部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



ナイトオブゴールド、ようやく完成しました。
WAVE製1/144インジェクションキットです。

2008年1月完成のLEDミラージュに続いて、二体目のFSSモデルとなります。

ブログを見返すと最初に着手したのが2007年11月23日ですから、すでに1年と半年かかっています。
もともと作製が断続的である上、途中放置期間が数ヶ月単位、半年単位であり、すごく時間がかかりました。

仕上げ前で放置がずっと続いていましたが、参加しているSNSでこのキットの作製開始の話が出たりして、それなりに再開の気分が温まってはいました。
仕上げ作業再開のトリガを引いたのが、静岡ホビーショーの合同展示会で拝見したボークス製1/100K.O.G.の超絶改修。
凄いよなぁと思っていた矢先、その作製記がHPにUPされ、その改修内容の凄さに腰抜かしたりして刺激を受け、これは放置中のK.O.G.を完成させないと、との意を新たにしました。
先日のSNSのオフ会で、リアル系作製の話を沢山お聞きして一気に再開の気分が加速。ようやく完成させることが出来ました。
(やってみると仕上げ2日の工程で完成しました-早く完成させておけば良かった)


結構タラタラと時間がかかりましたが、完成できて嬉しいです。
やっぱり模型は完成させてナンボのモンですね。


このWAVE 1/144のナイトオブゴールドは、Ver.3式典版とラキシス版との二個一で作製し、「なんちゃってラキシス版」として作製しています。
簡単に言うと本体ベースのVer.3に、ラキシス版のバスターランチャーを背負わせています。
よって厳密な意味では設定とは異なる点がありますので、ご了承ください(見逃してください)





■WAVE 1/144 「THE KNIGHT OF GOLD LACHESIS」





























■作製

①全体方針
 冒頭にも書きましたが、Ver.3式典版とラキシス版の二個一です。





 ・ベースにVer3を使用し、上半身はVer3として作製、
 ・下半身はその中に同梱されている余剰パーツとなるAT(パトラクシェ・ミラージュ)の部品を使用し、
  フロントスカート、ソールをジョーカー3100版にあわせてます。
 ・バスターランチャーとランチャー取り付け基部はラキシス版から流用

②頭部

 頭部のファティマルームの窓が凸で飛び出しているのが気に入らなかったので、飛び出し量を抑えました。
 上写真が作業前、下が作業後です。




 あと顎が引けるように、首パーツと頭部内部の接着位置の部分を削っています。

③フロントスカート、ソール
 フロントスカートにはAT(パトラクシェ・ミラージュ)用の余剰部品となるゴツイ方のスカート部品を使用。
 本来Ver3のソールはヒールタイプですが、第一話のイメージを想定していたので、鳥足(?)を採用。



④脚部
 古いキットだけあって、パーツの合いは最悪。
 そこらじゅうに隙間、段差が発生しています。
 代表的なのが下記写真の脚部のレッグアーマー付近。バリバリの隙間と段差です。
 とりあえずパテ埋め。




 レッドミラージュでは別部品でカッコいいなぁと思っていたふくらはぎのアーマーもK.O.G.は一体整形。
 とりあえず掘り込みながら別部品に見えるように加工(別部品のように見えてるかな-汗)。



 あとふとともつけ根は少し切り欠いて、開脚度合いを広げています。



⑤バスターランチャー
 ラキシス版からバスター関係の部品を持ってきました。
 下記写真の腰に取り付ける基部の接続に悩みまくり。
 どう取り付けて良いのかさっぱりわからない。悪戦苦闘しました。





 ランチャーを背負わせるとこんな感じになります。
 さすがジョーカー星団最悪最凶の兵器。凶悪なまでの長さです。
 



⑥表面処理
 そこらじゅう、ヒケの嵐です。パーツ合いの部分は段差だらけ。
 しかもVer.3に使用されている黄色い樹脂はやけに毛羽立つし、つなぎ目は黒く変色するので、ヤスリをかけ難い、作業結果が見難いで困りました。
 またラキシス版のオレンジの樹脂はとにかく硬い。生半可な力ではヤスレません。
 このキット、明確に中級者以上向けと銘打っているの、わかるように思います。
 上級者以上向け、にした方が良いかも。




