今月7日に、市民グループ・小田原の市政を見つめる会から講演依頼を頂きました。テーマは「市政について」ということでした。
現市政についてということですから、市政をどのように見ているのか、このようなことをお話すればよいと思い、私なりに思っていることをお話させていただきました。
9時開始という早朝からの集まりでしたが、みなさん時間までに集まってこられて、その熱心さにまず頭が下がる思いでした。日頃から市政について様々な切り口から、ディスカッションされている様子が伺われましたが、その日の運営の様子からすっかりこうした取組みが定着されているように思いました。
現市政の特徴等を捉えるには予算、決算を見るのが一番です。そう申し上げながら守屋輝彦市長となり初めての予算となる、2021年度予算について予算概要・ダイジェスト版に沿ってお話し、都度補足を行い話を進めました。
コロナ禍における市民生活を支える施策は当然ですが、何と言いましても特徴として挙げられるのは、2030ロードマップの先導的に4つの領域について、推進エンジンとして公民連携、デジタル技術の活用を進めていくということです。スーパーシティ構想についてもお話しました。
公民連携・デジタル技術の活用、スーパーシティー構想は便利になる反面、個人情報が本当に守られるのか、情報の一元化そのものに危惧を抱くが、これまでに守られるという確信を抱いたことがないだけに課題は大きいと考える。
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/global-image/units/481382/1-20210422172926.pdf
質疑応答では市立病院の新病院建設について今どうなっているのか、届くのが遅かった選挙公報や投票券について、政策監は何をしているのか等出されました。そこで思ったのは、公民連携やデジタル技術の活用によって、どのようなまちづくりが進められようとしているのか、浸透されていないと感じたことです。
その2021年度予算に沿っての市政運営も残すところ約5か月です。市民本位の市政となることができるのかどうか、市政に注目する市民の方たちの熱心さにどれだけ応えることができるのかどうかということです。
今後も市政について多くの方と語り合いたいと思っています。