部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



週末です。コロナウイルス対策で来週も在宅勤務です。

さて、今回のネタですが、引き続きダイビングビートルのビネット改修についての記事です。
今回はビネットに使用するフィギュアについて。

兵士は当然アッセンブルEX10所属の傭兵。
独特の服装をしてますが、そこはそれ、色のイメージだけあわせればそれなりに見えるかなと甘い想定で始めています。
フギュアベースはタミヤのアメリカ歩兵攻撃セットです。



表情といいポーズといい、個人的にはお気に入りです。使用シーンはかなり制限されるポーズですが。

で、これをジャングルの中を敵を求めて走り回り、川岸で敵を見つけましたーというシーン想定。

そのままのポーズでも良いのですが、先頭の分隊長のポーズを、敵を見つけて振り返る余裕もなく停止命令を出したという感じにしたく、頭の向きと腕の振り上げ方を変えました。

もとの仮組。


顔を逆方向に。


腕の振り上げ方を変えるために左腕を切り離し。


ちょっと止まれ!の感じがする角度に。


頭の位置も調整。


決めたパーツ位置ではこんな感じになります。


他のフィギュアはそのまま使うことに。
ジャングルの中での配置はこのような感じ。


ヘルメットのあごひもや銃のスリングベルトをマスキングテープで細工。


銃を持たせてみると雰囲気が締まります。







つづいて塗装工程。
まずはサフ。


基本下地はラッカー塗装。


エナメルのフラットアースでシェーディング、ハイライトをバフとそれにホワイトを混ぜたもので上塗り。

顔はレッドブラウンで凹みに墨入れした後で、フラットフレッシュベースで基本塗り、そこレッドやブルーで暗くしたものでシェーディング、ホワイトを入れたものでハイライト。


とりあえず最終はこんな感じですね。

1/35フィギュアをまとも塗るのは初めてなので、今回はこのくらいのクオリティでご容赦ください。
次回はもっとうまく塗りたいと思います。

今回助けてもらったのはアーマーモデリングの「知っておきたいミニタリーフィギュアのはじめかた」
見ながら実践すると記載内容が良くわかりますね。実践大切。






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3連休です。
PCを変えたのでブログ作成環境は劇的に改善されました。キーボードはまだ慣れてないので打ちにくいですがw

さて、静岡HSもコロナウィルスの関係から中止になってしまい、ぽっかり空いた時間の中で進めているのはこれに向けてのビネット作成。

6/6に開催される「百年戦争記」
ボトムズ系の大展示会です。楽しみ!
お題は昨年秋のナゴモに突貫作製で持ち込んだこのダイビングビートルのビネット。



出張が重なり本当に時間が無い中で、なんとか落とすまいと必死(真面目に必死だったw)に頑張った作品。
でしたが、完成させることが目的で完成度はダメダメ状態。
一番の問題はストーリーが感じられないところ。作りこみも甘く、反省点することしきりです。
この百年戦争記を機会に納得のいくレベルまで手を入れてみようと、この作品の改修を作品ターゲットに置きました。

まずはベースで気になるところを少しずつ改修。
地面がむき出しのところに下草を追加。


岸辺から斜めに生やしていた木がわざとらしい感じがしたので、奥のダイビングビートルが脚を進める上で地面が崩れて木が倒れこんだ、という風に見えるように少し変えてみました。
木の下側の斜面にタミヤの情景ペイントを適当においてみました。

地面が崩れた感じが出てると良いのですが。

続いて、奥のダイビングビートルの背景がスカスカで逆に奥行き感がなくなっていたので、やってきた進行方向を明確にするためにも向かって右側の空間を樹木で覆うことにしました。

これは配置の試し画像。このあと葉をつけて正式に取り付けています。
ビートルにぶつかって折れそうな枝はあらかじめ折ってあります。

つづいてこれらの広葉樹ですが、どう見ても公園に生えている木の感じがぬぐえない。
簡単にジャングルの広葉樹ぽくするには、木に蔦系の植物をまとわりつかせれば良いとの安直なアイデアで追加改修。
麻ひもをほどいて蔦を作りました。


これを適当に木にまとわりつけせて...



