りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

消防広域化の周知について

2012年08月28日 | *市*議*会*

 今月の22日に総務常任委員会がありました。消防の広域化の決定についてなどが議題になりました。小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町の2市5町で、消防の広域化を行なうのですが、小田原市消防に南足柄市など上郡1市5町が事務委託をするというのが、この消防広域化の形です。

 全国でもまれに見る大掛かりな消防による事務の委託化になると思います。先月の17日に規約締結式が行なわれ、報告には各首長が消防事務の委託に係わる規約への署名により、その実施を決定したとありました。広域化実施日は平成25年3月31日ということです。

 今後は広域化実施に向けて、広報の実施、職員への周知、職員研修の実施、記念式典の開催をしていくとのことです。積極的な広報を行なって2市5町の住民への周知に努めるとありました。どのような周知をするのかというと、パンフレットを作成し12万部を新聞折り込み等により配布するなどということでした。

 そこで、決まってからの周知もよいが、決まる前のこれまではどうだったのかそこがとても疑問に思ったのです。委員会ではその点を聞きました。すると返ってきた答えがそうたいしてやってきたという答えではなかったので、これでこのまま住民への周知とはどのようなことになるのか、さらに疑問に思ったのです。

 かつて市町村合併に関する住民への周知をしてきた時には、何かバラ色のイメージがパンフレットに示されていた感が強く感じられたのと、開催された住民説明会でも参加者からそのような感想が出されていたように思いました。でもこの時は住民説明会を行なってきたので、それに関しては良かったと思っています。

 市町村合併とはちがうが、何よりも最優先すべき住民の命と財産を守るという、消防が2市5町一体となって大きくなるわけだ。消防広域化についても、住民への周知は住民の生の声を聞くことができる、住民説明会をぜひ開催していくべきだと思っています。