの方が「ジャイアンの母ちゃん」より優れた天才なのでしょうか?