京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

日本近代洋画『建造物描く』 京都近代美術館

2020-04-25 19:20:02 | 美術・博物館


以下の投稿は京都近代美術館2019年度 第6回コレクション展( 2020.01.04 - 03.01 )で撮影したものです。
いずれも撮影可能作品です。
現在京都近代美術館はコロナで臨時休館中です。

『建造物描く』

以下美術館HPより
『ニーノ・カルーソの陶芸には古代の建造物を想起させる形象がありますが、一般に、建築は人間のあらゆる活動に不可欠であり、ゆえにそれを絵画や工芸に表すことも古来よく行われてきました。  
日本でも、縄文時代には既に家形の石製品があったようです。
弥生時代には土器や銅鐸に建築の文様が刻まれ、古墳時代には家形の埴輪が作られました。以後、古代から近世まで仏画や物語絵、山水図、都市景観図等、様々な画題に建造物が表現されてきました。  
近代以降の絵画、特に洋画(油彩画、水彩画)においては、風俗画としての要素を排して建造物そのものを描くことが多くなりました。
それはもともとは外国人観光客のための土産物として名所の景色を描くところから始まったようですが、やがて、まるで静物画や肖像画を制作するかのように、建物や街並を見詰め直して表現しようとする画家たちが出てきたわけです。
駅や工場、ダム、高架、鉄橋のような近代の技術による新たな景観の出現も、画家たちの意欲をかき立てました。  
ここでは当館所蔵の日本近代洋画の中から、いろいろな建造物を表現した様々な作品を展示しています。
物語絵のような要素をもった作品から、建物そのものを見詰めた作品、さらには建物を通して空間と時間の奥行を象徴させようとした作品、異国の建物や街並を描いた作品、そして近代の新たな景観を捉えた作品まで、多彩な表現があるところをご覧いただけることでしょう。』


伊藤快彦 1867‒1942 護良親王之図c. 1898-99





浅井 忠 1856‒1907 堂内 1879





神阪松涛 1882‒1954 南禅寺門前 明治末





須田国太郎 1891‒1961 唐招提寺礼堂  1933





須田国太郎 1891‒1961 校倉(乙)1943





須田国太郎 1891‒1961 アーヴィラ 1920





安井曽太郎 1888‒1955 田舎の寺 1909





梅原龍三郎 1888‒1986 雲中天壇 1939





岡 鹿之助 1898‒1978 山麓 1914





三井文二 1893‒1958 京都疏水ダム 1929





川端弥之助 1893‒1981 京都駅





牛島憲之 1900‒1997 街 1956





牛島憲之 1900‒1997 晩春 1954





野田英夫 1908‒1939 風景 1937





松本竣介 1912‒1948 Y市の橋 1946










そろそろ鳥羽の藤の見頃では

2020-04-25 06:16:38 | 2020 花


そろそろ鳥羽の藤が見頃でしょうか。
この何年かは鳥羽水環境保全センターの一般公開に足を運んでいました。
ここは京都市の下水処理施設で、公開エリア(975㎡)には3品種37本の見事な藤が植えられています。市民に親しまれた「藤の花の名所」です。
今年は新型コロナウィルスの発生で、公開(4/25ー28)が中止になってしまいました。
残念ですが致しかたありません。
感染の収束を願いながら、鳥羽の藤に想いを馳せます。

昨年の公開










































シロフジ











蹴上のツツジの一般公開も中止になりました。
毎年春になれば当たり前のように、桜、藤、ツツジと楽しんきましたが、来年はどうなるでしょうか。
新型コロナのワクチンが開発され、人類がこのウィルスと共存できるまでは、現在のような3密を避ける日々は続くかもしれません。
またいつものように花見ができるまで頑張ります。