りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

厚生文教常任委員会では「継続」

2010年12月03日 | *市*議*会*

 昨日は厚生文教常任委員会を傍聴しました。「史跡小田原城跡本丸・二の丸植栽管理計画」の白紙撤回を求める陳情書について審査がありました。これは継続審査となっていたものです。

 原田敏司市議は①御用米曲輪の史跡整備と計画の土塁にあるクスノキについては専門部会で検討するのか②ここは近隣の住民や旭丘高校へ影響を及ぼす可能性を秘めている。まちづくりや教育という側面からも深く掘り下げて検討すべきではないか③近隣住民や旭丘高校への十分な説明や協議は現状どうなっているのか④合意形成なく計画を強行することは許されないと思うが、その点をどのように考えているのか質問しました。

 また、⑤庁内の連携に関して、樹木の一元管理の必要性についてどのように考えているのか⑥専門部会の傍聴は先着20人というようなことでなく広い会場で、完全に公開とすべきではないか⑦専門部会と市民との間でキャッチボールをしながら良いものに仕上げて行きたいと提案されていたと理解しているがそういうことでよいのか、などと以上質問しました。

 答弁は、御用米曲輪のクスノキについては専門部会で検討し、基本的にはまちづくりや教育といった側面からの検討もしていく。近隣住民や旭丘高校には説明をしてきたが、今後も説明と協議はしていくということだったと思います。そして大事な合意形成はしていくとあり、城址公園の樹木の一元管理は必要。城址公園現地での専門部会開催となるので、どのようにできるのかだがなるべく多くの傍聴ができるようにしていく。専門部会と市民とのキャッチボールと言う点についてもそのように行っていくと言うことだったと思います。

 そして原田市議は、市民の理解を得るための努力を尽くさなければ、いくら専門部会で一本一本検討するといっても形式に過ぎないと言う不信感が生まれてくる。市民あっての行政なので、ぜひ市民と一緒にすばらしい植栽に仕上げていく必要があると意見を述べました。

 また、陳情については前回の委員会で述べたように植栽管理計画が300本伐採する計画と断定するのは無理があり賛成しかねるが、かといって緑を大切にすべきだとする思いは同じである。陳情をぜひ一旦取り下げ、正確に表現し白紙撤回ということでなく、見直し等に変えていただき出直していただきたいと求めました。陳情に対する態度表明は「継続」としました。

 他の委員さんからも白紙撤回にすると専門部会が生きない。流れが変わったので考えを改めてほしいなどと継続を求める意見と態度表明が多数を占めました。不採択とした委員さんからは白紙撤回では先に決まった専門部会開催経費との整合性がとれないなどといった意見が出されていました。結果、委員会では「継続審査」となりこのあと本会議に持ち込まれます。

コメント (2)
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