2023年2月20日にアメリカのバイデン大統領がウクライナの首都キーウを訪問していたのだが、これでG7のトップリーダーの中でウクライナを訪問していないのは岸田総理だけになった。
しかもウクライナのゼレンスキー大統領は以前アメリカでバイデン大統領に会っているので、ウクライナに行っていない上にゼレンスキー氏に対面で会ってもいないG7首脳は岸田総理だけ、ということになった。
この件について数量政策学者の高橋洋一氏の解説を基調に記す。
国会開会中に行くには色々と難しいこともある。だから以前のヨーロッパ歴訪の時に訪問しておけば良かったのに、千載一遇の好機をのがしてしまった岸田総理…。言っても現在進行形の戦場に赴くことにビビってしまったか…所詮は「総理大臣になりたかっただけの男」である。腹を据えて行く勇気は無かったらしい。
ちなみに国会開会中に行く場合は、法律云々は関係ない。運用上の問題で、議長の許可を得なければいけないとか、そういった手続きが必要である。
だが、しかし…。
ウクライナ行きは予め予定を公開することはできない。当たり前だ。日本の首相とゼレンスキー大統領の居場所や行動が判ってしまうからだ。「この機会に是非攻撃して下さい」と言ってるようなものである。だから岸田総理が隠密に行動して突然ウクライナの地でゼレンスキー氏と会ったとしても、多くの国民は文句は言わないであろう。
だが、もっと障害になり得るのは、日本の首相はその行動を四六時中監視されていることである。新聞には「首相動静」というコーナーがあって、首相の一日の行動が分単位で記されている。だが、これも土曜と日曜はやや緩くなっているので、腹を据えてかかれば金曜~日曜でこっそり行って帰ってくるくらいは不可能ではない。マスコミは騒ぐかもしれないが、「家で書類整理」としておけばそれで済む事である。
そもそも、自分の国のトップの動きを分単位で記録して外部に公開している国など日本以外には無いのである。当然である。秘密管理上、問題があるのは間違いない。
バイデン大統領の場合は夜間に米軍機でポーランドまで行って、そこから汽車でウクライナ入りしたそうで、同行したマスコミの記者は二人で、全てが隠密の内に遂行されたのである。
バイデン大統領のウクライナ訪問の後で岸田総理は自身のウクライナ訪問の可能性について聞かれた時に「国会があるから行けない」と述べたそうだが、逆に国会で「いついつ行きます」などと言ったらやられに行くようなものである。間抜けが過ぎる、と。バイデン大統領だって会談が終わってから公表しているのである。
ところが、岸田総理がウクライナを訪問するのなら、国会で事前承認を得る必要がある、と主張する阿呆な政治家が居る。立憲民主党の泉健太代表である。
泉代表は2月25日に甲府市で記者団に対して「秘匿して行く必要があるのか。国会の了承を得て堂々と行くのも一つの姿だ」と述べている。立憲民主党の政治家はたいがい頭の中がお花畑の人が多い印象だが、代表からしてここまで愚鈍だとは呆れるばかりである。泉氏はウクライナが現在進行形の戦場であり、事前に訪問が明らかになれば岸田総理とゼレンスキー大統領の所在と動きがバレてしまう事になり、それはロシアにとっては格好の攻撃・暗殺のターゲットになる・・・この程度の想像力も無いのが泉健太氏なのである。彼の頭の中は馬と鹿が跳ね回っているのかもしれない。(蔑笑)
泉代表の発言が単に愚鈍であるが故のものでなければ、もう一つの可能性としては、故意に岸田総理とゼレンスキー大統領の生命に危険が及ぶ状況を故意に作り出したい意図があっての発言、ということになる。これもまたとんでもない事だが、極左姿勢を顕にする立憲民主党なら「無くはない」、かもしれない。
現在、自民党内でも岸田総理のウクライナ訪問について検討中らしいが、既に時期を失している感は強く、肝心の岸田総理本人も今までビビってウクライナに行けなかった経緯を合わせて考えると、難しいのではないだろうか。ここまで自体が拗れる前に行っておけばこんな事にはならなかったのに…今の岸田総理の気持ちは、ぺこぱのように「時を戻そう」な気分かもしれない。
