部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



MSVキットを使用したザクビネットですが、第24回オラザク選手権ガンプラ部門に参加し、一次審査を通過しました。



ガンプラ部門、過去SD作品で1次通過した経験はありますが、リアルタイプの作品での通過は初めて。
オラザク参加総数2314作品、ガンプラ部門が参加総数1362作品。
そのなかで大賞や金銀銅の入賞作品、一次通過作品のポイントをみると、同一ポイントの作品が複数あるとしても、今回はガンプラ部門で上位19作品(+同一ポイント5作品)に入っていることになる訳で、これはホントに凄いことだなぁ。
19作品/1362作品=1.4%の超低確率(汗) まぁ奇跡ですね...

昨年は300円ガンプラのザクやグフで構成した「駐屯地のとある風景」(→記事はコチラ)でトライしましたが、あえなく惨敗。
ビネットの主張がはっきりしない(ストーリーが伝わりにくい)という問題点があったことを痛感し、徹底反省。
作製は個体ありき、その寄せ集めとしてのビネットだったため、シナリオに無理があってアイテムをまとめる軸が無かったなぁと。

今年はよりシンプルで力強いストーリーの実現を目標に掲げ、構図、塗装、グランドワークをそのストーリーに沿って行いました。
最初からストーリーを描き、それに合わせた個体の作製→言ってみれば当たり前の事ですねwww

今年参加の「熱砂戦線」は、砂漠のザク小隊をイメージ。
作戦行動中に連邦の対MS特技兵の待ち伏せを受け、先行のザクが対MS誘導弾で手足を吹っ飛ばされて、小隊長機がパイロットを救出。
僚機がそれを制圧射撃で支援するというシーンを描きました。
先の想定ストーリーに従って、各ザクの役割とポーズを設定。小隊長機を目立たせるため、ザクデザートタイプ×1、ノーマルザク×2の構成としています。
小隊構成なので本当は支援隊や歩兵もいると思いますが、シナリオのシンプル化のために割愛。
実際は1/144ジープのキットも買ったり、アイテムは準備してましたが、ベースの余白の関係と時間不足もあり今回ここは引き算しました。
しかしこの点、今回の最大の反省点かもしれないと今は思っています。支援隊が慌ててるシーンを横に追加した方が緊迫感が高まったなぁ。
さらに上位に行くには、もっとシナリオを練り込まないといけないのかもしれませんね。

ではオラザク投稿画像です。

「熱砂戦線」




















舞台は北アフリカ。強烈な太陽光の降り注ぐ、リビアの赤い砂漠。
作戦行動中の、ザクデザートタイプを小隊長機とするザク小隊。
連邦対MS特技兵の待ち伏せを喰らい、対MS誘導弾で手足をぶっ飛ばされる先行進軍のザク。
おいおいマジかよー なんだよ、もう~ 勘弁してよーってぶつぶつ言いながら脱出するパイロットとそれを確保する小隊長機。
早くしろよーって怒鳴りながらも、きちんと制圧支援する僚機。
緊急事態の僚機連携は美しい構図を生み出す、ということを言いたいビネットですwww


ストーリーに従った各ザクの作製過程のご紹介はこちらから。
ザクビネットを作る(工作編)
MSVキットを使用して、昔懐かしい手法で旧キットの味を残しながら、ディテールを制限して今風の過剰感が出ないように、シンプルな作製を心掛けました。
また制圧射撃ザクの頭部を頂点とし、撃破ザクの胴体底辺とする大きな三角形の中に、片膝立のザクデザートタイプの三角構図を埋め込むような2重三角形の構図を取ることで、ビネットを2度見してもらえるような全体構図を意図しました。

強烈な太陽光をベースとした白っちゃけた感じを出すために塗装はかなり悩みました。
アーマーモデリングで紹介された各種AFV塗装技法を取り入れてトライしています。
ザクビネットを作る(塗装編)
補色B&W塗装(?)とか、スポットライト塗装とか、試したいことは試しました。

リビアの赤い砂漠を実現するためにアーマーモデリングを読みまくりました。
塗装と言い、グランドワークと言い、今回本当にアーマーモデリング様様ですw
ザクビネットを作る(グランドワーク編)


今回の作製とオラザク投稿、楽しめたとともにビネットにおけるストーリー表現の大事さを改めて認識しました。
また機会があったら今回の反省を活かしたガンプラビネットを作製し、オラザク参加してみたいと思います。





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11月に入りました。
今年もあと2か月。月日が流れるのが早すぎる。

さて、オーラファンタズムの世界を創るの2回目。
今回から工作の話に入ります。
作製は、大きくベースとなる甲虫と、主役のフェラリオのフィギュア作製の2系統。
今回は甲虫の基本工作部分をご紹介します。

基本となるイメージは出渕さんイラストのコガネムシ(?)


エポパテの塊で作れなくもないですが、脚とか面倒だし(w)、そのままの作製ではフェラリオもかなりイメージを合わせていかないといけないし(工作が面倒w)...とか、色々と思うところもあって、ベースにフジミ模型のカブトムシを使うことにしました。

このカブトムシ、ホント良くできています。
翅を広げた飛翔展開姿勢で、標本ぽく作るとめっちゃいい感じになると思います。

見たまま、大型のカブトムシw


ただ、このままだとフェラリオ役のネイキッドエンジェルを乗せるには役不足。
ややボリュームが足りません。

重い...助けてくれーって感じにしか見えないw

出渕さんのイラストを参考に、丸みを持たせて出来るだけ大型化していくという作製方針にしました。
さっそく背中(後胸部分)の大型化加工から。
いったん背中の割れ目と前後で大きく幅増し。


さらに幅を別位置でも広げて、出来るだけ横幅を取ることで、左右の丸みの出しています。
あわせて、幅増しパーツの再構築時に少し角度を丸める感じにして、上下でも厚みが出るようにしました。

あと、画像はありませんが、カブトムシの身の部分も加工しています。
下腹部でいったん切り離し、上下に段差を付けて再接着することで、上下に厚みを出しています。

また後胸の大型化にあわせて、前胸の部分も複数個所に切れ目を入れて、プラ板でくさび状に大型化しました。


さらに、これも画像はありませんが、角を途中で10㎜程カットして、短縮しています。
カブトムシ感を少し抑えるため。

サフ後で横比較の画像しかありませんが、もとのカブトムシと比べるとこんな感じです。

かなり大きくなった感じはします。

全体はこのようなイメージです。






なかなか良い感じに大きくなりましたが、このままだとイメージはまだまだ丸いカブトムシ止まりで、オーラファンタズムの匂いがしないため、エングレの付加作業をしてみました。

大きな文様は出渕さんのイラストを参考にデザインを決めて、0.3㎜のプラ板で作製。
細かいラインはエポパテで盛り上げていきます。

後胸部分にも大きな文様を乗せました。

周りを取り囲むエングレも、前胸と同じようにエポパテにて。


サフ後はこんな感じ。





エングレ周りが汚いので、後ほどの表面処理に手間がかかりました。

ネイキッドエンジェルを乗せてみた感じは悪くないかな。



甲虫の工作はとりあえずここまで。
次回はネイキッドエンジェルをフェラリオにする工作のご紹介になります。





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