8月17日(火)
最近、パソコンの動きが少しおかしく感じることがあり、どうもすっきりしない。
あまりやりたくないことだが、この際思い切ってパソコンの「再インストール」をやっておこうと思い定めた。
8月14日、天気があまりよくなくいたずらに蒸し暑いだけのこの日、戸外活動には適しないので、室内にこもる時間だけはたっぷりあると、書斎での長時間にわたるパソコンとの格闘に踏み切った。
だが、覚悟はしていたとはいえ、予想していた以上の時間がかかった上にうまくいかないときのストレスも強く大変な作業となった。
朝から始めれば夕方にはならなんとか形は付くだろうと思っていたのだが、一日では到底済まず、翌日にかなりの作業を積み残すことになってしまったのである。
「再インストール」の作業そのものは、予定どおり順調に進んだのだが、その後の作業が大変で、途中には「再インストール」の荒業などしなければよかったとつくずく思った。
「再インストール」はしたものの、パソコンを元の通りの操作環境に戻すということが思わぬ難事業で、挙句の果てにはパソコンの音声再生がうまく戻らず、パソコンから音が出ないという重大な支障まで生じてしまったのである。
気にしていた「インターネット接続」や「メールの設定」などは、「バックアップ-NX」というソフトを使えば難なくできたし、「お気に入り」や「ワード文書」・「メール内容」の復元作業も簡単だったが、2004年の購入にかかる私のパソコンの古さが思いがけない厄介な作業を強いることになった。
パソコンにプリインストールされる「OS」が「XP」の比較的初期のバージョンであったことから使い慣れていた「 XP pack2」にバージョンをあげていくには順次バージョンアップを重ねねばならず、その後には「アップデイト」の自動更新が行われるよう措置しておかねばならない。
さらにはブラウザーの「エクスプローラ」もグレードアップする仕事もあった。
これらの作業自体はさほど難しい作業ではないのだが「ダウンロード」「インストール」を繰り返す作業にはえらく時間がかかる上、未経験の作業だけに不安がいつも付きまとうことになった。
次いで、自動的にインストールされてしまっているウイールスソフト「マカフィー」の古いのはこれを削除してから、現在購入しているソフトを新たにインストールしなければならない作業があり、接続したプリンターを正常に動かすためには、プリンター製造会社にアクセスしてプリンターの「ドライバ」を入れ、関連ソフトを「ダウンロード」「インストール」しなければならない。そして、その後プリンターが実際にうまく動くかどうかの確認作業もある。
そのほか後からインストールしたフリーソフトの類(Adobeのソフトやデジカメ関係のソフト、itunes、縮小専用、GMPなど)も探してインストールすることになる。
更にはclipbordの中味が見えるようにする措置、さらにはそれにデスクトップの画面変更など私好みに合わせたものに戻すための雑多な作業もこなさなければならない。
これらの雑多な仕事を終えてほっとしたのも束の間、なんとパソコンから音が出ない。ちょっとしたデバイスの不適合なのだろうが、この修復は簡単ではなくサポートセンターに聞いてからやらねばならない厄介な仕事である。
さらに失敗だったのは、「バックアップNX」ではワードの辞書保存がうまくできていなかったことである。これは今となってはいかんともしがたい。改めてこれからの文書作成作業では一つ一つ辞書の登録をしていかねばなるまい。
結局、丸2日かかったこの大作業で、音声再生修復の仕事が残る結果となってしまったのである。
そんな作業を2日もやり続けぐったりしたら、なんだか現有のパソコン「VT-9008D」をこれからも使い続けることが俄かに嫌いになってしまった。
これだけ手数を踏んでも結局は操作環境が元に戻るだけのことであり、機能的にが特段の改善がみられるわけでもない。なんだか馬鹿馬鹿しくなってしまった。
なにしろ現有のパソコンは6年も使ってきた機種である。このパソコンの基本OS「XP」ではもはや時代遅れ。「7」が一般的になってきていることもこの再インストール作業の過程で痛感されたところである。
ここは、パソコンの新機種購入について検討すべき時期にきているのかもしれないと思うようになった。
8月16日、この日はかなり長い時間をかけてネットでパソコンの新機種を調べてみることになった。
各方面でもっとも評判がいいのは、やはりトップ企業であるNECの製品のようである。
それに「NEC」はなによりサポート体制がよく整備されており、私はこれまで使い慣れてもきている。
今回は価格comなどで安く買えることを一切度外視して、ネットの上で自分の好みに合いそうな新機種の機能を「NEC」の直販サイトにアクセスして調べ上げ、その知識をもとにして買換相談窓口「NEC Direct」に電話して、1時間ほどターゲットにした機種の細かい仕様を問い正した。
これまでのパソコンの買換えでは、仕様などほとんど理解できなかったから、店頭に並ぶ機種から見た目と値段だけで決めていたのである。
ターゲットとした機種は、これまでと同じ「デスクトップ」で、「本体・モニター一体型」でなくセパレートなもの、そして自分の好みに合わせてある程度はカスタマイズできるものとした。
選ばれた「VALUESTAR L(s)」は、各スペックを自分で決める特別仕様(メモリ8G ハードディスク1T USB3.0ポートなど)のもである。
当初はブルーディスクも使えるドライブ装備を考えたが、それに対応するモニターは23型しかなくしかも値段がかなり高額であること、パソコンにはブルーディスクまでは必要なく、ドライブは「DVDスーパーマルチドライブ」であれば十分と考えたので、モニターは現在使用している23型F23W11が機能的にさほどの差がないよう思われるのでこれを転用することにした。
見積もらせたら、幸いNECは夏季特別サービス期間中とかで、この特別仕様で通常価格で¥188325のところ¥144000で収まるという。
翌16日の朝、購入するパソコンの特別仕様を再度ネットの上でチェックしてから購入手続きにはいった。
こうして8月14、15、16と丸3日間、パソコンに振り回された日はようやく終わったのである。
今は8月20日には届けられることになった製品が待ち遠しい。
製品が到着したら、早速、新時代に即応した快適なパソコンの操作環境を構築しようと思っている。