Altered Notes

Something New.

日本マスコミの凶悪かつ深刻な異常性

2019-04-20 21:00:00 | 社会・政治
去る2019年4月18日の虎ノ門ニュース(*1)に自民党の萩生田光一幹事長代行が出演してジャーナリストの有本香氏からの質問に答える形で政治・社会の諸問題が語られた。

その中で萩生田氏は10月の消費税率10%への引き上げについて「6月の日銀短観(全国企業短期経済観測調査)の数字をよく見て『この先危ないぞ』と見えてきたら、崖に向かい皆を連れていくわけにいかない。違う展開はある」と増税を延期する可能性を述べた。さらに「増税をやめるなら国民の信を問うことになる」と述べ、その場合は安倍首相が衆議院の解散を行う見込みを示した。

これは単に可能性の話をしただけなのだが、テレビや新聞等のマスコミは一斉に蜂の巣をつついたような騒ぎになり、発言者である萩生田氏を批判し、とんでもない人物のように扱い、テレビ朝日などはナレーションの声を気色悪いものにしてあたかも萩生田氏の発言が異常なものであるかのように報じた。完全に印象操作である。

日本商工会議所の三村明夫会頭も18日の定例記者会見で「信じられない」と批判したのだが、日商の加盟各社であっても一般庶民であっても消費税の増税はしない方がありがたいのは間違いない事で、マスメディアや経済団体トップ等が増税断固実施の姿勢で気勢を上げるのはなんとも異常としか言いようがない。「信じられない」のは日商会頭の頭の中である。

こうした増税賛成な勢力は全て財務省の息がかかった連中であり、財務省官僚の言いなりになる腐敗の極みな勢力なのである。

財務省は日本の借金がとんでもない数字になっている事実を示して、だから増税は必須・必至と言いくるめようとするのだが、しかし財務省のロジックは既にIMF(国際通貨基金)によって論破されている。

IMFの見解では「日本はその借金に対して保有資産の数字が借金に拮抗するだけ保有している。なので差し引きほぼゼロであり、何も問題ない」と言っているのである。実際その通りなのだ。しかし財務省はこれを言わず、国民に対して嘘をつき、ひたすら財政危機を煽り自分たちの収入を増やすことしか考えていないのだ。

財務省の言い分は他にも「増税分は社会福祉や弱者救済に使う」としているがこれも嘘である。消費税という税制は弱者ほど負担が厳しくなる(これを逆進性と言う)税金であって、そもそも弱者を虐める性質が強いものだ。しかも軽減税率等々、小手先の誤魔化しで弱者に配慮しました、と言うのだが、弱者救済とか配慮とか言うくらいなら始めから増税などしなけりゃいいのである。言ってることがもう根本からおかしいのだ。(*2)

そして、そもそも消費税増税をすれば確実に景気は悪化する。これは過去の実績から見ても必ずそうなるのだし、今の経済状況のまま増税すれば日本は大変なことになるのは必至である。アメリカからも消費税増税は自殺行為であるという趣旨の意見があがっている。財務省官僚は増税すれば税の増収が期待できるとしているが、実は景気が崩れて減収になるのは間違いないところである。それでも増税に向かって暴走する財務省官僚達の凶悪さこそマスメディアが強調しなければいけない筈だ。

マスコミはなぜ萩生田発言を叩くのか。必死に萩生田氏を異常扱いするマスコミだが、実は異常なのはマスコミの方なのである。マスコミは概ね財務省に媚びており、特に新聞などは軽減税率適用対象にしてもらっているので増税が予定通りに実施されないと困るのだ。

単に可能性について少し述べただけの萩生田氏に対するマスメディアの集中砲火は凄まじいもので滑稽ですらあるような様相を呈している。これはマスコミが政府・官僚の方しか見ていず、国民の方を向いていない事を雄弁に語る証拠と言える。マスコミは国民のことなどどうでもいいのである。

日本のマスメディアは凶悪な正体を隠そうともせず、国民が望まない方向に世論を誘導しているのである。日本のマスメディアは本当に1%も信用できない国民の敵に成り果てたと言えよう。


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(*1)
大手マスコミは「虎ノ門ニュース」という名称を伝えず、単に「インターネットの番組」としか伝えていない。これは大手マスコミの特権意識・己が格上であるという大手故の優越感によるものだろう。自意識過剰であり実に嫌らしい差別意識である。