⑦デカール
 指定位置にデカールは張りましたが、う~ん、小さな○デカール部分は市販のモールドパーツにした方が良かったなぁ。


⑧その他
 新たに作製される方がいらっしゃいましたら、とくに脚部関節を市販の接続パーツ(ボールジョイント)に置き換えることをお勧めします。
 膝の二重関節と足首のPCが弱くて、すぐ後ろに倒れこみます。
 ジョイントしたまま半年放置したら自立すら困難になっていました。
 今回は適当なポーズで瞬着固定しています。
 せっかくの可動モデルなので、その可動を活かしたいところ。
 ここだけは改造をお勧めします。 

■塗装
 サフの後、下地にベースの黒塗装。
 金色はクレオスのスーパーゴールドを使用。
 今だったら作例を参考にフィニッシャーズのナイトゴールドにしたかも。


■あとがき
 
 普段はSDモデラーなので、リアル系の作製はほとんど出来ていません。
 このK.O.G.を含めてもリアル系は3体のみ。
 しかもFSSがそのうち2体ですので、自分でもFSSが好きなんだなぁと思います。
 
 キットとして見ると、ガンプラと比べるととんでもなく大変なキットですが、スケールモデル感覚で楽しめるところも有り、ガンダムとは造形思想が根本的に異なる美しいバランス(永野ワールド)を、もっと皆さんに楽しんでもらえたらなぁと改めて思いました。
 
 しかし、ひとつのキットを完成させるのに1年半は長すぎました。
 とりあえず秋に予定されているSR3までには出来上がったのでホッとしましたね。
 次のFSSモデル作製はSR3です!(ホント発売されますよねー?)


 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
 完成写真は、見返すと少しピントが甘い点などありますが、ご容赦ください(汗)
 しかし写真、下手っぴーですね(大汗)。


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趙雲ガンダムの作製については先の記事で書いたように、馬の四肢の接続軸変更を行いましたが、その硬化待ち時間に久しぶりに超放置中のK.O.Gをいじってみました。

2008年10月下旬の更新以来、実に8ヶ月ぶり、作製開始から1年と8ヶ月となるK.O.G。

参加しているSNSでWAVE1/144のK.O.Gに取り組まれ始めている方がいたり、同SNSで、ボークスのK.O.Gをものすごい作業量と完成度で仕上がられた凄腕モデラーさんがいたりと、K.O.Gが話題に上がることが多く、旬(?)となっています。
それに触発されて、久しぶりに引っ張り出して見ました。

本体ゴールドまでは塗装済みで放置(放置期間すでに8ヶ月)

久しぶりに立たせて見ると、これが立たない。
すでに脚のポリキャップがガタガタになっています(もともと自立がギリギリくらいにガタガタでしたが)。

一気にモチベーションダウンし再びお蔵入りしかけましたが、先日のSNSのオフ会でリアル系の話も出ていたことが幸い。何とか手を動かす事が出来ました。

脚部はもう仕方ないので、固定モデルとすることで対応する事に割り切り、とりあえず塗装の残り部分を実施。
脚部の溝に赤いラインを入れるという塗装の残りを実施。デカールも付いていますが、多分上手く貼れないので、塗装する事にしました。

あとは各部にスミ入れ。今回は地味に茶系でスミ入れしてみました。





で、ガタガタの脚部をいわゆるMH立ちになるように調整しながら、各部関節を瞬着で固定。








まだバスターランチャーを背負わせていません。これ背負うと、固定モデルでも自立が困難です(後ろにコケマス)。固定時にバランス取りをしくじりました(泣)

このあと、肩と頭部にトレードマークのデカールを貼って、軽くトップコートすれば一応の完成となります。

うぅ~イマイチ納得出来ない仕上がりになりそう~
やはりWAVE1/144 K.O.G、最強(最凶?)、あなどれないキットでした。
箱と取説に書いてある「中級者以上向けキットです」の文言はダテではない!



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昨日はホント気分の良い天気でしたね。
天気に誘われて、プラと持ち帰り仕事をそっちのけで散歩に出てました。
夕方からは近くのスーパー銭湯で露天風呂に浸かり、ぼーっと何も考えない時間を過ごし...そしてビール(旨い!)

