司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

青色LED訴訟 和解成立に当たっての弁護団の見解

2005-01-11 22:23:19 | 会社法(改正商法等)
青色LED訴訟和解、中村教授に8億4400万円 (読売新聞) - goo ニュース

 和解成立に当たっての弁護団の見解はこちら。訴状、準備書面等も公開されている。

 ちなみに、升永英俊弁護士は、弁護士の高額納税ランキング1位らしい。さもありなんだが。
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法務大臣の問題発言

2005-01-11 17:20:00 | いろいろ
南野法相が差別発言、ハンセン病を「らい」と 患者ら抗議 (朝日新聞) - goo ニュース

 法務大臣がまた問題発言をして物議を醸している。確かに「意識が低い」との謗りは免れないが、マスコミの反応はやや行き過ぎの感。問題とすべきは、その発言に差別、偏見のニュアンスが有りや無しやであって、言葉尻のみを捉えて騒ぎ立てるのはいかがなものか。

 確かに過去には差別と偏見の歴史があったかもしれない。しかし、マスコミに要請されるのは、その歴史的経緯を隠蔽し、「らい」という言葉に過剰に反応することではなく、現代の若者にも正しい事実を伝えた上で、差別や偏見のない社会の構築に寄与することであろう。隠蔽して、風化させてしまえばいいというものではない。

 「らい病」という言葉を聞いて真っ先に思い起こされるのは、「救ライの父」と呼ばれた同郷の偉人宮崎松記博士。だが、現在となってはご存知の方も少ないであろう。
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リバースモーゲージ

2005-01-11 10:07:49 | 消費者問題
 今朝の日経朝刊によれば、中央三井信託銀行が三井住友海上火災保険と組み、戸建て住宅を担保に高齢者に老後資金を融資する「リバースモーゲージ」の取り扱いを3月から始めるとのこと。

 通常担保権は、不動産を担保に一定額の融資を受けて、その後分割返済をしていくのだが、この手法は、逆に継続して融資を受けて(すなわち、借り増し)、利用者の死後に売却して一括返済を受ける仕組みであることから「リバースモーゲージ」と呼ばれる。これまでは、その有用性を指摘されながら、不動産の評価額が下がり、また融資累計額が増大して評価額を上回る「担保割れ」リスクから、なかなか普及の目を見なかった。

 しかし、「自宅の土地の担保評価が1億円以上となるのが条件」であり、また「マンション居住者は対象外」とのことで、本来のニーズとは「ずれている」感。要は、富裕層の囲い込みが目的なのであろう。

cf. http://www.yomiuri.co.jp/iryou/ansin/an082501.htm  (Yomiuri On-Line)
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