部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



ナイトオブゴールド、ようやく完成しました。
WAVE製1/144インジェクションキットです。

2008年1月完成のLEDミラージュに続いて、二体目のFSSモデルとなります。

ブログを見返すと最初に着手したのが2007年11月23日ですから、すでに1年と半年かかっています。
もともと作製が断続的である上、途中放置期間が数ヶ月単位、半年単位であり、すごく時間がかかりました。

仕上げ前で放置がずっと続いていましたが、参加しているSNSでこのキットの作製開始の話が出たりして、それなりに再開の気分が温まってはいました。
仕上げ作業再開のトリガを引いたのが、静岡ホビーショーの合同展示会で拝見したボークス製1/100K.O.G.の超絶改修。
凄いよなぁと思っていた矢先、その作製記がHPにUPされ、その改修内容の凄さに腰抜かしたりして刺激を受け、これは放置中のK.O.G.を完成させないと、との意を新たにしました。
先日のSNSのオフ会で、リアル系作製の話を沢山お聞きして一気に再開の気分が加速。ようやく完成させることが出来ました。
(やってみると仕上げ2日の工程で完成しました-早く完成させておけば良かった)


結構タラタラと時間がかかりましたが、完成できて嬉しいです。
やっぱり模型は完成させてナンボのモンですね。


このWAVE 1/144のナイトオブゴールドは、Ver.3式典版とラキシス版との二個一で作製し、「なんちゃってラキシス版」として作製しています。
簡単に言うと本体ベースのVer.3に、ラキシス版のバスターランチャーを背負わせています。
よって厳密な意味では設定とは異なる点がありますので、ご了承ください(見逃してください)





■WAVE 1/144 「THE KNIGHT OF GOLD LACHESIS」





























■作製

①全体方針
 冒頭にも書きましたが、Ver.3式典版とラキシス版の二個一です。





 ・ベースにVer3を使用し、上半身はVer3として作製、
 ・下半身はその中に同梱されている余剰パーツとなるAT(パトラクシェ・ミラージュ)の部品を使用し、
  フロントスカート、ソールをジョーカー3100版にあわせてます。
 ・バスターランチャーとランチャー取り付け基部はラキシス版から流用

②頭部

 頭部のファティマルームの窓が凸で飛び出しているのが気に入らなかったので、飛び出し量を抑えました。
 上写真が作業前、下が作業後です。




 あと顎が引けるように、首パーツと頭部内部の接着位置の部分を削っています。

③フロントスカート、ソール
 フロントスカートにはAT(パトラクシェ・ミラージュ)用の余剰部品となるゴツイ方のスカート部品を使用。
 本来Ver3のソールはヒールタイプですが、第一話のイメージを想定していたので、鳥足(?)を採用。



④脚部
 古いキットだけあって、パーツの合いは最悪。
 そこらじゅうに隙間、段差が発生しています。
 代表的なのが下記写真の脚部のレッグアーマー付近。バリバリの隙間と段差です。
 とりあえずパテ埋め。




 レッドミラージュでは別部品でカッコいいなぁと思っていたふくらはぎのアーマーもK.O.G.は一体整形。
 とりあえず掘り込みながら別部品に見えるように加工(別部品のように見えてるかな-汗)。



 あとふとともつけ根は少し切り欠いて、開脚度合いを広げています。



⑤バスターランチャー
 ラキシス版からバスター関係の部品を持ってきました。
 下記写真の腰に取り付ける基部の接続に悩みまくり。
 どう取り付けて良いのかさっぱりわからない。悪戦苦闘しました。





 ランチャーを背負わせるとこんな感じになります。
 さすがジョーカー星団最悪最凶の兵器。凶悪なまでの長さです。
 



⑥表面処理
 そこらじゅう、ヒケの嵐です。パーツ合いの部分は段差だらけ。
 しかもVer.3に使用されている黄色い樹脂はやけに毛羽立つし、つなぎ目は黒く変色するので、ヤスリをかけ難い、作業結果が見難いで困りました。
 またラキシス版のオレンジの樹脂はとにかく硬い。生半可な力ではヤスレません。
 このキット、明確に中級者以上向けと銘打っているの、わかるように思います。
 上級者以上向け、にした方が良いかも。




