京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

巨椋(オグラ)の蓮の花も開花

2015-06-20 05:48:19 | 京都花めぐり

一昨日、植物園で咲いていたハスの花です。
巨椋(オグラ)の名前がついたハスも四品種咲いています。
以前というより、ずっと時代が遡る頃、京都の南部、現在の伏見区、宇治、
久御山町にまたがる場所に、大きな湖のような巨椋池がありました。

豊臣秀吉による伏見城建設の土木工事や、昭和初期の干拓事業で現在は農地になり、
巨椋池の面影は見ることができなくなってしまいました。
一方、巨椋池といえば豊臣秀吉も好んだと言われる、蓮が古来より有名です。
舟で蓮見が行われるほどでした。
現在は干拓でなくなってしまいましたが、絶滅した蓮の種子を拾い集めて、
育成したのが巨椋の蓮の数々です。


巨椋の華





巨椋の輝





巨椋の炎





巨椋の白鳥





二本柳





ヒメレン(姫蓮)





タイハクレン(太白蓮)





園芸品種、リーズジャイアントサンバースト





エンヨウテン





コクボウノオニベニ(黒坊の鬼紅)





メイコウレン(明光蓮)





スイヒレン





カイヨウレン





ハクマンマン





ハスピンク、ダブル、ホーム





ショウマイヒ





いかがでしたでしょうか。
大賀ハスもそうですが、絶滅したと思われても、種子が見つかれば復活できる蓮、
ものすごい生命力に驚かされます。






昨日の散策、今の山野草と睡蓮

2015-06-19 14:29:41 | 京都花めぐり

昨日、植物園でのアジサイ撮影のあと、生態園の山野草を撮影に行きました。

オカノトラオ





ノグルミ





アブラチャンの実





ヒメユリ





モクゲンジ
高木でかなりズームしました。





トビシマカンゾウ





エジミソハギ





ウツボグサ





ノカンゾウ、まだ見頃続きです。





ツクシカラマツ





ギボウシ





アポイギキョウ





ホタルブクロ










ミヤマシャジン





ニンジンボク





最後に睡蓮池の睡蓮です。























小雨の中のアジサイ

2015-06-19 05:25:27 | 京都花めぐり

梅雨の真っ最中ですが、昨日は小雨が降る涼しい朝です。
雨のアジサイを撮影したくて、妻を誘い植物園にでかけました。
一足早く咲くヤマアジサイは見頃が過ぎ、今は西洋アジサイが見頃です。

現在咲いている西洋アジサイです。

ファーサン





ロシタ





ダンスパーテイ





アイスフォーゲル





サンセット





ムーヴ





ロート・ドロッセル





ホワイトウェーブ





ブラオーマイゼ





ブルースカイ





カステリン





ボーデンゼー





オートキュルヘン





スマイルピンク





フランビュー





ブルーダイアモンド





ブルーファニューブ





日本のガクアジサイです。

伊豆の華





テマリガクアジサイ





ガクヒメアジサイ





四季咲アジサイ





ガクアジダイ隅田の花火





ガクヒメアジサイ 花火





アジサイの花に接写してみます。










最後にアジサイ園に隣接する蓮池の蓮の花





大賀ハスも開花していますが、葉に隠れて良く撮影できません。





昨日の最高気温は24度、散策中は22,23度でしょう。
蒸し暑さはほとんどないので、汗もかか気持ちよい散策になりました。
私は植物園によく行きますが、いつも2時間ほど園内をウロウロ歩き回っています。
昨日も9時入園し、植物園をでたのは11時です。