(*2)
実は増税などしなくても増税分のお金を生み出せる方策はあるのだ。日本には訳のわからない存在意義が不明な法人組織が多数あり毎年国から多額の援助がなされている。なぜなら官僚達の天下り先だからだ。こうした意味不明な法人組織のほとんどは無くても全然困らないもので、はっきり言って税金の無駄である。これらの訳のわからない法人を全てなくしてしまえば25兆円程度はすぐに節約できるそうである。これは消費税増税における増収期待分に匹敵する金額である。なので、国がやるべきは増税ではなく、これらの意味不明な法人団体を処分抹消することであろう。






大人引きこもり問題をどう捉えるか

2019-04-14 20:06:00 | 社会・政治
大人の引きこもりが問題となっている。
元々は若年層の引きこもりだったものが年月が経過したことで中高年化したのであり、現状で対象とされる人数は61万3000人とのことである。

このような問題を考える時に常に付き纏うのが上から目線での施策である。引きこもる人々を「社会に対応できない可哀想な奴」として見下しながら対処法を考えるのである。基本姿勢から間違っているので問題は解決されないばかりか、増々酷い状況に陥っていくのだし、場合によっては破滅的な結果に至ることもある。これは実にありがちな傾向であるが、引きこもる人々にはそうならざるを得ない理由があるのだ。この問題を語る上で非常に難しいのはそれが単純ではなく因果関係でも捉えられないからである。また、意識化出来ない無意識の中に解決へのカギが存在するから、とも言える。(*1)(*2)

以前の拙稿でも記したことだが、現代社会は多数派を占める心理的タイプの人にとって都合がよく居心地が良いデザインで設計されている。多数派が正しいからそうなっているのではない。単にそういうタイプの人が多数派だからそうなっているだけだ。多数派だから世界を勝手に解釈して自分たちを正義と位置づけているだけのことなのである。これが逆から見れば、そうではないタイプの人にとっては居心地が悪く不快な社会なのである。まずここは基本認識としておさえておくべきだ。

それだけではなく、この社会はあらゆる側面で枠からはみ出ることを悪として捉えるようになっており、現実に枠からはみ出ようものなら炎上し嫌がらせされ虐めを受けるような悲惨な事態を招いてしまう。実にマージンの少ない、或いは皆無な社会なのである。こんな社会ではその形(枠組み)にぴったりフィットするタイプの人々だけが快適に暮らしていけるのであって、そこから少しでも外れた人間は厳しく断罪され排斥されるのである。ただ、それは前述のように断罪する人々がたまたま多数派のタイプであるから、というだけのことであり、決してそれが「正しい」という訳ではないのである。

そうは言ってもなにがしかの対応は必要であろう。但し、引きこもっている人が経済的に恵まれた環境にあるのであれば敢えて触らず構わないでおく、というのも妥当な判断と言えるだろう。経済的裏付けがあるなら「何もしない自由」も認められるべきである。

その他の一般的な引きこもり対象者については深層心理学的なアプローチが必要である。解決が必要だと言うなら、その鍵は本人の無意識の中にあるからだ。言っても最も困惑しているのは本人である。なぜ困惑しているかと言えば自分の中にある真の「理由」が意識化できないからなのだ。人間の無意識の領域は極めて広大無辺である。その中にどのような形で回答や解決策が存在し、それをどのように発見してゆくのか、そこを科学的なアプローチで探っていく為には多大な時間とエネルギーが必要である。

科学的というのは深層心理学であって、例えば分析心理学を提唱したスイスのC.G.ユングは実際に社会に適応できない人、人生に問題を抱えているがそれが単純な因果関係で説明できない人々の無意識をその人の発言・行動・表現物・夢の内容等々から探り出して解決に導いた実績がある。これは本当に難しく時間と忍耐力が必要な作業であるが、しかしうまくいけば真に解決と断言できるところまで持っていくことができるのである。現代の引きこもり問題にきちんと対応するならば、この為に多くの優れた深層心理学者が必要になる。心理学者と言ってもよくTV番組に出てくるような薄っぺらい偽心理学者ではない。必要なのは本物の深層心理学者であり、臨床技術に長けた人である。