この怠惰な時間がストレスから身を守ってくれています。

やっぱ必要なんだよね-こういう時間。


と言うわけでは趙雲、ほとんど進んでないです。表題も4.5位がちょうどよいかも。
馬の関節変更を引き続きやってました。

胴体の軸受けを作製。
もともとの接続用凸ダボを削除し、かわりに3mmの軸穴を開けて、そこに市販のポリキャップの軸受けを設置しました。



プラサポでポリキャップを受けていますが、接着剤だけだと強度が心配だったので、エポパテでガシガシに固めました。

昨日の作業はここまで。


実はこの後、急に思い立って久しぶりにK.O.Gをいじり始めています。
それは別記事で。





この趙雲ガンダムはKazさんのところで開催中の、俺流子竜コンペに参加します。







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昨日は天気は良くなかったですが、今日は朝から快晴。
気持ちの良い朝です。
今日は外をぶらついてみようかなぁ

さて、趙雲ガンダムですが、前回のボリュームアップを目指した点にさらにフロントスカートへのエポパテ追加、タテガミの修正を行っています。さらに全体にある程度整形をかけました(羽の龍接続用のダボ穴は削り落としました。だってイマイチかっこ悪いんだもん)。






本体の改造はこの辺りで終わりかと思ってます。
意外と作業量が少なくて済みました。元が出来の良いキットなので楽ですね-
ただコンペ課題の俺流アプローチには程遠く。素組みと並べないと多分改造点はわかりません(汗)
塗装で頑張るしかないのかなぁ-(塗装の最終秘策はあるのですが、色物系になるので、悩みどころ)

武器と龍の加工はこれからです。


それに行く前に今回もっとも手ごわい、お馬さんに着手。



この先、塗装が思いやられますが、その前に四肢の関節が前後方向しかないので、躍動感でるようなセットが出来ないという最大の欠点があります。

そこで四肢の付け根をボールジョイントへ置き換えることにしました。

前足部分




後ろ足部分(あとでエポパテでガチガチにしています)




写真を撮った後に前足用のBJ軸が折れると言うハプニングがあり、やり直しです。

やはり趙雲本体より馬に手こずりそうです。



馬と言えば、リンクでお世話になっているYFさんが、今、曹操ガンダムの超絶改造をやっておられ(一見の価値有り。これが凄いんです)、その中で曹操用の馬も徹底改修されています。

この馬の複製をご好意で譲っていただきました。



こちらも追って作製していきます。
YFさん、ありがとうございました!






この趙雲ガンダムはKazさんのところで開催中の、俺流子竜コンペに参加します。







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さて、趙雲ガンダムの3日目です。
昨日は金曜日に盛ったエポパテや幅増し部分のざっくりとした整形と、抜き穴埋めを実施。

まずは整形後の全体、



ちょっとはボリュームUP効果が出てるかな?

アップ、



かなり男前です。
顔のあたり少し掘り込んでいます。

整形中にやっぱりエポパテ折れました。内側のツノ。
プラパン整形に変更します。


本体が終わると馬をどうするかが課題になるので、先にイメージ作り。
レッドクリフでの劉備息子救出作戦の脳内イメージはこんな感じかなぁ。



実は本体より「馬」が大変だとのウワサアリ...


あとは各部の抜き穴埋めをやっていました。今日はその部分の整形と、もう少しバランス変更できる点があるか、再度検討します。
やっぱりバランスとしては下半身が弱いよなぁ-



この趙雲ガンダムはKazさんのところで開催中の、俺流子竜コンペに参加します。







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さて、昨日は週休3日の金曜日。
(週休3日に簡単に身体が慣れて居しまうところ、人間ってすぐに楽なほうに流されますねー怖いなぁ)

夜からKazさんのところで開催中の、俺流子竜コンペに出品する趙雲ガンダムをいじり始めました。

    
   



趙雲ガンダム、仮組み状態です。



これをいじって、コンペ課題である「俺流」を出していかないといけません~これってやっぱり取り掛かると意外に難しい課題だなぁ-単に作れば良いということではないので-


昨日の午前中にUPしたブログの検討項目にしたがって、バランス確認を含め作業開始。


まずは角飾りから。
各部のディテールの掘り込み(写真では全然見えませんが)と、角の拡大を行いました。
角の拡大延長は設定画を見ながらエポパテを盛っただけ。整形はこれからです。
このくらいが設定画の雰囲気だと思いますが、いかがでしょうか?