嵐山嵯峨野散策

2015-06-18 14:38:35 | 京都めぐり

昨日、天龍寺の蓮の花を見に行ったついでに、いつもの嵐山嵯峨野めぐりをしました。

いつもの嵐山渡月橋





こころなしか、水が緩んでいるように思えます。





天龍寺を出て、いつもの竹林の道へ歩きます。
途中、竹藪のなかにひっそりと小倉百人一首文芸苑があります。
嵐山嵯峨野は古来より多くの歌人に歌を詠まれてきました。















ここにも四つの石碑と解説文が設置されています。
いくつか紹介します。




















竹林です。










小倉池





落柿舎、ますます緑に覆われて見えなくなってしまいそうです。





北嵯峨野です。
タチアオイがよく咲いています。





夏野菜のキュウリ、カボチャ花です。










するとモンシロチョウが飛んできました。





田植えが終わった嵯峨野の景色











アジサイです。











天龍寺の蓮の花が開花

2015-06-18 05:28:11 | 京都花めぐり

先日、例年より開花が早かった、植物園の蓮の花をお届けしました。
そろそろ天龍寺放生池の蓮も開花しているかもと思い、昨日朝でかけました。





放生池の蓮、開花です。
私は例年7月に訪れるのですが、やはり早いのでしょうか。
蓮の花は美しいです。


















































時間が早かった(6時半)ので、観光客がだれもいません。
庫裏も閉まっています。






















来月、毎年恒例の天龍寺暁天講座が今年も開催されます。
第一日目:7月25日(土) 、第二日目:7月26日(日) 午前6時ー8時
早朝、蓮の花を見て、お素麺を食し、名勝曹源池庭園を眺めてみてはいかがでしょうか。


法然院白砂壇

2015-06-17 05:23:48 | 京都めぐり

法然院は銀閣寺、哲学の道の近くにある浄土宗系の単立寺院です。
夏でも高い木々に覆われた参道は、薄暗いほどです。
私はここの茅葺き山門から見た白砂壇の景色が好きで、年に何度か訪れます。
ここの白砂壇の模様は季節ごとに変わります。
今回はどんな模様になっているか、想像するのも楽しいものです。





薄暗いほどの参道から見える茅葺き山門










観光客の方が山門を入っていきます。





山門から見える白砂壇の景色






今回の砂紋は水の流れだけです。
季節により、水の流れに浮かぶ梅であったり、銀杏や紅葉などに変わります。
しかしいずれにも共通するのは水の流れです。
これは水が流れると見立てた砂壇の間を通ることで、心身を清めるという意味があります。
私も気を引き締めて通ります。











本堂のほうに向かいます。





青苔がきれいです。





池に浮かぶ白い壺










本堂です。
本堂真向かいの地蔵菩薩像に手をあわせます。











青紅葉が朝陽に映えてきれいです。






法然院のすぐ近くの安楽寺です。
茅葺き山門は法然院とよく似ています。









建仁寺六月坐禅会

2015-06-16 05:23:27 | 坐禅会


毎月第二日曜日に開催される建仁寺日曜坐禅会、今回も大勢の方が参加されていました。
観光客の方々も多く、京都に来たついでに坐禅体験というわけでしょうか。





毎回、お坊様が座り方、手の組み方、驚策の受け方を説明します。
その後20分坐禅、10分休憩、20分坐禅が行われます。
禅寺ごとで坐禅の時間は異なりますが、建仁寺は短いほうです。
坐禅の後は読経(般若心経、白隠坐禅和讃)があり、それが終わると茶礼です。
茶礼の後、建仁寺管長の提唱があります。

今回の小堀管長のお話は、碧厳録57則「趙州田庫奴」です。
漢文を意訳すると以下のようになります。

僧が趙州に質問しました。
「至道無難、唯嫌揀択とありますが、揀択(れんじゃく)しないとはどういうことですか。」
趙州和尚が言います。
「天上天下唯我独尊だということだ」
すると僧がまた質問します。
「それこそ、選り好みではないでしょうか?」
それに対し趙州和尚は云った。
「この田舎者め!どこが選り好みだ!」
僧は、言葉が出なかった。

これだけだとちんぷんかんぷんです。
至道無難、唯嫌揀択とは
仏の説く道は決して難しいものではない。選り好みせずただありのままに見ればいい。
既にありのままで完璧なのに、良い悪い、美しい醜いと人が勝手に選り好みするから苦悩が生じます。
人は現実と理想の間で、どうしても矛盾したことをしてしまい、そこから迷いや苦しみが伴います。
この苦しみを逃れるには、現実を徹底的に見つめる以外になく、その現実のなかにこそ、
素晴らしいものを発見するというのが禅の教えのようです。

私は建仁寺以外にも東福寺、相国寺、南禅寺、妙心寺、天龍寺などにも参加しました。
いずれも「超二元(好き嫌い、美しい醜いなど対立する考えを越える)」について分かりやすく様々な公案を使い、お話されます。