社会がこのような本質的な部分に気づいて引きこもり問題が少しでも改善される方向に動くことを期待している。



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[2019/6/4 追記]
先日の登戸(川崎市)での無差別殺傷事件の犯人が中高年引きこもりだったことからマスコミは犯人の自宅捜索でスマホやパソコンが見つかるかどうかに注目していた。犯罪を起こす引きこもりの男は自室内でパソコンやスマホばかりしている変態に違いないという決めつけが前提にあるからだ。しかしスマホもPCも出てこなかった。ゲーム機は出てきたのでそれを報道したら世間から「ゲーム機くらいどこの家にもあるぞ」と反論された。これはマスコミが事実を率直に探求するのではなく、マスコミが勝手に決めつけたステレオタイプに犯人を当て嵌めようとしているからである。マスコミの一面的で薄っぺらで単純過ぎる思考に世間は気づいており、うんざりしているのである。
マスコミにありがちなのが問題を単純化してパターン認識で捉えるように変質させること。それは既に「引きこもり=犯罪者予備軍」という決めつけを印象付ける報道をしていることでも判る。これは昔から普遍的に見られるマスコミの「愚者の思考」である。引きこもっている人すべてをそうした色眼鏡で捉えることで世間に間違ったサインを与えてしまう愚をマスコミは何度も繰り返し犯してきている。普通に誰にも迷惑かけずに幸せに引きこもっている人だって多いのだ。そうした人々はただ「何もしない自由」を謳歌しているだけなのに、愚かなマスコミは負のイメージを付けるべく印象操作に励む。マスコミの頭の悪さと心の無さを如実に感じる部分であろう。マスコミの「程度」というのはこんなものなのだ。
こうした浅はかなマスコミが中高年引きこもりをどんどん追い詰める役割を担っているのだが、マスコミ自身はそれに全く気づいていないし気づこうともしない。なぜか。自分達の記事や報道が売れればそれでいいからである。記事が事実でなくとも嘘であっても儲け・利益が得られれば誰がどうなろうと知ったことではない、というのが彼らマスコミの正体である。その本質・正体は年月を追うごとに増々酷くなっていく傾向にある。



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(*1)
この種の問題をTV番組等で識者と称する連中が語ることがあるが、殆どの場合、ピントのずれたコメント・意見になる。なぜか。コメンテーターをやるような人々はそもそも人生の勝ち組であり、少数派としての苦しみ・辛さなど想像の埒外だからである。彼らに語らせても問題の本質に迫ることは一切できない。



(*2)
引きこもりの中年男性をニッセイ基礎研究所の天野馨南子准主任研究員は「子供部屋おじさん」という蔑称を付けて流行らせようとしている。引きこもりにならざるを得ない男性には様々な事情や都合というものがある。それらを最初から無視してこのような命名をすること自体、対象者に対して極めて失礼であり無神経な事である。「子供部屋おじさん」という名称は侮蔑的なニュアンスが込められている事が自ずと読み取れる。つまり社会現象に客観的なカテゴライズをしたのではなく、はじめから侮蔑的な意図があってこのような命名をしているのだ。天野氏が書いた記事を読んでも文章や行間に引きこもり男性を侮辱したい感情が明白に読み取れる。天野氏は研究者としては完全に失格であり人として三流である。
女性に対してこれに類する蔑称など付けようものならたちまち大炎上になるだろうが、天野氏は「男性ならばいくら傷付けても良い」と考えているのだろう。精神的に歪んだ人間なのだと思われる。
また、これと同等の蔑称として「パラサイトシングル」がある。大学教授の山田昌弘氏が作った蔑称で「実家に寄生する独身」という意味である。人間を寄生虫扱いである。天野氏にしても山田氏にしてもよくもまぁこんな酷い命名ができるものだ、と逆の意味で感心する。二人に共通しているのは対象者に対する蔑視感情でありヘイトである。問題を解決しようという意思は感じられない。真実を見ようとせず、このような一方的なカテゴライズと身勝手な蔑称の押し付けをしている時点で人間失格である。







宮本亜門氏の前立腺がん公表に思う

2019-04-12 21:21:00 | 健康・医学
宮本亜門氏の前立腺がん公表が話題になっている。

がん公表の宮本亜門さんが会見

この件から改めてがんとその治療について思うところを記してみたい。


フジテレビ「グッディ」(12日放送分)に依れば、宮本氏は普段から演劇へのストイックな姿勢を自分は当然として参加する全てのキャストにも求めていたという。「病気になるのは自己管理がなってないからだ」という趣旨で考えていたそうだ。

こうした発言からも判ることは、がんについて一般社会の知識は本当に貧弱であり皆無に等しい状況にある、ということだ。もちろん筆者だってがん知識が万全な訳ではなく、専門的な深い知見は持たない。だが、一般社会のがん知識の無さはとんでもなく酷いレベルである。

基礎知識すらないから妙な非科学的治療法に引っかかったりもするし、大病院での治療だから安心と思っていたら西洋医学的アプローチの限界に阻まれて悪い結果に導かれたりもする。また、自分は全部判っているという態度の知ったかぶりコメンテーターもマスメディアで間違った情報を平然と垂れ流しているので、人々はがんに対して「何が正解なのか」が非常に判りにくい状態に置かれているのが実態である。