ただ、このままだと岸田総理は5月に予定されているG7広島サミットで、初めてゼレンスキー氏にお目にかかる事になるだろう。他の各国首脳が「やぁやぁ」と親しくゼレンスキー氏に会う時に岸田総理だけ「初めまして」という挨拶をしなくてはならない事になる。みっともないことこの上ない。
ちなみに、安倍元総理はオリンピックの時にいきなりスーパーマリオ姿でブラジルに登場して世界中を喫驚させた実績がある。隠密行動でなし得た事だ。もしも現在の首相が安倍氏だったら、隠密でウクライナを訪問していたであろうことは間違いない。
岸田総理が隠密のアクションを取れない最大の原因は岸田氏の特技である「他人の意見を聞く」能力が最大に発揮されてしまうからである。(笑) 岸田氏は自身の事について人に相談する事が多いが、そんなことをしていたら情報は漏れるに決まっているのだ。仮にウクライナ訪問という重大な案件を相談するのなら、相談先を極端に絞ることが大切である。絞らなければ漏れるのは必須であり、漏れたらアウトなのである。
岸田総理がキーウ訪問するなら、その最大のチャンスは以前の欧州歴訪の時であった。あの時にダボス会議の日程が見当たらなかったので、高橋氏は「ウクライナに行くのかな?」と思っていたそうだ。だが、岸田氏は結局行かなかったのである。
実際にウクライナへ行ってゼレンスキー氏に会って何を話すとか、そういうことよりも「会うこと」に意味があるのであり、それこそがウクライナ支援の基本中の基本なのである。
しかし結局チャンスを活かすこともできず、小心者の岸田総理は会いに行けなかった。G7の中でもビリッケツである。このままではゼレンスキー氏がサミットに来るのも難しくなるであろうし、色々な事が岸田氏の決断力の無さとビビリによって駄目になるのだ。
もう本当に日本の総理大臣という要職を岸田文雄氏に任せるのは止めにしたほうがよろしい。「総理大臣になりたかった」だけの人物であるが故に、もう目的は果たしただろうから、この辺でお引取り頂きたいものである。
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しかもウクライナのゼレンスキー大統領は以前アメリカでバイデン大統領に会っているので、ウクライナに行っていない上にゼレンスキー氏に対面で会ってもいないG7首脳は岸田総理だけ、ということになった。
この件について数量政策学者の高橋洋一氏の解説を基調に記す。
国会開会中に行くには色々と難しいこともある。だから以前のヨーロッパ歴訪の時に訪問しておけば良かったのに、千載一遇の好機をのがしてしまった岸田総理…。言っても現在進行形の戦場に赴くことにビビってしまったか…所詮は「総理大臣になりたかっただけの男」である。腹を据えて行く勇気は無かったらしい。
ちなみに国会開会中に行く場合は、法律云々は関係ない。運用上の問題で、議長の許可を得なければいけないとか、そういった手続きが必要である。
だが、しかし…。
ウクライナ行きは予め予定を公開することはできない。当たり前だ。日本の首相とゼレンスキー大統領の居場所や行動が判ってしまうからだ。「この機会に是非攻撃して下さい」と言ってるようなものである。だから岸田総理が隠密に行動して突然ウクライナの地でゼレンスキー氏と会ったとしても、多くの国民は文句は言わないであろう。
だが、もっと障害になり得るのは、日本の首相はその行動を四六時中監視されていることである。新聞には「首相動静」というコーナーがあって、首相の一日の行動が分単位で記されている。だが、これも土曜と日曜はやや緩くなっているので、腹を据えてかかれば金曜~日曜でこっそり行って帰ってくるくらいは不可能ではない。マスコミは騒ぐかもしれないが、「家で書類整理」としておけばそれで済む事である。
そもそも、自分の国のトップの動きを分単位で記録して外部に公開している国など日本以外には無いのである。当然である。秘密管理上、問題があるのは間違いない。
バイデン大統領の場合は夜間に米軍機でポーランドまで行って、そこから汽車でウクライナ入りしたそうで、同行したマスコミの記者は二人で、全てが隠密の内に遂行されたのである。