最後にお坊様より、7月緑陰講座(7/10~12)のご案内がありました。
通常月は坐禅会は8時開始ですが、来月は6時半開始です。
坐禅の後、著名人の方のお話があります。
私は3日間は無理ですが、可能な限り参加するようにしています。
3日目は管長のお話があり、その後参加者に禅寺の朝食(粥)が振る舞われます。
これが終わり、四条烏丸に行きますと祇園祭の鉾建てが始まっています。
祇園祭の到来です。

建仁寺の庭園です。
私の好きな潮音庭





○△□の庭






方丈西の枯山水










茶室です。










青紅葉がきれいです。





庭園にはクチナシの花が見頃です。





方丈前庭です。





庭の紋様を作る道具です。










真如堂のアジサイ

2015-06-15 05:20:50 | 京都花めぐり

京都の紅葉の名所真如堂ですが、今の時期は青紅葉にアジサイが見頃です。

江戸時代創建の総門、通称赤門です。





参道の階段は今回も青紅葉がきれいです。










三重塔





先日お届けした本堂前の菩提樹の花がまだ続いています。
御住職がおられたのでお聞きしますと、今年は例年より開花期間が長いそうです。










菩提樹同様、お釈迦様と縁のある沙羅(夏椿)も本堂前にあります。
初花は7日と立札がありました。
でも当日は残念ながら咲いている花はみつかりませんでした。





鐘楼前のアジサイ















本堂の裏手にまわります。










本堂裏手に紫陽花園があり、見頃開始です。






































































塔頭寺院でもアジサイが楽しめます。
カシワバアジサイ






最後に一枚、朝顔です。






奥嵯峨野散策 化野念仏寺

2015-06-14 05:37:58 | 2015青もみじ


梅雨の中休み、奥嵯峨野散策に行ってきました。
久しぶりに化野念仏寺の景色を見たくなりました。
いつも変わらない青苔、青竹、青紅葉の世界がそこにはありました。











化野念仏寺の参道を上がります。





受付を過ぎると目に入る緑の景色
































化野念仏寺の供養塔





竹林の道





青竹の緑も濃くなっています。















化野念仏寺から嵯峨野鳥居本の茶屋です。














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今年はどうしたことでしょう、もう蓮の花がだいぶ咲いています。

2015-06-13 05:20:42 | 京都花めぐり

先日、蓮の花開花の記事をお届けしたところ、読者の皆様より「ずいぶん早いです」と、御感想をいただきました。
私もそう思います。先月の異常な暑さの影響でしょうか。

一昨日再度京都府立植物園を訪れると、前回より蓮の花の開花がだいぶ増えていました。
ちょうど蓮池で植物園の方が作業をされていましたので、お聞きしてみました。

今年は例年よりずいぶん早いそうです。

昨年は一番最初に咲いた蓮の花の「初花」が今頃だったそうですが、
今年はもうすでに数多くの蓮の花が咲いています。


あじさい園に隣接する蓮池の蓮も開花です。





蓮の花の多くは、四季彩の丘エリアです。











































































































































いかがでしたでしょうか。
まだ梅雨入りしてそれほど日が経っていないのに、これほど咲いています。
それにいても蓮の花は美しいですね。








今の季節の花

2015-06-12 15:28:30 | 京都花めぐり

昨日植物園(6/11)で撮影した、今の季節の花です。

まずは菩提樹です。
北山門から入り、生態園の入口に菩提樹(シナノキ)があります。
ここの菩提樹の開花は少し遅く、当日はまだ見頃でした。
ふくよかな香りが鼻腔を刺激します。














生態園で咲いていた野草です。

ノカンゾウがあちこちで見頃です。





コモチマンネングサ





ツクシカラマツ





ササユリがまだ残っています。










ヤマブキソウ四季咲き





マツモトセンノウ





キンギンボクの実





ハナカイソウ





温室の前、鉢植えですがジャカランダの花がまだ咲いています。





トケイソウ











四季彩の丘付近の花

ホタルブクロ、生態園でも咲いています。




ハンゲショウ





イモカタバミ





サフランモドキ





トウキササケ









昨日のヤマアジサイ、ガクアジサイ、西洋アジサイ

2015-06-12 05:27:13 | 京都花めぐり

京都府立植物園のあじさい園には、180種2,500株が植栽されています。
京都も先日梅雨入りし、ヤマアジサイやガクアジサイの見頃が続き、
西洋アジサイも見頃を迎えつつあります。
撮影に訪れるカメラマンも非常に多くなりました。
昨日のあじさい園の状況をお届けします。

