京都も軽症者ホテル 京町屋下京(41)中*家、林英雄(株)、不明、御旅宿月屋、染工房遊、三宅仏具店、お宿花 2020-04-15 05:33:08 | 京都の町 町屋・建造物 京都もやっとコロナウイルスの軽症者を受け入れるホテルを本日15日から始めることになりました。 京都のコロナ専用病床は150床しかなく、13日で156人が入院、もしくは待機所者でした。 昨日の知事記者会見で京都御所に面する「京都平安ホテル」の部屋を最大68室借り上げると発表しました。 軽症や症状がない人、症状が改善してきた人を対象とし、看護師1人が24時間態勢で常駐、必要に応じ医師を派遣するそうです。 さらに900床をめどに宿泊施設を募集するというものです。 遅ればせながら具体的に進みだしたのはうれしいニュースです。 大阪は対応が早いです。 昨日市長が記者会見し、酸素吸入などが必要なコロナ中等症の患者を専門に受け入れる病院を整備するそうです。 大阪市立十三市民病院で、現在入院している患者は周辺病院に転院していただくということです。 また市長は「医療現場ではマスクや防護服が足りなくなっていて、防護服の代わりにゴミ袋をかぶって治療にあたっている状態だ。家庭に新品の雨がっぱがある人は府や市に連絡をいただきたい」と呼びかけました。 ここまで深刻な医療現場の状況に驚くと同時に、私たちも危機感の共有が必要と思いました。 京都の町屋下京区、第41回です。 撮影はコロナウィルス発生前です。 中*家 林英雄(株)各種風呂敷製造 不明(表札なし) 御旅宿月屋 染工房遊 三宅仏具店 お宿花 京町屋外観の特徴 屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。 横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。 格子 戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。 家の商いや家主の好みでデザインが異なります。 上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。 ばったり床几 元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。 ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。 虫籠窓 表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。 防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。 犬矢来 竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。 直線的な町屋の表情を和らげてくれます。 駒寄 家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。 意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。 鍾馗 厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。