⑦デカール
 指定位置にデカールは張りましたが、う~ん、小さな○デカール部分は市販のモールドパーツにした方が良かったなぁ。


⑧その他
 新たに作製される方がいらっしゃいましたら、とくに脚部関節を市販の接続パーツ(ボールジョイント)に置き換えることをお勧めします。
 膝の二重関節と足首のPCが弱くて、すぐ後ろに倒れこみます。
 ジョイントしたまま半年放置したら自立すら困難になっていました。
 今回は適当なポーズで瞬着固定しています。
 せっかくの可動モデルなので、その可動を活かしたいところ。
 ここだけは改造をお勧めします。 

■塗装
 サフの後、下地にベースの黒塗装。
 金色はクレオスのスーパーゴールドを使用。
 今だったら作例を参考にフィニッシャーズのナイトゴールドにしたかも。


■あとがき
 
 普段はSDモデラーなので、リアル系の作製はほとんど出来ていません。
 このK.O.G.を含めてもリアル系は3体のみ。
 しかもFSSがそのうち2体ですので、自分でもFSSが好きなんだなぁと思います。
 
 キットとして見ると、ガンプラと比べるととんでもなく大変なキットですが、スケールモデル感覚で楽しめるところも有り、ガンダムとは造形思想が根本的に異なる美しいバランス(永野ワールド)を、もっと皆さんに楽しんでもらえたらなぁと改めて思いました。
 
 しかし、ひとつのキットを完成させるのに1年半は長すぎました。
 とりあえず秋に予定されているSR3までには出来上がったのでホッとしましたね。
 次のFSSモデル作製はSR3です!(ホント発売されますよねー?)


 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
 完成写真は、見返すと少しピントが甘い点などありますが、ご容赦ください(汗)
 しかし写真、下手っぴーですね(大汗)。


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WAVE社製インジェクションモデルの1/144 LEDミラージュ完成しました。
コーラス戦仕様での作製となっています。

ガンプラ復帰してからはじめてのリアル系完成品です。
最初の取り組みは2007年10月ですから、おおよそ3ヵ月での作製となりました。

作製は楽しかったですね。
MHの中でもぴか一の造形美を誇るレッドミラージュですから、作製中に何度も見惚れました。

このWAVE製のレッドミラージュは評判が良いみたいですが、その理由が完成して実感しました。
レッドミラージュのイメージを極めて忠実に再現していると思います。



「レッドミラージュ コーラス戦仕様」



















■組み立て

・改造は何もしていません。まったくのノーマルです。
・継ぎ目消しなどをした後、表面処理は600番で引け取り、800番で仕上げしています。
・各部のディテール、筋彫りはけがき針でなぞり、深彫りしました。
・サフは今回初めて瓶入りを使用しました。細かなディテールが全身に入っているため、缶スプレーのサフだと埋まりそうで怖かったので、瓶入りを3倍に希釈し、使用しました




■塗装

基本色はクレオスを使用。

全身白部:キャラクターホワイト
首、腹部、脚部グレー:ニュートラルグレー
ベイル、脚部ブルーグレー:パープルとミッドナイトブルーを色を見ながら混合。
カウンタウエイト、スカートなど銀部:パープルの下地にスーパーシルバーを塗布。光の加減によりパープルが透けて見えるようにしました。

スミ入れは田宮のエナメルのダークグレーで。
少し強すぎたかもしれません。茶系のほうが良かったかも。

トップコートは半光沢で行いました。つや消しのほうが良かったかな。少しテカリ過ぎのきらいがあります。


■撮影

ホワイトバランスがめちゃめちゃです。本当はもう少し白いです。妙に赤っぽくにじんで見えますね。
背景変えたり、照明変えたり、カメラの設定変えたり色々しましたが、うまくいきませんでした。
一番下の頭部アップの写真が、もっとも色の雰囲気が実物に近くなっています。


■あとがき

最後までご覧いただきありがとうございました。
2008年最初の完成品となりました。
また冒頭に書いたようにリアル系の最初の完成品でもあります。

組み立ててみて言えるのは、非常に優れたキットだということ。

レッドミラージュのイメージを破綻なくまとめあげており、これがインジェクションキットで実現できている点に驚きました。
レッドミラージュに関していえば、このキットがあればガレージキットを買う必要は無いとまで言えるのではないと思います。
何も改造などしなくても丁寧に組み上げる事さえすれば、ガレキ並みのレベルの作品が手に入るというのは非常に嬉しいことです。


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