バイデン大統領のウクライナ訪問の後で岸田総理は自身のウクライナ訪問の可能性について聞かれた時に「国会があるから行けない」と述べたそうだが、逆に国会で「いついつ行きます」などと言ったらやられに行くようなものである。間抜けが過ぎる、と。バイデン大統領だって会談が終わってから公表しているのである。
ところが、岸田総理がウクライナを訪問するのなら、国会で事前承認を得る必要がある、と主張する阿呆な政治家が居る。立憲民主党の泉健太代表である。
泉代表は2月25日に甲府市で記者団に対して「秘匿して行く必要があるのか。国会の了承を得て堂々と行くのも一つの姿だ」と述べている。立憲民主党の政治家はたいがい頭の中がお花畑の人が多い印象だが、代表からしてここまで愚鈍だとは呆れるばかりである。泉氏はウクライナが現在進行形の戦場であり、事前に訪問が明らかになれば岸田総理とゼレンスキー大統領の所在と動きがバレてしまう事になり、それはロシアにとっては格好の攻撃・暗殺のターゲットになる・・・この程度の想像力も無いのが泉健太氏なのである。彼の頭の中は馬と鹿が跳ね回っているのかもしれない。(蔑笑)
泉代表の発言が単に愚鈍であるが故のものでなければ、もう一つの可能性としては、故意に岸田総理とゼレンスキー大統領の生命に危険が及ぶ状況を故意に作り出したい意図があっての発言、ということになる。これもまたとんでもない事だが、極左姿勢を顕にする立憲民主党なら「無くはない」、かもしれない。
現在、自民党内でも岸田総理のウクライナ訪問について検討中らしいが、既に時期を失している感は強く、肝心の岸田総理本人も今までビビってウクライナに行けなかった経緯を合わせて考えると、難しいのではないだろうか。ここまで自体が拗れる前に行っておけばこんな事にはならなかったのに…今の岸田総理の気持ちは、ぺこぱのように「時を戻そう」な気分かもしれない。
ただ、このままだと岸田総理は5月に予定されているG7広島サミットで、初めてゼレンスキー氏にお目にかかる事になるだろう。他の各国首脳が「やぁやぁ」と親しくゼレンスキー氏に会う時に岸田総理だけ「初めまして」という挨拶をしなくてはならない事になる。みっともないことこの上ない。
ちなみに、安倍元総理はオリンピックの時にいきなりスーパーマリオ姿でブラジルに登場して世界中を喫驚させた実績がある。隠密行動でなし得た事だ。もしも現在の首相が安倍氏だったら、隠密でウクライナを訪問していたであろうことは間違いない。
岸田総理が隠密のアクションを取れない最大の原因は岸田氏の特技である「他人の意見を聞く」能力が最大に発揮されてしまうからである。(笑) 岸田氏は自身の事について人に相談する事が多いが、そんなことをしていたら情報は漏れるに決まっているのだ。仮にウクライナ訪問という重大な案件を相談するのなら、相談先を極端に絞ることが大切である。絞らなければ漏れるのは必須であり、漏れたらアウトなのである。
岸田総理がキーウ訪問するなら、その最大のチャンスは以前の欧州歴訪の時であった。あの時にダボス会議の日程が見当たらなかったので、高橋氏は「ウクライナに行くのかな?」と思っていたそうだ。だが、岸田氏は結局行かなかったのである。
実際にウクライナへ行ってゼレンスキー氏に会って何を話すとか、そういうことよりも「会うこと」に意味があるのであり、それこそがウクライナ支援の基本中の基本なのである。
しかし結局チャンスを活かすこともできず、小心者の岸田総理は会いに行けなかった。G7の中でもビリッケツである。このままではゼレンスキー氏がサミットに来るのも難しくなるであろうし、色々な事が岸田氏の決断力の無さとビビリによって駄目になるのだ。
もう本当に日本の総理大臣という要職を岸田文雄氏に任せるのは止めにしたほうがよろしい。「総理大臣になりたかった」だけの人物であるが故に、もう目的は果たしただろうから、この辺でお引取り頂きたいものである。
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