伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

緑の只中に居る私

2013年04月27日 | 雑文

4月27日 (土)  

春の桜もいいが、この時期の萌える新緑の美しさ格別である。

当地に来て23年、毎年眼一杯に広がるこの新緑の景色を書斎の窓から見てきたが、飽きることはない。

初めの頃は緑の中にわずかに人家が点在するだけだったが、年とともに人家は増え続け今では緑と屋根が半ばするようになったが、心にしみるこの緑の景観はまだ失われていない。

これから後、何度こうした緑の中に居る自分を見ることが許されるだろうか。

いずれにせよ、定年退職後それまで縁もゆかりもなかったこの土地を終の棲家にして今日まで至ったことは正解だった。

古代インドのライフステージに「林住期」というのがあるそうだが、この自然環境こそ「林住期」にふさわしい。もっとも実年齢の私は「林住期」などとうに過ぎているが……。

このような土地に住むことを縁付けてくれたいまは亡き先輩IWにはただただ感謝のほかない。先輩がいなければ今のように美しい自然の中で満ち足りた悔いなき余生を送ることはできなかったことだけは確かだ。

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 書斎内「育苗工房」繁盛期 | トップ | 連休中の小散歩 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自然豊かな北海道・・・ (sibuya)
2013-04-28 12:03:16
北海道空知平野の田舎マチにある我が家はピンネシリ
の山々に包まれていて 平地は広大な水田地帯で
それを過ぎると針葉樹・広葉樹の森が広がっている。
何と云っても空気がうまい・・ 近くには北海道の母なる
川「石狩川」が流れ 春と秋には数万羽のマガンや
白鳥が渡ってくる。とても好きな土地なのだが 冬の
厳しい寒さが身に沁みる・・
返信する
緑色は何種類? (KZ)
2013-04-28 19:11:18
・萌える緑、 濃い緑等緑色は数種類あるように思います。
 (色図鑑により定義された種類では有りません)
・萌える緑は、なんとなく若々しさが伝わってくる。
・濃い緑は、青年期を過ぎ壮年感?に思える。

人は皆、緑によって元気付けられているのではないでしょうか!
返信する

コメントを投稿

雑文」カテゴリの最新記事