部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



さて、2月も末日。今日は年休取得で3連休でした。
ワークライフバランスのために月一回は年休取得推奨されているので、ぽっかりと予定の空いた今日、ありがたく履行中w

ザクですが、全体感としては思いのほか苦戦(?)2月末には完成して、梱包も終わり、退任ギフトとして引き渡しを待つばかりーという状態のはずだったのですが、いまだ完成の声を聞かない(汗)
なかなか集中して手が動かない事とと、あれこれ気になる点をどうするか悩んでる時間が多いのが原因。
4月から仕事の担当業務が変わったので、以前に比べると気分の余裕も出て、手を動かす時間が取れやすい状態なのですが、なんだかんだとねw

さて、今日は久しぶりのブログ更新(だからブログより作製したら?という声も聞こえますがw)
ザクの頭部の工作ご紹介です。



1/100ザクですが、当然初期の旧キット。その造形は40年を経た今日とは比較にならない素直な形。モデグラのザク特集では大河原さんのデザインを一番拾っていると賞賛されているキットです。

→この特集。個人的には非常に勉強にあるし、読みごたえもあって保存版。

頭部も、あおりで見ると確かに大河原さんの雰囲気をきちんと拾っていて、当時のデザイナーや木型職人の高い力量が伝わる一品です。
しかしながら、これを贈る元上司はモデラーではない。たぶんこの辺りの郷愁を含めた感覚は理解されないような気がします。
かと言って、最近のアレンジたっぷりのザクを持ち込んでも「へぇーカッコいいけど、ザクってこんなだっけ?もっとこう...」と、ご自身のガンダムの記憶から、なんかこれ違うんじゃない?といわれる危険性もあるという、ガンダム知っている+モデラーではないという、言ってみれば非常に厄介な人が相手w

頭部が8割印象を決めるこの世界。
頭の加工にはこだわりたいという気持ちから、ザクらしいザクの頭部を目指しての作業となりました。

で、まずはキットの頭部。

斜め上からみると、縦横の比率が今一つで、かなり丸まっている感じ。鼻の長さもやや足りないか...課題一杯。

自身の中では、MSVキットの頭部パーツが優秀との印象があり、とりあえずマインレイヤーの頭部と比較しました。

明らかに丸い(汗)

私はフリー造形のスキルは皆無でゲージが無いと改造できない力量レベル。なので、マインレイヤーの頭部を参考にして、キットの頭部を切った貼ったしていくことにしました。
で、その際に作成したのがこのメモ画。極秘資料ですw 汚い字ですみません(汗)

何が書いてあるかというと、マインレイヤーの頭部を基準とすると、1/100ザクの頭部は、頭部中央を左右で4mm幅詰め、鼻も4mm詰め、パイプ基部は1.4mm幅詰め、頭部後部で2mm延長しないといけないということ。

大体計算通りにはいかないのが常ですが、まずはこの指針で作業しました。
各部で幅詰め量がことなるため、まずは鼻と後頭部のパイプ基部を切り離し。


ここから途中画像がありません(汗)いきなり幅増し、幅詰め画像。

まずは頭部中央を接着面で左右2mmづつ幅詰め。ちょうど鼻の凹み部分を切り取る+α位の感じになります。
この作業で鼻の凹みが無くなるので、幅詰め後に左右1.5mm合計3mmほど切り込んで、そこにプラ板3mmを差し込んで鼻の凹みを再現しています。

つづいて、口部分。
ここも幅詰め量が異なるので、口先端とパイプ基部をさらに切り離し。
パイプ基部は1.4mm幅詰め(実際にはこの辺り現物合わせ)
口先端は幅詰めではなく、左右の厚みのあるプラを削り込むことで、パイプ基部に合わせた大きさに調整(現物あわせ)

幅詰めした頭部中央部と口先端+パイプ基部は幅詰め量が異なるため、当然そのままは素直にラインがつながらない。
とりあえず接着後にパイプ基部辺りの頬部分を削り込んで、幅詰めした頭部とラインがつながるように地道に作業しました(念のためにパテで裏打ちを忘れずに)

で、全体がしっかりなじんだ後で、モノアイの前方支柱の下あたりに首側から切り込みを入れて、鼻全体を「くいっ」と持ち上げています(プラ板0.5mmをかませる程度)


全体がしっかり接着乾燥したした状態で、後頭部を切り離し2mm延長。


後頭部のパイプ基部は幅詰めせずに、後頭部ラインあうように接着面を少し調整しただけにしてます。
また、頭部全体に4mm幅詰め、前方基部で1.4mm幅詰めしているので、パイプ長さが合わなくなるのでパイプの後ろ側で長さ調整しています(現物合わせ)

マインレイヤーと再度比較。

まだ丸いけどまぁいいっか(汗)

写真はまたまた在りませんが、内部のモノアイ基部は中央で分断し、4mm幅詰め。表面を削ってラインを自然なカーブに加工しています。

この状態で大河原さん角度で確認。

なかなかの出来ではないかーって自画自賛w

ただ、ややパイプと頭部に間に空間がありすぎるかなーって感じだったので、前方で半分ほど節を切って、パイプがすぼまる形で加工。


一応の工作完了形がこれです。

割といい感じに出来たかな。
出来たら複製を取っておきたい気分(複製技術が無いのが残念)

以上、これで頭部工作のご紹介は終わりです。
自分の思うようなザク頭部を作りたければ旧キットが一番ですね!
(MGザクを作ったことが無いので、ホントはわかってないことは内緒w)

前回までの記事リンク
その1(決意表明と作製方針篇) → こちら

次回は胴体作業のご紹介の予定です。





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