続いて、各部へとりあえずエポパテ盛り。
(エポパテ、結構な量を作ったので、とにかく闇雲に盛ってる、というのは内緒の話)

・肩のボリュームUPのため、上面に盛りました。
・胸部のボリュームUPのため、腕の受け口の凸位置まで盛ります。胸部鎧もそれに合わせてエポパテで幅増し(手抜きですー汗)
・あと写真はありませんが肩の垂れのつけ根にも盛りました。




スカートの部分のフロントとサイドのつながり部分を切り込み入れて、別部品に見えるように細工(些細な事ですが)。
左(上)が未改修、右(下)が切り込み改修後です。




キットの頭部奥行きがとても小さく感じたので、1mmプラパンを一枚かませました。
もう一枚かませても良かったかもしれません。




ソールがかなり小さく見えるので、前側だけ1mm幅増し。
ソールを4つに分割しプラ挟み込みです。




比較するとこんな感じになります。ディテールは後で適当に処理する予定。




さて、一気になにも考えず作業をした結果が以下の写真。
左がキット、右が作業後。





うん?(汗)
あまり印象が変わってない...・(大汗)
ボリュームUPしたように、見えなくも...無い....?(滝汗)


まぁ初回なのでこんなもんで。



今日は午後から出かけてきます。
作業の続きをやるのは夜かな。






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静岡ホビーショーの合同展示会も無事終了し、いよいよKazさんのところで開催中の、俺流子竜コンペに出品する趙雲ガンダムの検討開始です。

    
   





趙雲ガンダム、現在はとりあえずパチ組みレベルで仮組みは終わっています。





趙雲さん、先日見たレッドクリフの劇中でも劉備の子供を守って獅子奮迅の働き。
あのシーン作りたいですが...


趙雲ガンダム、キットでも結構カッコ良いんですよね~
でも既にコンペに出されている方々と差別化していくには何か手を入れないと。

と言う事で、まずはパチ組み品とバンダイ三国伝の設定画をじっと見比べてみました。

う~ん、結構違うんだなぁ~
キットもかなりカッコいいが、設定画はもっとカッコいい!
出来るだけ設定画に近づける事が差別化ポイントかなぁと。


設定画と異なる点を順不同で羅列すると、

①脚部、ソールが細い
②胸部が小さい
 ・前面および幅方向へ大型化必要
③肩部がかなり違う
 ・肩の大きさ、丸みが違う
 ・内側にダボ丸見え
 ・肩の内鎧(垂?)のボール部分の形状異なる。小さい。
④頭部
 ・バルカン部分モールド甘い
 ・各部尖がり足りない
⑤フンドシ、小さい
⑥バックパックの羽のダボ穴は無い。
⑦スカート部分、設定画ではフロントとサイドが分離されている


結構、作業量有るなぁ(汗)

司馬懿サザビーの時も、箱絵にあわせようといじりだしたら完成までに3ヶ月かかりました~

今回コンペ締め切りが8/8。
モタモタしていたのであと2ヶ月程度しかありません。遅れると火刑にかけられます(汗)
それに10月のモデサミの準備もあるし、う~ん...意外にピンチかも!
(そうだ、馬もあるんだぁ~)



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5/16、5/17静岡ホビーショー 第20回モデラーズクラブ合同作品展に参加してきました。

昨年に引き続き、aspさん「倶楽部 ディフォルメ屋」において、作品を展示させていただきました。

今年は雨のためお客さんが屋外にいられなかったのか、はたまた高速1000円効果で来場者自体が多かったのか、理由は不明ですが、とにかく合同展示会を見学されるお客様が多く、一時は通路が込み合って人の流れが止まるほどでした。

そんな中、倶楽部デフォルメ屋のブースにも多くの方々に来ていただき、写真を撮っていただいたり、質問をしていただいたりと、盛況のうちに終了しました。

やはりメインのaspさんのAOZシリーズ、ボトムズシリーズへの反響が一番でした。(流石! それにペリカンさんの日通トラックも素晴らしかったです)
私の作品にも、作り方についてなどの質問いただいたり、写真を撮っていただいたりして、昨年よりは貢献できたのではないかと思います。

さらに今年は辛味teaさんyasutomoさんが参加され、去年よりパワーUP。
(辛味teaさんのアルヴァアロン、yasutomoさんの九龍版ν、ガンダムver.Ka、素晴らしかったです)