さて、宮本氏の話に戻る。
キャストやスタッフにも健康の自己管理を徹底することを求めた宮本亜門氏は己の身体に前立腺がんの可能性が出てきた段階(*1)で悩んだそうである。周囲にストイックな姿勢を求めた自分ががんという病気になってしまったことをどう説明すればいいのか、と。

ここが宮本氏のがん知識のなさ故の苦悶なのである。がんは基本的には加齢によって免疫力が下がってくることで発症確率が上がる病気である。健康の自己管理も関係なくはないが、それだけを責めればいいものでもない。

どういうことか。

人間の体内の免疫力は18~20歳頃がピークで、それ以降は徐々に下がっていく。70~80代になると20代の頃の1/10程度にまで下がってしまう。がんでなくても大きな疾患になりやすい状態になっているのだ。宮本氏のような60代だと免疫力は既に相当下がっているものである。だから健康へのケアを意識的に行っていても免疫力の低下まで担保できないのが普通である。

がんとはそもそも何なのか?

がんは細菌でもないしウィルスでもない。自分自身の細胞そのものである。自分の細胞がある日突然変異を起こしてがん細胞に変身するのだ。そしてこれを放置すると循環器(血液)を伝って身体中に広がっていく。これを転移と呼んでいる。

もう一つショッキングな話がある。

がん細胞は毎日発生している、という事実である。人間なら誰でもその体内においてがん細胞は毎日発生しているのだ。それではすべての人ががんと判定されそうなものだが、どうなっているのか。

ここで免疫力が出てくる。通常は体内のNK細胞に代表されるような免疫力が働いて がん細胞 を駆逐してくれるのだ。免疫力に十分なパワーがあれば大丈夫である。しかし加齢によって免疫力が下がってくるとそうもいかなくなってくる。免疫力が取りこぼした がん細胞 が幅を利かせてくると、それがわいゆる「がん」として判断・認知されることになる。

前立腺がんの場合はPSA(*1)の値が上がってきて不審に思えるようなら生検(生体検査)で確実な判断を求めることになる。がん細胞は通常細胞に比べて組成・配列が明らかに異常なので生検を行えば確実な判定ができるのだ。

通常は がん が発見されてから病院で対症療法による治療が始まる。患者は がん の恐怖を感じつつ医師が執行する西洋医学の療法で治療されることになるのだが・・・どうだろうか。がん になってから治療するよりも、そもそも がん にならない身体作りをした方が良いのではないか?

先述したように がん に負けない身体とはすなわち充分な免疫力がある状態を言う。ならば免疫力を強化する手立てを考えたらよろしい、ということになる。まずは食事だ。免疫力を高める食材となると自ずと限定されるが、できる限り有害な添加物が入っていない生成りの食材を求めるのが理想である。しかし、現代ではこれはほとんど難しいことかもしれない。

ならば、食事にも留意は必要だが、それ以外の方法で免疫力を強化する、という方向に進むしか無い。そこで出てくるのがいわゆる健康食品・サプリメントの類である。ここで知ったかぶりコメンテーターは訳知り顔で健康食品の怪しさとその商法への警戒を説く。確かに世の中に出回っているほとんど(恐らく9割以上)の健康食品は偽物かそれに近いものである。だからコメンテーターの言説は完全に間違いではないのだが、半分当たりで半分ハズレといったところか。

健康食品の中にも本物は厳然として存在している。特定の樹木から取れるある種の物質はロシアではチャーガと呼ばれて昔からがん治療薬(*2)として使われているし、海藻に起源を持つとある物質はがん細胞を直接攻撃してがん細胞自身を自殺に追い込む(*3)という劇的な効果がある。しかしこれも偽物が多く、本当に困っている人がなかなか本物にたどり着けない、という実情がある。(*4)

筆者の父は前立腺がんと診断されたが、筆者が用意した健康食品を毎日服用したことで翌月の血液検査・尿検査でPSAの数値が一気に1/10に下がった。そして服用を続けた結果として見事に前立腺がんの危機を乗り切ったのだ。家族である私は本当に嬉しかった。これは魔法でもなんでもなく厳然たる事実であり西洋医学が知るところではない科学的治療法なのである。健康食品の効果について「信じるか信じないか」といった問いをよく見かけるが、信じるかどうかの問題ではなく現実に起きた事実なのだから否定しようがないし否定される筋合いもないのである。

