りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

自衛隊の給油活動について思う

2008年10月23日 | 戦争をする国にさせない

 衆議院で新テロ特措法延長案が通ってしまいました。なんてことなんだろうと非常に残念に思います。なぜ憲法に違反しているこうした提案が通ってしまうのか、国会はちゃんと機能しているんだろうか、どうなっているのかと、どこか日本っていう国の危うさを感じました。

 新テロ特措法延長案は来年の1月15日で期限切れとなる同法の延長をするためのもので、最終的に提案が通るとインド洋沖での海上自衛隊による米艦船などへの給油活動がまだまだ続くということになります。

 アフガニスタンでは年々空爆などによって多くの人が犠牲になっているといいます。先日のテレビの国会中継を見ていて日本共産党の赤嶺議員の質問によってそのことがよく分かりました。罪もない民間人の多くの人が命を落としたり大変なケガをしている。テロを撲滅するといっているけどその前にアフガニスタンの国民が死滅してしまう、こんなことがいつまでも続いていていいわけがないと痛感させられるのでした。

 米艦船に給油して、油を得た戦闘機はアフガニスタンに空爆を行う。空爆によってたくさんの人が犠牲となる。海上自衛隊がしていることは戦争支援の何ものでもないと改めて思ったのです。提案に日本共産党は反対しました。

 麻生首相は「各国が軍を増派するときに日本だけが撤退する選択肢はない」と言います。
多くの犠牲者が出ているというのにこれが自衛隊派兵の根拠なのかと失望するのでした。なぜ憲法9条を踏みにじってまで米艦船などに給油しなければならないのか、9条の精神にしっかりと立つべきだと思いました。