SD系として4人の参集となりましたが、それぞれ作風が異なり、それをならべながらのSD談義はとても楽しかったですね。
作る人によって一口にSDって言っても様々な表現方法があり、それが許容されるのがデフォルメの世界の楽しいところなんだと改めて認識した次第です。

aspさんのブログでも触れられていますが、デフォルメ作品をアピールするには課題もあることを認識しました。
どのようにお客様に作品を見せて、意図を理解していただくか。
次回への課題です。


沢山のお客様にお越しいただきましたが、ネットとSNSでお世話になっているとと。。。さんにもお越しいただき、とても嬉しかったです。ありがとうございました。










aspさん、ペリカンさん、MAXUMさん、辛味teaさん、yasutomoさん、お疲れ様でした!

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いよいよ静岡ホビーショー第20回モデラーズクラブ合同作品展が明後日になりました。
16,17日開催です。



実は百式が完成したあと、こんなことをやっていました。

グリプス戦役3機体の比較用にパチ組していた下記のキット



通常であれば役目を終えてお蔵入りするところなのですが、今回は比較対象のため同時展示してみようかと。

BB戦士やGFを、初めてまともにBB戦士(またはGF)としてノーマルに作製してみました。



いやぁこれはこれで可愛くてGOODなのでは?
さすがバンダイ様。デフォルメ加減が絶妙。
ある意味、開眼した思いです。



ちなみに私の展示の主役はこちらです。





このグリプス戦役3機体は、5/16,17の静岡ホビーショー第20回モデラーズクラブ合同作品展において、
「倶楽部 ディフォルメ屋」から展示予定となっています。

aspさん、よろしくお願いいたします。




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SD百式完成しました。
スタートが2009年1月12日ですから、ほぼ4ヶ月を要しました。
(途中、仕事が忙しかったり風邪で作業が出来なかったりと、放置期間一月ほどありましたが)

ゼータ、MK-ⅡとHGUCを切り刻むことでSD化する手法の3機目です。
百式の完成をもってグリプス戦役のガンダム系主役機3体がそろいました。


これらグリプス戦役主役3機は、5/16,17の静岡ホビーショー第20回モデラーズクラブ合同作品展において、
「倶楽部 ディフォルメ屋」から展示予定となっています。
(なんとか百式が間に合ってホッとしています)

ホビーショへお越しの際は、ブースにお立ち寄り願えれば幸いです。


■MSN-100(MSN-00100)百式























■作製記

 従来に増して行きつ戻りつの作業でしたので、写真での進捗状況と説明が時系列であわないところがあります(汗)。


1.スタート

GFの百式です。BB戦士よりさらにデフォルメがきついので、なかなかの難敵となりました。



HGUCにGFの頭部を乗せた状態です。
頭部がとにかくデカく、形状が百式の設定と大きく異なるのが難点。
まずは頭部の小型化から取り組みました。





2.頭部

GFのデカイ頭部を小型化するために頭部パーツをばらばらにしました。



幅方向をダクト分程度幅つめするとともに、フェイスおよび冠の切り離しを行い、全体に細く見えるようにしています。
頬あて、冠の形状が異なるのでエポパテで修正。
またメインカメラ部分も形状が異なるため、周瑜ヒャクシキのメインカメラを移植しています。



前部カメラから後部カメラにつながるラインはプラパンとエポパテで作製しています。
頭頂部周囲をとりまく凹みというか、凸部の形状が設定と比べると大きく異なりますが、この部分は裏打ちしてプラを削り込むことで極力雰囲気を設定に近づけるようにしました。



アンテナを市販パーツへ変更、およびゼータの映画版にあわせてツインアイをプラパンで新造しています。





3.肩

HGUCキットのままでは怒り肩ができないので、キットの肩の接続部分に切り欠きを入れて、肩の上下稼動範囲を広げました。



また肩が頭部に対して小さく、バランスが悪いため、厚み方向を幅まし。



同じく、肩のスライスター付近および下部にプラパンを追加し、全体的に大型化。




4.胸部

胸部もいろいろ手を入れました。
・腹部との接続ダボ関係を削除して後ハメ加工。
・肩との接続軸を市販のボールジョイントへ置き換え
・頭部の大きさに合わせて厚み方向を幅まし。
・胸部を前方へエポパテで大型化