西洋医学が知らない、と書いたが、実は彼らは知っているのだ。知っていながらこの療法を採用しないし啓蒙もしない。

なぜか。

病院・製薬会社・官僚 のトライアングルによって利益を上げるシステムが構築されているからである。だから病院はほとんど効かない治療法(*5)を続けることで利益を確保し、前述のトライアングル全てが利益で潤う仕組みを維持する事を最優先にしているのである。(*6) 人間を助ける事は彼らにとって二の次なのである。



話を戻すが、宮本亜門氏はステージ2の比較的初期の段階で骨や臓器への転移も認められないということでまずは一安心であろう。がんは決して楽観はできない疾患であるので充分な治療で本当の安心を得てほしい、と心から願うものである。








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(*1)
前立腺がんの場合はPSAというマーカーの値が判断の基準になる。これは前立腺から分泌される たんぱく質 の度合いを示すもので、がん細胞が発生するとこの数値が増える。概ね4.0以上の数値が出たら前立腺がんを疑ったほうが良いとされている。ただし、これはあくまでたんぱく質の度合いを示すもので がん そのものの度合いを示している訳ではない事は覚えておくべきである。

(*2)
ロシアのノーベル文学賞受賞の作家ソルジェニーツィンの著作にも登場する。

(*3)
がん細胞の特徴の一つとして「なかなか死なない」というのがある。生半可な事では死んでくれないのだ。しかし海藻のもずくに含まれるフコース(フコイダン)という成分はがん細胞に対して「もう寿命なんだから死になさい」という自殺命令を与えることができるのである。そしてその通りにがん細胞は自滅するのだ。

(*4)
ドイツなどでもがん治療には西洋医学的療法の他に普通に健康食品・サプリメントを使用した療法がなされている。化学的に作られた医療薬から健康食品までシームレスにチョイスできるそうである。

(*5)
よく知られた治療法で抗がん剤というのがあるが、まず抗がん剤の素性は過去の拙稿に記してあるので参照されたい。

抗がん剤が「駄目」である理由


(*6)
がん治療の他にも問題はある。
スギ花粉に悩む人は多い。この問題は国が杉を植林し続ける事がそもそもの原因なのだが、一向に改めようとしない。官僚が製薬会社と組んで花粉症薬で儲けて官民仲良く懐を肥やす仕組みが成立しているのでこれを失いたくないから、と言われている。







「コンプレックス」について

2019-04-12 15:53:20 | 社会・政治
社会一般で「コンプレックス」と言うと多くの人はすなわち「劣等感」の意味で受け止める。しかし本来コンプレックスという言葉は「複合体」という意味であり、劣等感という意味はかけらもない。これは実に普遍的に見られる誤解なのだが、本当は「劣等感コンプレックス」として使われるのが正しい言い方である。心の中にある劣等感にまつわる心的要素が複合体を成しているところからそう名付けられた深層心理学の用語なのだが、いつしか「劣等感」が省略されて「コンプレックス」だけで劣等感を意味する単語として独り歩きを始めてしまったのだ。

繰り返すが、コンプレックスは複合体という意味である。それは複数の映画館が入ったビルをシネマ・コンプレックスと呼称することでもおわかりいただけるであろう。

これを放置しておくと非常によろしくないのは、例えば英語圏の人々に「劣等感」のつもりで「コンプレックス」と言ってしまうと向こうはキョトンとするか或いは「おまえは馬鹿か」とか「何を言っているのだ?」という態度になってしまい、コミュニケーションが成立しなくなる可能性があること。発する側に単語に対して完璧な誤解があるのだから思ったとおりに伝わる訳が無いのだ。

こうした初歩的にして致命的な誤解が社会的規模で広まってしまったのは、個々人の誤解を端緒としてテレビ等のマスメディアが間違いを正さないまま広めてしまった事が原因であろう。マスメディアは常に言葉を捻じ曲げて破壊する急先鋒である。






アマチュアビデオカメラマンにありがちなこと

2019-04-12 15:50:45 | 写真・映像
動画投稿サイト等でアマチュアが撮影したビデオ映像でもっともありがちな事は、肝心な瞬間が映ってない、ということ。特に事故映像や災害映像等で最も重要な瞬間に撮影者がファインダーから目を離してしまってレンズの光軸が撮影対象(被写体の中心)からはずれてしまう。結果として「肝心な瞬間」が映ってないということになる。撮影者が「肝心な瞬間」にショックを受けたからこそそうなってしまうのだが、プロのカメラマンならあり得ないミスである。プロなら絶対にファインダーから目を離すことはないからだ。