司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

法務大臣の問題発言

2005-01-11 17:20:00 | いろいろ
南野法相が差別発言、ハンセン病を「らい」と 患者ら抗議 (朝日新聞) - goo ニュース

 法務大臣がまた問題発言をして物議を醸している。確かに「意識が低い」との謗りは免れないが、マスコミの反応はやや行き過ぎの感。問題とすべきは、その発言に差別、偏見のニュアンスが有りや無しやであって、言葉尻のみを捉えて騒ぎ立てるのはいかがなものか。

 確かに過去には差別と偏見の歴史があったかもしれない。しかし、マスコミに要請されるのは、その歴史的経緯を隠蔽し、「らい」という言葉に過剰に反応することではなく、現代の若者にも正しい事実を伝えた上で、差別や偏見のない社会の構築に寄与することであろう。隠蔽して、風化させてしまえばいいというものではない。

 「らい病」という言葉を聞いて真っ先に思い起こされるのは、「救ライの父」と呼ばれた同郷の偉人宮崎松記博士。だが、現在となってはご存知の方も少ないであろう。
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