バンダイから8月に1/48レイズナー出ますね。
個人的には非常に楽しみです。
レイズナーはDVD-BOXのNo.2をもっているのですが(No.1は入手できなかった)、プラモデル情報に触発されて久しぶりに見ました。
改めてみても20数年前のアニメとは思えないですね。
ストーリ、設定など今のよりよほどしっかりしてるように思えました。
後半にグラドス人の最高司令官ル・カイン(敵です)の操るSPT、ザカールと主人公のエイジが操るレイズナーが一騎打ちを行うシーンがあります。
双方V-MAX(緊急発動システム、能力の一時的増幅機能)が装備されており、ともにV-MAX使用の壮絶な戦い(このシーンは昨今アニメの戦闘シーンのなかでも一位二意の出来と思っています)。
実はこの戦闘でレイズナーは大破させられるのですが、そのプロセスが心をくすぐりました。
敵SPTザカールはレイズナーのV-MAXに対し15%UPの性能をもつ設定となっています(特殊推進剤を使用したスーパーチャージを備える。通称レッドパワー)。
このわずか15%の差が決定的戦力差になるという兵器の冷徹な事実をうまく戦闘シーンで表現しています。
最初は通常V-MAXでの互角の戦闘。
ザカールがレッドパワーを使用すると、押され始めるレイズナー。
小破、中破する部分が増え、機動力が落ちていき、彼我の性能差がどんどん開いていく。
音声入出力OSの”レイ”が事実を冷淡にパイロットのエイジに伝えます。
「敵性能は当機現有能力の125%。離脱は不可能...」
ついには大破に追い込まれるレイズナー。
普通のアニメなら2倍とか、10倍とか、はては100倍の性能差などわかりやすい差で設定するところですが、それを15%UPにとどめ、それが最終的には圧倒的な差になるプロセスを”見せる”。
うまいなーと思いました。
レイが言った「敵性能は当機現有能力の125%。離脱は不可能...」という冷徹な事実。
ガンダムでシャアは言いました「モビルスーツの性能の差が決定的な戦力の差でないことを教えてやる」
冷徹な事実と精神論、かな?
職業柄、エンジニアとしては...
| Trackback ( 0 )
|