ちょっとわざとらしいところはありますが、このあと少し整理しており、それらしく見えるようにしてます。

つづいてダイビングビートルの追加改修。
一番の問題はこの手首。

マシンガンの両手持ちのため、どうしても手首が露出して興ざめ。

この手首を防水加工(?)の体でエポパテでカバー。

まぁこれも適当ですが、むき出しよりかは説得力がでるかな...???

続いて気になっていたスワンピークラッグの泥汚れ。
昨年秋の時点ではここまで手が回らず、タミヤのウェザリングマスターでごまかしてました。

左の兵士は無視してくださいw
あまりにもあっさりし過ぎで、ジャングルを歩くと泥汚れが付くよなーっていう先入観(?)に反する状態ですので違和感ありあり。

今回、ここの違和感解消にトライしてみました。
使うはMr.ウェザリングペースト。

使った感想は非常に使い易い!の一言です。放っておくと完全マットになってくれるし、クリアーの混ぜ方で濡れ加減も簡単にコントロールできるし、初心者の私には非常に使い易いです。

まずは下地的に軽く塗り付け。


二回目、筆をたたきながらむらになるように塗り付け。だいぶ乾いた泥っぽくなりました。


川岸の浅瀬に脚を突っ込んでるシーンなので、脚を入れた瞬間の返り水で泥が濡れた感じを出しています。
クリアを多めに入れたペーストにMr.ウェザリングカラーの濃いめの茶を混ぜて暗っぽい泥にして、水がかかりそうなところに塗り付け。

あと脚部の上部あちこちに軽く泥付け。
これで川の浅瀬、足の泥、スワンピークラッグの泥汚れ、本体脚部の汚れという風に情景情報をつなぐことが出来るようになったと思います。

今回ビネットの改修にはこのバイブルを何度も見直しました。


もう10年以上前の特集ですが、見るたびに勉強になります。


次回の記事は追加アイテムとしての兵士の作製についてです。










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昨日ついにパソコンを買い替えました。
10年付き合ってくれた前のパソコンはWindows7でセキュリティ問題あるし、起動不全に落ち入りがちだったので、今年年頭に買い替えを考えてましたが、今回ついに決断。
データ移行とか、アプリの取り込みとか、PC変更は結構面倒なので腰が重くなりがちだけどさ流石に今回は状況が状況で、スマホのバックアップ回復とか緊急で使いたい時にどうにもならないので今回断行。
結局立ち上げに半日かかりました(汗)が、環境は一気に快適化。特にSSDタイプにしたので起動が早くて助かります。

さて記事は静岡AFVの会に参加したBMW R75ビネット「My Friends」の完成記事です。
作製記事は以下のリンクを参照ください。
その1
その2
その3

静岡AFVの会の参加者全員での記念撮影。


ありがたいことに協賛メーカの賞をダブルでいただきました。

アスカ賞とPANZER賞です。
選んでいただきありがとうございました。

またモデラーによる投票でもたくさんの投票とご感想をいただき、本当に感謝感激です。

ダイレクトに反応をいただけ、その内容も個々に渡してもらえる仕組みは素晴らしいですね。

さて、完成画像は以下のようになります。

















光と影を題材とした作品で結果を出せて良かったです。
参加者も多く盛り上がった楽しい会でした。






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3月に入りました。コロナウイルスの影響で社会環境が大きく変化している中、新しい月になりました。

さて、今回はBMW R75ビネットの続きです。

まずはアイキャッチのひとつになる木から。
KATOの樹木パーツとオランダフラワー黒染めを使います。
作製はアーマーモデリングを全面参考にしています。


ベースはKATOの広葉樹大。

キットにプラパイプを継ぎ足して幹を延長しています。
表面に筋をそれらしく入れて違和感が無いようにしています。

オランダ黒染めを枝に取り付け。


葉にはNOCH社のものを使用しています。



ちょっと葉には物足りないのでご不満。

仕上がりはコレ。


続いて各アイテムを配置検討時の画像。

イメージは怪我で前線から単独帰投中の戦車兵と、お供のこれまた怪我をした部隊の愛犬の野宿。
長距離移動のために相当の機材の積載して野宿の繰り返し。
ビネットはこの背景イメージで野宿のシーンを作っています。

で、ベース作製。
スチレンボードを引いて周りをプラ板で囲い。
石膏粘土で地面で生成。

このあと、上からタミヤの情景ペイントのサンドを塗りつけています。
そのあとで鉄道ジオラマの草のアイテムを植栽、落ち葉を降らせたりして、全体に秋の平原のイメージを作っています(画像なしですみません)

