りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

障がい者の方たちの願いを形にして!!

2012年05月12日 | いま国会では・・・

 先日国会に行って来られてという障がい者の方にお会いしました「骨格提言を尊重した障害者総合福祉法制定を」ということで、この要請行動に参加されたとのことです。障害者総合支援法については、法案審議に向けて、政府諮問機関の下で、障がい者・当事者が参加して取りまとめられました。しかしこの提言が活かされないことに、全国から怒りが渦巻いています。そして多くの市町村議会では国に向けた意見書が(4月16日時点で12県8政令指定都市、166市町村議会)ぞくぞく可決されてきています。

 小田原市議会でも「障害者制度改革推進会議総合福祉部会の骨格提言を尊重した、障害者総合福祉法の制定を求める意見書」が、先の3月定例会で可決されました。

 国会前では連日障がい者の方たちが、次の参院での徹底審議を求める行動を展開しているわけですが、中には重度の障がい者の方もいらっしゃて、こうした行動にはいつも励まされるというか、本当に頭が下がる思いです。私は、現行の障害者自立支援法を廃止して、これに変わる法律をつくる目的で今回の法案に対する議論が積み重ねられてきたものと理解をしていました。政府民主党も09年の総選挙時には自立支援法の廃止を掲げていましたので、非常に期待をしていたのです。それなのに・・・

  障害者自立支援法は、原則1割の応益負担による重い負担増のために、施設や在宅サービスの利用を断念したり、抑制する利用者が相次いでいる状況だといいます。事業所も職員の労働条件の切り下げをしているなどということで、この法ができたときから大問題だと思っていました。今の政府案のままでいくと法案のベースは変わらず、現行の自立支援法の1部改正程度となって、ネックの応益負担がなくならないなど、問題が残されたままです。ぜひ障がい者の方やそのご家族のために、本当の意味での支援となるように、障害者自立支援法の廃止と障害者総合福祉法の骨格提言の尊重をと思います。     

                                ~ 庭に咲いていました~