ヤマアジサイ





ガクアジサイ・オオベニガク





天城甘茶





美山八重紫





クロヒメヤマアジサイ





テマリガクアジサイ





丹後ナデシコヤマアジサイ





ガクアジサイ白鳥





ナデシコガクアジサイ





モモイロバナガクアジサイ





六甲八重テマリ




四季咲ヒメアジサイ





ガクヒメアジサイ先祖返り





ヤマアジサイ ベニガク





マキノヒメアジサイ





ガクアジサイ花火




ガクアジサイ隅田の花火





ガクアジサイ城ヶ崎






八重甘茶





ベニヤマアジサイ





清澄沢アジサイ





コアマチャ





シロハナヤマアジサイ





次は西洋アジサイです。





ロゼア





ジョセフバンクス





ピクシー桂の銀河





西洋アジサイ チコノ





西洋アジサイ ザ・クリスマス





西洋アジサイ アナベル





ブルーダイヤモンド





モスリーン





インマクラター





グリュンヘルツ





フランビュー





オートキュルヘン





カステリン





ボーデンゼー





ロートドロッセル





マスジャ





ダンスパーテイ





サンセット





クラウンホワイト





ホワイトウエーブ




カシワバアジサイ










『三輪晁勢ー色彩の歓喜ー』堂本印象美術館

2015-06-11 15:16:35 | 美術・博物館


堂本印象美術館で特別企画展、『三輪晁勢ー色彩の歓喜ー』が開催されています。 三輪晁勢の作品は、鮮やかな色彩表現が多く、私の好きな画家です。





美術館のホームページで 三輪晁勢が紹介されていました。

「1901年(明治34)新潟県に生まれた三輪晁勢は、日本画家堂本印象の一番弟子です。
1921年に京都市立美術工芸学校に入学し、上村松篁、麻田辨自、池田遙邨らとともに日本画を学んでいます。
1927年(昭和2)の第8回帝展に《東山》が初入選、第12回展で《春丘》および第15回展で《舟造 る砂丘》が特選となり、晁勢は新進気鋭の作家として注目されました。戦後は、
師印象の影響を受けながらも、鮮やかな色彩で独創的な抽象表現を試み、 1961年(昭和36)には《朱柱》で芸術院賞を受賞しました。その後も鋭い観察力と独自の色彩感覚によって花鳥や風景、人物などを描き、 日本画壇に大きな足跡を残しました。」





今回の展示会は、日本画と水彩画、挿絵などを合わせた約120点が展示されています。
三輪晁勢回顧展は34年ぶりだそうです。

『美の京都遺産』という番組でも紹介されていました。
その画像ですが、紹介させていただきまます。


柘榴





舟造る砂丘





海女





丘の家





木屋町の家





古庫





朱柱





泳影





桜の小径 吉野





蓼科高原にて





養老緑水





寒風松原湖





春風吉野





私は個人的には水彩画が気に入りました。
日本画と違い重ね塗りが難しいのですが、明るく鮮やかな色使いには驚かされます。
画像はないですが、アジサイの作品はとても良かったです。



智積院のアジサイ見頃開始

2015-06-11 05:24:09 | 京都花めぐり

四季を通して訪れる東山七条の 真言宗智山派総本山智積院、アジサイが見頃開始です。
アジサイは金堂の裏手にあります。
昨日の開花状況をお届けします。

















アジサイの中にある真花






































金堂の横にある蓮池のまわりに沙羅(夏椿)が植樹され、今開花中です。
















睡蓮も咲いています。






境内のクチナシも見頃です。





金堂前の参道脇に植えられているキキョウも開花しました。










梅雨入りし、青苔、青紅葉もきれいになってきました。

























枇杷を啄むムクドリ

2015-06-10 14:45:46 | 京都花めぐり

近所に大きな枇杷の木があり、たわわに果実をつけています。
朝早くからたくさんの野鳥が飛んできては、鳴き声を発し賑やかです。
ムクドリとスズメは確認できます。
琵琶の木に止まって果実を啄んだと思ったら、すぐ飛び立ちなかなか撮影できません。
それでもズームでなんとか撮影できました。


枇杷を啄むムクドリです。