胸部エポパテは設定どおり下に向かうほど広がるように角度調整しました。




5.腹部

腹部短縮のため、左(上)の写真を右(下)のように、コクピットハッチ付近で上下に分断し、下の部分をポリキャップギリギリまで削り込みました。
この上下パーツを再接着して腹部としています。

コクピットハッチのゴールドの凸部分も、大型化した胸部に合わせてエポパテでボリューム増ししています。




6.脚部

脚部は1/220の旧キットを使用。
旧キットの脚部を足首辺りで切断し、このなかにBB戦士の脚部を仕込んでいます。





ソール部分はHGUCキットを幅詰めして使用しています。
幅詰め量は加減を見ながら適当です。
アンクルアーマー(?)部分も幅詰め、脚部パーツとの干渉部分を調整しています。



下写真が脚部パーツ一覧(作業途中ですが)です。
最終的に旧キットのフレーム部分を、HGUCのフレームを切り出したものに置き換えたりもしています。




7.腕

HGUCキットのままでは長すぎるので、二の腕および前腕部分で短縮しています。



また、腕が細すぎる印象だったので、外側にプラパンを貼って、ボリュームUPしています。




8.下半身、手

フロントスカートはバランス見てエポパテで横方向を幅増し。
フンドシもエポパテでボリュームUPしています。
(内側もプラパンで幅増し)
サイドスカートも幅増ししています。



手については、従来HDMを使用してましたが、今回はコトブキヤの「マニピュレーターパーツセット カスタムハンドA 1/144」を使用。
親指の付け根を切断して角度を変えたり、第一関節をまげて角度つけたり、少し手を入れています。


百式の特徴的な腰周りを雰囲気だけでも再現するため、HGUCの腰部分のパーツから前面の紺色アーマー(?)を切り出し、腰部分に取り付けています。
腰の回転の妨げにならないようにプラパンなどで高さ調整してます。
またフロントスカートとの干渉をさけるため、フンドシ取り付け部分はプラパンで浮かせてあります




9.その他

バックパックから本体への動力チューブは、でかい頭が邪魔してキットのものがつかえませんでした。スプリング等の利用を考えましたが、頭部と干渉して塗装が剥げる恐れがあるため、最終的に真鍮線に収縮チューブをかぶせたものを使用しています。雰囲気だけあれば良いかなと(汗)

また今回、頭部バルカン、バックパックバーニアに初めてアルミ素材の市販パーツを使ってみました。
いまひとつ使いこなせて無いなぁというのが実感です。


10.全体

これらのような改造を施してきました。
マテリアルの違いで手を入れた部分を見ていただけると思います。
(一部付いてない部品などありますが)




10.サフ





11.塗装

基本色ゴールド  :ガイアノーツ スターブライトゴールド
胸部紺色     :ガンダムカラー グレー(5)
腹部、関節グレー :ガンダムカラー ファントムグレー
ソール、ツインアイ:クレオス マルーン
コート      :塗装後ガイアノーツのクリアで一旦コート。スミ入れ、デカール後にクレオス スパークリア(半光沢)でトップコート。


下の写真はゴールド塗布直後のコート無しの塗装状態です。
コートをかけることでゴールドの印象が変わりますね-




■あとがき

HGUCを切り刻むことでSD化する3番目の機体として、百式がようやくロールアウトしました。

この4ヶ月の間に、週休3日になったり、仕事の見る範囲が広がったり、3年ぶりに医者に行くはめになったり、戦場の絆にはまったり、モデサミにエントリーしたり、新型インフルが発生したり、....など、結構毎日が目まぐるしく変化していました。
始めた時はあぁ正月終わったなぁと思っていた時期だったのに、もう新緑がキレイな季節を迎えています。

作製中は色々コメントでアドバイスや励ましのお言葉をいただき、本当にありがとうございました。

次回作は三国伝のコンペ参加用作品の趙雲ガンダムとなります。
三国伝なのでUCシリーズとは少し離れますが、10月のモデサミにはグリプス戦役シリーズとつながる作品で参加したいと思っています。
このため一部趙雲ガンダムと並行して作業することになりそうです(ネタはまだ迷い中です)

今回も調子に乗って画像が多くなりました。
重たい記事を最後まで見ていただきありがとうございます。



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