つづいて塗装のご紹介。
野宿のシーンなので、全体を闇色に染めます。
まずはミッドナイトブルーで全体を塗装。
この時は各アイテムごとに塗り残しが無いように塗りつぶします。
乾燥を待って各アイテムを決められた位置へ固定。


アイテム固定後、ネイビーブルーをフラットクリアーで半分に割ってさらにかなり希釈したものを、上からの月光イメージで吹きつけ。
樹木の上部や平面の部分には割としっかりと、地面にはふわっと、上から見て月光がとどかなさそうなところはミッドナイトブルーのままの感じで、月の青い光になったつもり(?)で青を吹いていきます。
ネイビーブルーはかなり薄めているのでパッと見の効果はわかり難いですが、これを吹かずにミッドナイトブルー一色だと平坦な印象になります。
あとポイントは夜だからと言って決して黒を吹かない事。
月がある場合、漆黒の黒はあり得ません。模型的にも黒はインパクトが強すぎて、見ていてしんどくなりますw

さて続いて、焚き火を中心に白系塗料(私はニュートラルグレーⅠ)で光が当たる範囲をグラデーション塗装。
この際に光が届く範囲と濃さを決めてしまいます。
濃い部分は焚火の色温度が高いところ、薄いところは色温度の低いところを示すようにするために、慎重に細吹きでグラデーション塗装を進めます。

火の明かりは360°球体に広がるため、樹の枝にもグラデを行っておくことが一つのポイントです。
また、物陰には光がとどかないので、色付け厳禁。
焚き火の位置から遮蔽されるところには色が乗らないように注意します。
また、くっきり陰影の差を見せるところとぼかしで見せることを区別してます。
柔らかいアイテム周りはぼかし、堅い物体の周りはくっきり、という感じでしょうか。


ここでの白のグラデ塗装が最終の成否を決めますのでくれぐれも慎重に。
光と影の位置は物理現象で決まります。
人の目で見てこれに反するところは見る側に強い違和感を感じさせますので、塗装範囲は物理現象を踏まえて論理的にw

白の下塗りが終わればあと適当に(?)色付けしていくだけ。
焚き火に一番近いところは色温度が高い黄色、つづいてオレンジ、遠いところは赤と色を変えながら塗っていきます。
色の境目は混色とグラデで出来るだけ自然になるように。

この時、検討ポイントは光の当たる範囲のアイテムの元の色を再現するか否かです。
この辺りは人によって変わると思いますが、私の結論は元の色再現なしです。
焚き火で出せる温度での色味はやはり黄色~赤なので(本来は赤程度の温度かな)、アイテムの色合いでも黄色や赤の反射光しか出ないはず。
要は黄色~赤、黒にしか見せないということ。蛍光灯のような波長カバーが範囲が広い光源を当てる場合とは根本的に異なる認識です。
たとえは戦車兵の服のジャーマングレーだと少し沈んだ黄色味にしかならないはずなので、決してジャーマングレーそのものを表現する必要はないと考えてます。肌の色だと赤味に強く反応するとかかな。青いアイテムだと赤はあまり反射しないので赤黒っぽく見えるとか。
このあたり、自分の中で先に割り切っておかないと、塗装中に迷いが出て手が止まります。

一通り塗った後は赤と黒の境目はエナメルやMr.ウエザリングカラーでちょっとずつ境目のぼかしを調整します。


バイクや各アイテムは長旅で汚れていますので、タイヤ回り含めてウエザリング。
ウエザリングはMr.ウエザリングカラーやパステルで適当に。
暗闇なので色合いが出せないところは白黒のパステルで調子付け。


チマチマと色味調整やウエザリングを繰り返してこんな感じで仕上げました。




そして銘板を取り付けて完成。

ちなみにMy FriendosのSは、愛犬、バイク、そして焚き火のことですw

この作品、先週末の静岡AFVの会に参加、展示しました。
ありがたいことに協賛賞に選んでいただけました。ありがとうございます。
またビネット部門としても多数のご感想コメントをいただきました。見ていただき本当にありがとうございました。



完成品画像は来週にでも完成記事としてアップしたします。







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